
岡山県では太陽光発電や蓄電池に補助金が出るの?
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、岡山県には県単位の制度はありませんが、市町村ごとに手厚い補助金制度が用意されています。
この記事では、2025年最新情報をもとに、岡山県内の各自治体の補助金内容や申請条件をわかりやすく紹介します。
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岡山県で太陽光発電や蓄電池に補助金は出る?
2025年現在、岡山県全体としては太陽光発電や蓄電池を対象とした補助金制度は設けられていません。
太陽光発電システムの導入を検討している方は、まずお住まいの市町村で独自の補助制度があるかどうかを確認することが重要です。
その上で、補助の対象機器や申請受付期間、工事前の手続きが必要かどうかなど、各制度のルールに沿って準備を進めていきましょう。

後悔のない選択をするためにも、複数の施工会社に見積もりを依頼し、補助制度を踏まえたうえで比較検討するのがおすすめです。
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岡山県内の自治体ごとの補助金制度

岡山県には独自の補助金はありませんが、自治体によっては独自の補助金は用意されています。
太陽光発電・蓄電池に対して、補助金を交付している自治体を以下にまとめました。
自治体 | 太陽光発電補助金 | 蓄電池補助金 | 申請期間 |
---|---|---|---|
岡山市 | 2万円/kW (上限10万円) | 1万円/kWh (上限15万円) | 2025年5月23日~2026年3月10日 |
倉敷市 | 【非FIT型】 7万円/kW (上限42万円) 【FIT/FIP認定】 2万円/kW (上限8万円) | 1万円/kWh (上限6万円) | 2025年5月15日~2026年1月31日 |
津山市 | 2万円/kW (上限25万円) | 工事費の1/10 (上限10万円) | 2025年5月1日~2026年1月30日 |
備前市 | 7万円/kW (上限49万円) | 工事費の1/2 (上限20万円) | 太陽光発電 2025年6月1日〜12月26日 蓄電池 2025年6月1日〜2026年3月2日 |
井原市 | 3万円/kW (上限12万円) | 工事費の1/10 (上限12万円) | 設置完了日から3ヶ月以内 |
新見市 | 市内業者: 2.5万円/kW (上限10万円) 市外業者: 2万円/kW (上限8万円) | 工事費の1/10 市内:上限15万円 市外:上限10万円 | 太陽光: 電力契約日から90日以内 蓄電池: 支払日から90日以内 |
笠岡市 | - | 工事費の1/10 (上限12万円) | 2025年4月1日~2026年3月31日 |
早島町(都窪郡) | 2万円/kW (上限8万円) | 工事費の1/10 (上限10万円) | 2025年4月1日~2026年3月25日 |
鏡野町(苫田郡) | - | 工事費の1/10 (上限10万円) | 2025年4月1日~2026年3月31日 |
和気町(和気郡) | 工事費の1/10 (上限15万円) | 工事費の1/10 (上限12万円) | 2025年4月1日~2026年3月31日 |
美咲町(久米郡) | - | 工事費の1/10 (上限10万円) | 1次募集: 2025年4月1日~2025年9月30日 2次募集: 2025年10月1日~2026年3月31日 |
勝央町(勝田郡) | - | 工事費の1/3 (上限15万円) | 2025年4月1日~2026年3月31日 |
奈義町(勝田郡) | - | 工事費の1/10 (上限20万円) | 2025年4月1日~2026年3月31日 |
岡山市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備:2万円/kW(上限10万円)
- 蓄電池設備:1万円/kWh(上限15万円)
- 申請期間:2025年5月23日~2026年3月10日
岡山市で太陽光発電と蓄電池を同時に設置した場合、最大25万円の補助金が受け取れます。
申請は機器導入後に行う必要があり、申請書類は郵送で提出するのが原則です。
補助金を申請するには「あっ晴れ岡山エコクラブ」への入会が必要なので、忘れないようにしましょう。
岡山市の太陽光発電補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
倉敷市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備
FIT・FIP認定あり:2万円/kW(上限8万円)
自家消費型/認定なし:7万円/kW(上限42万円) - 定置型リチウムイオン蓄電池:1万円/kWh(上限6万円)
- 申請期間
太陽光発電(FIT認定あり):令和7年4月1日〜令和8年3月31日
太陽光発電(自家消費型):令和7年5月15日〜令和8年1月30日
定置型蓄電池:令和7年4月1日〜令和8年3月31日
自家消費型の太陽光発電と蓄電池をセットで導入すると、最大48万円の補助金が受けられます。
倉敷市では、太陽光発電の自家消費型のみ申請期間が異なるので、注意が必要です。
窓口への持参・郵送・電子申請と様々な申請方法に対応しているので、ご自身に合った方法で進められます。
倉敷市の太陽光発電補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
津山市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備:5万円/kW(上限25万円)
- 定置用リチウムイオン蓄電池:補助対象経費の1/10(上限10万円)
- 申請期間:2025年5月1日~2026年1月30日
太陽光発電と蓄電池は別々の補助制度ですが、同時導入することでメリットも大きく、最大35万円の補助金が受けられます。
太陽光は工事前、蓄電池は工事後に申請する必要があるため、タイミングを誤ると補助対象外になるので注意してください。
太陽光発電を交付決定通知前に設置してしまうと、補助対象外となります。
津山市の太陽光発電補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
備前市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備:7万円/kW(上限49万円)
- 定置型リチウムイオン蓄電池:対象経費の1/2(上限20万円)
- 申請期間
太陽光発電:2025年6月1日〜12月26日
蓄電池:2025年6月1日〜2026年3月2日
備前市では太陽光発電最大49万円、蓄電池最大20万円と、他の自治体よりも高額な補助金が用意されています。
セットで導入すると、最大69万円の補助金が受けられます。
太陽光発電と蓄電池で申請期限が異なるので、その点には注意しましょう。
備前市の太陽光発電補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
井原市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電システム:3万円/kW(最大12万円)
- 定置型蓄電池:対象経費の1/10(上限15万円)
- 申請時期:2025年4月1日~2026年3月31日
井原市で太陽光発電と蓄電池を同時に設置すると、最大27万円の補助金が受けられます。
他にもV2H・エネファーム・電気自動車など様々な設備に対して補助金が用意されています。
申請は設置から3ヶ月以内にする必要があるので、スケジュール管理には注意が必要です。
井原市の太陽光発電補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
笠岡市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電:なし
- 定置用リチウムイオン蓄電池:対象経費の1/10(上限12万円)
- 申請期間:2025年4月1日~2026年3月31日
笠岡市では蓄電池に対して最大12万円の補助金を用意していますが、太陽光発電に対する補助金はありません。
補助金申請は、設置から3ヶ月以内もしくは2026年3月31日までに行う必要があります。
笠岡市の蓄電池補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
岡山県で太陽光発電を導入するメリットとは?

