川越市では太陽光発電・蓄電池に対して「住宅用脱炭素化設備等導入奨励金」を交付しています。

- 太陽光発電設備:3万円(一律)
- 蓄電池:3万円(一律)
川越市の太陽光発電補助金を受けるには、蓄電池かV2Hとの同時設定が必須です。
また新築住宅は対象外となっており、既存住宅の方のみしか補助金を受けられません。
この記事では川越市の太陽光発電・蓄電池の補助金制度の概要や申請方法、川越市で太陽光発電を導入するメリット・デメリットを解説します。

補助金を使ってお得に太陽光発電や蓄電池を導入したいとお考えの方は、ぜひ最後までチェックしてください!
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【2025年最新】川越市の太陽光発電補助金
ここでは川越市の補助金額や申請受付期間、対象者の要件などについて、詳しく解説します。
補助対象設備と補助金額
- 太陽光発電設備:3万円(一律)
設置容量は3kW以上 - 蓄電池:3万円(一律)
公称容量が4kWh以上
太陽光発電システムは、既存住宅への設置が条件で、蓄電池かV2H充放電設備を同時に設置する場合に限り、補助金の申請が可能です。
また低圧配電線と連系し、電力会社との間で余剰電力の売電契約を締結する必要があります。(全量売電は対象外)
補助金の申請受付期間
前期
- 申請受付期間:令和7年9月2日(火)〜9月25日(木)
- 対象工事期間:令和7年4月1日〜9月30日
後期
- 対象工事期間:令和7年4月1日〜令和8年2月28日
- 申請受付期間:令和8年1月8日(木)〜1月30日(金)
川越市の補助金は、年に2回(前期・後期)に分けて申請できます。どちらも工事が終わってから申請する「事後申請制」です。
申請書類は、期間内必着です。提出が遅れると受付してもらえないので、余裕をもって準備しましょう。
補助対象者の要件
- 川越市内の自宅に設備を設置して住んでいる人
- 川越市内に自宅を新築し、設備を設置した人
- 設備付きの住宅を購入し、引き渡しを受けた人
- ZEHを建築または改修した人
- ZEH基準を満たす新築住宅を購入し、引き渡しを受けた人
- 申請時点で川越市に住民登録がある人
- 市税に滞納がない人
- 同じ設備で過去に補助金を受けていない人(世帯単位)
- 同じ設備について他の川越市の補助制度を使っていない人(世帯単位)
- 令和7年11月28日(金)までに実績報告書を提出できる人
上記をすべて満たしていることが、補助金を申請するための必須条件です。
補助の対象となるのは、自らが居住するための個人住宅に限られます。賃貸住宅や法人名義の建物は対象外です。また、転居前や空き家の状態で設置した設備についても補助の対象にはなりません。
補助金の交付は世帯単位で管理されており、過去に同じ設備で補助を受けた場合や、川越市の他制度を併用している場合は対象外となります。
施工完了の期限
令和7年4月1日(火曜)から令和7年9月30日(火曜)
「施工完了」とは、工事が終わった日ではなく、支払い証明書の日付または工事完了証明書の日付のうち、遅い方の日付で判断されます。
そのため、設置後の支払いが遅れたり、書類の準備に時間がかかったりしても、9月30日までに必要書類が整っていなければ補助対象外となる可能性があります。
スケジュールには余裕を持って、早めに工事を完了し、必要書類の準備も併せて進めておくことをおすすめします。
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川越市の太陽光発電補助金申請方法

