「兵庫県では太陽光発電や蓄電池に補助金が出るの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、兵庫県には県単位の制度はありませんが、市町村ごとに手厚い補助金制度が用意されています。
この記事では、2025年最新情報をもとに、兵庫県内の各自治体の補助金内容や申請条件をわかりやすく紹介します。
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兵庫県には太陽光発電・蓄電池の補助金はある?
兵庫県では、2025年7月時点において県全体で実施されている太陽光発電や蓄電池に対する補助金制度はありません。
太陽光発電の導入を検討している方は、まずは自分の住んでいる自治体の補助金制度の有無と内容を確認する必要があります。
そのうえで、補助金の対象となる設備や申請のタイミングを把握し、工事前の事前申請が必要かどうかなど、制度の条件に沿って準備を進めましょう。

後悔しないためにも、複数業者から見積もりを取り、補助制度と合わせて最適なプランを比較しましょう。
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兵庫県内の自治体ごとの補助金制度

兵庫県には独自の補助金はありませんが、自治体によっては独自の補助金は用意されています。
太陽光発電・蓄電池に対して、補助金を交付している自治体を以下にまとめました。
自治体 | 太陽光発電補助金 | 蓄電池補助金 | 申請期間 |
---|---|---|---|
芦屋市 | 7万円/kW (上限35万円) | 工事費込み価格の1/3 (上限28万円) | 2025年6月中旬~ 2025年12月31日 |
宝塚市 | 7万円/kW | 助成対象経費の1/3 | 2025年6月26日~ 2026年1月30日 |
高砂市 | 2万円/kW (上限5万円) | 5万円(一律) | 2025年4月14日~ 2026年3月31日 |
稲美町 | 3万円(一律) | 3万円(一律) | 2025年4月1日~ 2026年3月31日 |
明石市 | 【既存住宅】 3kW未満:5万円 3kW以上:10万円 【新築住宅】 太陽光+蓄電池:10万円 | 8万円(一律) | 2025年7月1日~ 2025年10月31日 |
加古川市 | 14万円/kW (上限42万円) | なし | 2025年4月1日~ 2026年3月31日 |
芦屋市の太陽光発電補助金
- 太陽光発電設備:7万円/kW(上限35万円)
- 蓄電池設備:工事費込み価格の1/3(上限28万円)
- 申請期間:2025年6月中旬〜12月31日まで
太陽光発電と蓄電池をセットで導入した場合、最大63万円の補助金が受け取れます。
芦屋市では「事前申請制」を採用しており、交付決定前に工事を始めてしまうと補助対象外になります。
補助対象は市内に設置する新品の設備に限られ、他の補助金との併用はできません。
芦屋市の太陽光発電補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
宝塚市の太陽光発電補助金
- 太陽光発電設備:7万円/kW
- 蓄電池設備:助成対象経費の1/3(15.5万円/kWh以下が対象)
- 申請期間:2025年6月26日〜2026年1月30日
宝塚市では太陽光発電・蓄電池に対して、上記の補助金が用意されています。
また、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)仕様の新築住宅を導入する場合には、55万円の補助金が別枠で交付されます。
申請は、設備導入の前でも後でも可能で、工事中のタイミングでも受け付けられるため、スケジュールに合わせて柔軟に申請できる点が特徴です。
宝塚市の太陽光発電補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
高砂市の太陽光発電補助金
- 太陽光発電設備:2万円/kW(上限5万円)
- 家庭用蓄電池システム:一律5万円
- 申請期間:2025年4月14日〜2026年3月31日
太陽光発電と蓄電池を同時に導入すれば、最大で10万円の補助が受けられます。
高砂市の補助金は先着順に受け付けられ、予算額に達した時点で受付終了となります。
申請書類は、持参・郵送・電子申請のどれでも提出可能です。
高砂市の太陽光発電補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
稲美町の太陽光発電補助金
- 太陽光発電設備:3万円(一律)
- 家庭用蓄電池システム:3万円(一律)
- 申請期間:2025年4月1日〜2026年3月31日
太陽光発電と蓄電池を両方導入した場合、最大6万円の補助金を受けることができます。
稲美町の補助金は、設備の設置完了後に申請する形式ですが、設置完了から1年以内に申請しないと補助対象外になります。
忘れないうちに、設置後はすぐに補助金の申請手続きを進めることが大切です。
稲美町の太陽光発電補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
明石市の太陽光発電補助金
【既存住宅】
- 太陽光発電設備
3kW未満:5万円(一律)
3kW以上:10万円(一律) - 家庭用蓄電池システム:8万円(一律)
【新築住宅】
- 太陽光発電+家庭用蓄電池(セット導入)10万円(一律)
- 申請期間:2025年7月1日〜2025年10月31日
既存住宅で3kW以上の太陽光発電設備+蓄電池を導入すると、最大18万円の補助金が受けられます。
明石市では既存住宅か新築住宅かによって、助成金額が異なるのが特徴です。
申請書類の提出は郵送でのみ受け付けられており、窓口への持参や電子申請には対応していません。
明石市の太陽光発電補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
加古川市の太陽光発電補助金
- 太陽光発電設備:14万円/kW(上限42万円)
- 蓄電池:補助なし
- 申請期間:申請期間:2025年4月1日〜2026年3月31日
蓄電池に対する補助金はありませんが、太陽光発電を導入するだけでも、最大42万円の補助を受けられるチャンスがあります。
現在加古川市の太陽光発電の補助金予算は上限額に達していますが、当面は事業用の予算を充当して補助を続行するようです。
工事の着工や契約は、必ず交付決定通知を受け取った後に行う必要があります。
加古川市の太陽光発電補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
兵庫県で太陽光発電を導入するメリット