温暖で晴天が多い岡山県は、太陽光発電の導入にぴったりな地域です。さらに、市町村ごとに補助制度が整っており、経済的な負担を軽減できるのも魅力です。
ここでは、岡山県で太陽光発電を導入するメリットを詳しく見ていきましょう。
市町村ごとの補助制度が導入を後押し
岡山県全体では県独自の補助制度はないものの、倉敷市・岡山市・井原市など、複数の自治体が独自の補助制度を実施しています。
たとえば、倉敷市では最大42万円、岡山市では最大10万円の補助金が受けられます。
晴れの日が多く、発電効率も安定
岡山県は「晴れの国」として知られ、年間を通じて日照時間が全国トップクラスの地域です。
特に南部地域(岡山市・倉敷市周辺)では、曇天や降雪が少なく、太陽光発電の安定稼働に最適な気候が整っています。
日照時間が長いということは、年間を通じて多くの発電量を見込めるということです。
また、雪国のようにパネル上に積雪する心配がないため、メンテナンスの手間も抑えられるのも嬉しいポイントです。
万が一の停電時にも安心の備えに
地震・台風・豪雨など、災害による停電リスクは全国どこでも避けられません。
そうした緊急時にも、太陽光発電を導入していれば、昼間は自宅で電気を自給できるため、スマホの充電・冷蔵庫の稼働・照明の確保など、最低限の生活インフラを維持することが可能です。
特に小さなお子様や高齢者のいるご家庭では、防災対策としての価値も高くなるでしょう。
「蓄電池はやめた方がいい」という意見もありますが、実際にはメリットも多く存在します。
詳しくは以下の記事でわかりやすくまとめてるので、参考にしてみてください。
岡山県で太陽光発電を導入する際のデメリット