補助金を確実に受け取るには、適切な手順で申請を行うことが重要です。ここでは、川越市の補助金申請の流れや必要書類について、詳しく紹介します。
申請方法

-
STEP1システムの設置・購入補助対象設備(太陽光発電・蓄電池など)を設置または購入します。建売住宅の場合は、引渡しを受けてから申請可能です。
-
STEP2申請書類一式を提出工事完了後に申請書類を準備し、川越市環境政策課へ提出します。
※9月中に完了予定の工事であれば、完了前の申請も可能です。 -
STEP3抽選と交付決定申請が予算を超えた場合は抽選が行われ、当選者には交付決定通知書が発行されます。
-
STEP4実績報告書の提出令和7年11月28日(金)17:15までに、工事完了を証明する書類や領収書とともに、実績報告書を提出します。
-
STEP5指定口座へ振込実績報告書が受理されてから約2か月後、申請者本人名義の口座に奨励金が振り込まれます。
申請書類は、以下の方法で提出できます。
- 川越市電子申請届出サービス
市ホームページ上のリンクからアクセスして申請
※電子申請のリンクは申請受付期間中のみ開設されます。 - 市役所環境政策課へ直接持参
川越市役所本庁舎5階の環境政策課窓口に書類を持参して提出 - 市役所環境政策課宛に郵送
簡易書留またはレターパックプラスを利用して郵送
必要書類
川越市では、補助金申請時と実績報告時の2回、書類を提出するタイミングがあります。
それぞれのタイミングで必要な書類をまとめたので、チェックしてみてください。
申請時の必要書類
補助金申請時に必要な書類は、以下のとおりです。
- 申請書(A)様式第1号
- 委任状(電子申請で代理人を設定する場合のみ)
- 工事請負契約書・売買契約書・見積書の写し
※機器のメーカー名、型式、数量、設置費用など内訳が明記されたもの
申請時の必要書類をチェックできる様式が川越市の公式サイトで用意されているので、ぜひ活用しましょう。
実績報告時の必要書類
- 実績報告書(様式第5号)
- 領収書または支払い証明書の写し
※設備ごとの金額が確認でき、日付が令和7年4月1日〜9月30日内のもの - 振込先口座情報の確認書類(通帳の写し等)
- 委任状(代理人情報が申請時と変更された場合のみ)
- 工事前の設置場所写真(既存住宅の場合)
- 工事完了日等証明書(施工業者が記入)
- 申請者の世帯全員の住民票の写し(コピー不可・発行から3か月以内)
- 納税証明請求書兼証明書(発行から1か月以内・市税全体の滞納がないことを証明)
住民票・納税証明は、川越市による調査に同意する場合は不要です。その際は交付決定後に案内される「同意書」の提出が必要です。
- 設置状態を示すカラー写真(建物全景、モジュール、パワコンなど)
- 機器の性能を証する書類(出力対比表、パンフレットの写しなど)
- 電力受給契約書の写し(例:「接続契約のご案内」など)
- 蓄電池やV2Hと連系していることを確認できる書類(モニター画面の写真または配線図)
- 蓄電池本体と銘板のカラー写真
- 設置場所を示す図面(屋内外の設置位置がわかるもの)
- 太陽光発電との連系が確認できる書類
(モニター画面の写真または配線図)
写真はすべてカラーで、文字や機器の状態が明確に判別できるように撮影する必要があります。
書類に不備があると振込が遅れる場合があるので、事前に漏れがないか確認しましょう。
申請時の注意点
- 書類の記載は黒または青のボールペンで行う(消せるペンは不可)
- 文字は楷書で丁寧に記入し、読みやすくする
- 訂正は二重取り消し線で行い、修正液・修正テープは使用不可
- 書類提出後の返却は不可(コピーを取ってから提出)
- 写真はすべてカラーで撮影し、設置状況がわかるものを添付
- 銘板などの文字がはっきり読み取れるよう鮮明な写真を用意
- 代理人が申請する場合は、申請書の代理人欄に記載・署名が必要
申請書や添付書類に不備があると受け付けてもらえません。ボールペンの種類や修正方法など、細かな指定を守って正確に記入してください。
写真は設備の設置状況がはっきりわかるよう、鮮明なカラー画像を添付し、提出前に控えを必ず保存しておきましょう。
埼玉県や国の補助金と併用できる?