兵庫県は気候に恵まれ、自治体による支援制度も充実しているため、太陽光発電の導入に適したエリアです。
ここでは、導入することで得られるメリットを紹介します。
自治体の補助金が充実している
兵庫県内では、多くの市町が太陽光発電や蓄電池の導入を補助しています。
たとえば、加古川市は最大42万円、芦屋市は最大63万円の補助金を支給しています。
日照時間が長く発電効率が高い
兵庫県の南部は晴れの日が多く、太陽光発電に適している地域です。
積雪や悪天候による影響も少ないため、安定して発電でき、設備の劣化リスクも抑えられます。
太陽光発電は寿命が長くメンテナンスが必要ない機器だと思われていますが、全く手入れをしないと劣化が早く進んでしまう恐れがあります。
太陽光発電のメンテナンスについては、以下の記事で詳しく解説しています。
災害時の電力確保に役立つ
災害などで停電が起きても、昼間は太陽光発電で電気が使えます。
「蓄電池はやめた方がいい」といった話を聞いたことある方もいるかもしれません。
以下の記事で蓄電池のメリット・デメリットを詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
兵庫県で太陽光発電を導入するデメリット

太陽光発電には多くのメリットがありますが、導入前に知っておきたい注意点もあります。
ここでは、兵庫県で設置する際に気をつけるべきポイントを紹介します。
初期費用が高い
太陽光発電の設置には、80〜150万円の費用がかかります。
蓄電池も合わせて導入すると、さらに初期費用は高額になります。
費用対効果を考えて、事前に見積もりを取り比較することが大切です。
設置場所の条件に左右される
屋根の向きや周囲の影、スペースの広さなどによって発電量が変わります。
設置後に後悔しないためには、導入前に現地調査を受けることが重要です。
売電価格が年々下がっている
太陽光発電の売電価格(FIT制度)は、開始当初の40円を超える水準から徐々に引き下げられ、2025年度には住宅用(10 kW未満)で15円/kWhとなりました。
売電価格が下落傾向にある理由は、太陽光の導入コストが下がってきた点や、制度設計の見直しなどが挙げられます。
その結果、売電による収益性だけで導入を正当化することが難しくなっており、自家消費を高める運用(蓄電池併用など)が重視される時代となっています。
売電収入を期待して太陽光発電や蓄電池を導入すると、期待した収入が得られず後悔するかもしれません。
兵庫県の太陽光発電補助金まとめ

兵庫県では、県全体としての太陽光発電や蓄電池の補助制度は実施されていませんが、複数の自治体で独自の補助制度が実施されています。
また、申請時期や対象条件も自治体ごとに異なります。
導入を検討している方は事前にしっかりと情報収集を行い、交付決定前の着工や提出期限切れなどによる申請ミスを防ぎましょう。
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