岡山県は全国的に見ても晴れの日が多く、太陽光発電に向いた地域ですが、全ての家庭にとってベストな選択とは限りません。
導入前に知っておくべき注意点を確認しておきましょう。
初期費用が高額で回収に時間がかかる
太陽光パネルや蓄電池の設置には、設備の容量や機器のグレードにもよりますが、総額で100万円〜200万円以上の出費になることも珍しくありません。
岡山県では県全体での補助制度は存在しないため、導入費用を抑えるには各市町村が実施する補助金制度を上手に活用する必要があります。
1社だけでなく複数業者から見積もりを取り、コストや保証内容を比較しましょう。
地形や周囲環境によって発電効率が左右される
岡山県は瀬戸内海に面した平野部と、県北に広がる山間部が混在する地形です。
そのため同じ岡山県内であっても、住宅の立地条件によって日照条件や発電効率に大きな差が生まれます。
たとえば、北部(新見市・津山市・真庭市など)の山間地では、冬季に日照時間が短くなったり、朝夕に山の影が長く差し込むことで、日射量が十分に確保できない場合があります。
また、隣接する高層建築や電柱・樹木などによって屋根に影がかかると、パネルの一部が発電しづらくなり、全体の出力も落ちてしまうことがあります。
屋根の方角・傾斜・周囲の遮蔽物などを総合的に確認することで、最適なパネル設置位置や台数が判断できます。
「安いから」「すぐ設置できるから」といった理由で安易に業者を選ぶと、十分な発電量が得られず後悔するケースも考えられます。

必ず複数社から提案を比較し、現地調査を行ってもらいましょう。
定期的な点検・メンテナンスが必要
太陽光パネルは20年以上の耐久性があるとされていますが、汚れや影によって発電量が目に見えないうちに低下することがあります。
鳥のフン・落ち葉・花粉などがパネル表面に残ると、出力が局所的に落ち、効率が悪化します。
長く安定した発電を続けるには、5〜10年に1回程度の点検と、必要に応じた部品交換・清掃を行うことが理想的です。
太陽光発電のメンテナンスについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
売電価格の下落により収益性が低下
以前は太陽光発電で得た電気を高値で電力会社に売る「全量売電」が主流で、売電収入で設置費用を回収するのが一般的でした。
しかし最近は、国のFIT制度(固定価格買取制度)の見直しにより、売電価格が年々引き下げられ、収益目的での導入は難しくなっています。

現在は発電した電気を家庭内で使い切る「自己消費型」の活用が主流です。
電力会社から買う電気代を抑えることで、経済的メリットを得るスタイルに変化しています。
特に、日中に在宅率の高い家庭や、電気使用量が多い共働き世帯・子育て家庭では、自己消費による節約効果が高くなります。
岡山県の太陽光発電補助金まとめ

岡山県では、県全体での補助金制度はありませんが、市や町ごとに太陽光発電や蓄電池の導入を支援する補助制度が用意されています。
たとえば、備前市では最大69万円、倉敷市では最大48万円と、高額な補助を受けられる自治体もあります。
補助金を上手に活用するには、信頼できる施工業者を見つけることが大切です。
最低でも3社以上から相見積もりを取り、価格やサービス内容を比較しましょう。

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