川越市の補助金は、埼玉県や国の補助金と併用できます。ただし国と埼玉県の補助金は併用できません。
補助金の種類 | 川越市補助金との併用 | 国補助金との併用 |
---|---|---|
川越市補助金 | - | ○ |
埼玉県補助金 | ○ | × |
国補助金 | ○ | - |
川越市の補助金と併用できる埼玉県の補助金
- 太陽光発電設備:7万円/kW(上限35万円)
- 蓄電池:10万円(一律)
埼玉県の補助金は、令和7年5月26日(月)から募集が開始されており、6月時点で予算の残りは24%ほどとなっています。
太陽光発電の補助を受けるには、以下の要件を満たしている必要があります。
- 太陽光発電設備は、系統連系され、発電量の30%以上を自家消費すること
- FIT(固定価格買取制度)認定を受けない
- 太陽光発電と蓄電池をセットで導入する必要がある
FIT認定を受けたいと考えている方や、蓄電池の導入を検討していない方は、埼玉県の補助金は向いていないかもしれません。
認定事業者以外に工事を依頼してしまうと、補助の対象外となってしまうので注意が必要です。
また予算の残りがかなり少なくなってきているので、申請を検討している方は早めに手続きを進めましょう。
埼玉県の補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
川越市の補助金と併用できる国の補助金
川越市の補助金と併用できる国の補助金には、「DR補助金」というものがあります。
DR補助金は、国(経済産業省)が実施する家庭用蓄電池導入支援事業で、ピーク時の電力需要を抑える「デマンドレスポンス(DR)」に対応した蓄電池の導入に対して補助金が支給されます。個人での申請はできず、販売事業者を通じて申請します。
- 補助金額:蓄電容量 × 3.7万円/kWhまたは機器代+工事費の1/3(いずれか低い額)
- 上限額:最大60万円
- 対象機器:SII(環境共創イニシアチブ)に登録されたDR対応蓄電池
- 申請期間:2025年4月中旬〜12月5日
- 要件:新品であること/目標価格13.5万円/kWh(税抜)以下/設置前に契約・設置していないこと
この補助金は、川越市の補助制度と併用可能ですが、他の国の補助制度とは併用できません。
またこちらの補助金も予算の残りがかなり少なくなっているので、早めに申請を行う必要があります。
DR補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
川越市で太陽光発電設備を導入するメリット

川越市で太陽光発電を導入することには、多くのメリットがあります。ここでは具体的なメリットを紹介します。
申請は抽選制だから焦らず準備できる
川越市の補助金制度は、受付期間内であれば申請順ではなく、抽選によって交付対象者が決定されます。
予算を上回る申請があった場合は、抽選で当選・落選が決まり、結果は全員に郵送で通知されます。
補欠対象も抽選で決まるため、最後までチャンスがあります。
カーポートへの設置でも補助が受けられる
太陽光発電システムや蓄電池を設置する場所は、住宅の屋根だけでなくカーポートでも対象となります。
ただし、カーポートへの設置には建築確認申請が必要なので、事前に市の建築指導課に確認しましょう。適切な手続きが行われていないと、補助金の対象外となります。
電気代を大きく節約できる
太陽光発電を導入することで、日中に使う電気を自家発電でまかなえるため、電力会社からの購入量を減らすことができます。
さらに蓄電池を併用すれば、昼間に発電した電気を夜間に使うことも可能になり、1日を通して効率よく電力を活用できます。
川越市で太陽光発電を導入するデメリット

ここでは、導入前に押さえておきたいデメリットについて説明します。
新築住宅は補助の対象外
川越市の補助金は、新築時に設備を同時導入するケースは補助の対象外となっています。
新築住宅への設置を検討している場合は、他の支援制度を併せて検討する必要があります。
申請しても必ず補助が受けられるわけではない
前述しましたが、川越市の補助金は先着順ではなく、受付期間終了後に抽選が行われる仕組みです。
そのため申請条件を満たしていても、予算を超えた場合は抽選に外れる可能性があります。
また、当選しても必要書類の不備や提出期限を過ぎた場合などは、交付が取り消されることもあるため、注意が必要です。
施工業者によって費用に差が出る
太陽光発電の設置費用は、同じ設備でも施工業者によって大きく異なる場合があります。
太陽光発電の導入を検討する際は、複数社から見積もりを取り、内容をしっかり比較することが重要です。
複数社から見積もりを取得する際は、「エコエネ」のような一括見積もりサイトの利用がおすすめです。
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川越市の太陽光発電補助金まとめ

川越市では、太陽光発電と蓄電池の導入に対し「住宅用脱炭素化設備等導入奨励金」を交付しています。
- 太陽光発電設備:3万円(一律)
- 蓄電池:3万円(一律)
補助制度は年に2回あり、工事が終わったあとに申請する「事後申請制」です。
申請は先着順ではなく、受付期間が終わってから抽選で対象者が決まります。余裕を持って準備できる一方で、当選しなければ補助を受けられないこともあります。
川越市の補助金は、埼玉県や国の制度と併用することで費用の負担を大きく減らせます。
ただし、各制度にはそれぞれ条件があります。たとえば、売電制度を利用しないことや、一定の電気を自家消費すること、指定の業者に依頼することなどです。制度を併用する場合は、事前に条件をよく確認しておく必要があります。

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