卒FIT後に蓄電池を導入するデメリットとは?費用・回収年数・寿命を解説!

蓄電池

太陽光発電のFIT期間が終わったらどうなる?
蓄電池を入れると本当にお得になるの?

太陽光発電のFIT期間が終了する際、このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

卒FIT後の選択肢として蓄電池の導入が注目されていますが、メリットだけでなくデメリットも正しく理解しておくことが重要です。高額な初期費用や回収期間の長さなど、導入前に知っておきたいポイントは少なくありません。

この記事では、卒FIT後に蓄電池を導入するデメリット、メリットや選び方などを詳しく解説します。蓄電池の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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太陽光発電のFIT制度について詳しく知りたい方はこちら▼

そもそも卒FITって何?知らないと損する基礎知識

卒FITの基礎知識

卒FITとは、FIT制度(固定価格買取制度)の適用期間が終了することを指します。FIT制度は再生可能エネルギーの普及を目的に始まった国の制度で、太陽光発電で作った電気を10年間、固定価格で電力会社が買い取ることを保証するものです。

この期間が終わると、売電価格が大幅に下がるため、多くの家庭が対応策を考える必要があります。

FIT制度が終わると売電価格が大幅に下がる

FIT期間中の売電価格は、制度開始当初は1kWhあたり42円と高水準でした。しかし、卒FIT後の売電価格は1kWhあたり7〜9円程度まで下落します。

たとえば、FIT期間中に1kWhあたり42円で売電していた場合、卒FIT後は8.5円になると、売電収入が約5分の1に減少してしまいます。

この価格差が「卒FIT問題」と呼ばれる理由です。売電収入に頼っていた家庭にとっては、家計への影響が避けられません。

FIT制度は2025年10月以降、売電価格に大幅な変更があります。詳しくは以下の記事をご覧ください▼

卒FIT後は売電・自家消費・売電先変更の3つから選べる

卒FIT後の選択肢は、主に3つあります。

卒FIT後の選択肢
  • 大手電力会社に売電を継続:手続き不要だが買取価格が大幅に低下
  • 新電力会社に売電先を変更:やや高めの買取価格を提示する事業者もある
  • 蓄電池を導入して自家消費:発電した電気を自宅で使い、電気代を削減

それぞれにメリット・デメリットがありますが、近年は電気代の高騰もあり、自家消費を重視する考え方が主流になっています。

何もしないと売電収入が大きく減る

卒FIT後に何も対応しなかった場合、多くの電力会社では自動的に新しい買取プランに移行されます。ただし、買取価格はFIT期間中と比べて大幅に低い水準です。

例えば、月に5,000円の売電収入があった場合、卒FIT後は1,000円程度に減少する可能性があります。年間で約5万円の収入減につながるため、事前に対策を考えておくことが重要です。

卒FIT後に蓄電池を導入するメリット

蓄電池を入れるメリット

卒FIT後に蓄電池を導入すると、売電に頼らず発電した電気を有効活用できます。ここでは、蓄電池導入のメリットを見ていきましょう。

電気代の節約につながる

蓄電池があれば、日中に発電した電気をためておき、夜間や早朝に使うことができます。電力会社から購入する電気を減らせるため、電気代の削減につながります。

電気料金は1kWhあたり30円前後が一般的です。一方、卒FIT後の売電価格は8円程度のため、売るよりも自分で使う方が経済的メリットは大きいといえます。

とくに電気使用量が多い家庭では、自家消費率を高めることで電気代の負担を大きく抑えられる可能性があります。

停電しても電気が使える

蓄電池の大きなメリットは、停電時でも電気を使える安心感です。災害時や突発的な停電が発生しても、蓄電池にためた電気で照明やスマートフォンの充電、冷蔵庫の稼働などが可能になります。

近年は台風や地震による停電リスクが高まっており、非常用電源としての価値を重視する家庭が増えています。とくに小さなお子さんや高齢者がいる家庭では、停電対策として蓄電池を検討する方も少なくありません。

売るより使う方がお得になる

卒FIT後は売電価格が下がるため、余剰電力を売るよりも自分で使う方が経済的です。

電力会社から電気を買うと1kWhあたり30円前後かかりますが、卒FIT後の売電価格は8.5円程度です。つまり、発電した電気を売ると8.5円の収入にしかなりませんが、自分で使えば30円分の電気代を節約できることになります。

経済性の比較例
  • 売電する:5kWh × 8.5円 = 42.5円の収入
  • 自家消費する:5kWh × 30円 = 150円の電気代削減
  • 差額:107.5円(年間約3.9万円の差

この差額は年間を通じて積み重なるため、長期的に見ると自家消費の方が家計にやさしい選択といえます。

蓄電池はやめたほうがいい?とお悩みの方は以下の記事がおすすめ▼

卒FIT後に蓄電池を導入するデメリット

卒FIT後に蓄電池を入れるデメリット

蓄電池にはメリットがある一方で、導入前に知っておくべきデメリットも存在します。とくに費用面や設置環境に関する課題は、慎重に検討する必要があるポイントです。

初期費用が100万円以上かかる

蓄電池の導入で最も大きなハードルとなるのが、初期費用の高さです。一般的な家庭用蓄電池(容量4〜7kWh)の場合、本体価格に加えて工事費も含めると、100万円以上かかるケースが多く見られます。

大容量タイプ(10kWh以上)なら200万円前後になることも珍しくありません。補助金を活用できる場合もありますが、それでもまとまった支出が必要になる点は避けられません。

導入を検討する際は、自己資金の準備や補助金制度の確認が欠かせません。

元を取るまでに15〜20年かかる

蓄電池の導入費用を回収するには、長期間にわたる電気代削減効果が必要です。電気使用量や蓄電池の容量、電気料金プランによって異なりますが、一般的には15年〜20年程度の期間が必要とされています。

たとえば、月8,000円の電気代削減効果があったとしても、150万円の初期費用を回収するには約15年かかる計算です。短期間で投資を回収したい場合、この回収期間の長さはデメリットになるでしょう。

ただし、電気代の上昇が続けば回収期間は短くなる可能性もあります。

10〜15年で寿命がきて交換費用がかかる

蓄電池の寿命は一般的に10〜15年程度とされており、使い続けるうちに蓄電容量が徐々に低下していきます。

設置から5年程度で初期容量の90%程度、10年で80%程度まで性能が変化することが一般的です。15年後には蓄電池の交換を検討する時期になります。

交換にはある程度の費用が必要になるため、長期的な計画として考慮しておく必要があります。卒FIT対象の家庭では、太陽光パネルも10年以上経過しているケースが多く、パネルとのバランスを考えた運用計画が重要です。

設置場所の確保が必要

蓄電池は意外に大きく、エアコンの室外機2〜3台分程度のサイズがあります。重量も100kg前後になるものが多く、設置には安定した場所が必要です。

屋内設置の場合は静音性に配慮した製品を選ぶことも重要です。運転時に冷却ファンなどから多少の音が出るため、寝室や隣家に近い場所への設置は避けるなどの配慮が求められます。

とくに都市部の住宅では庭が狭く、設置場所の確保が困難なケースもあります。導入前には設置可能なスペースがあるか確認しておきましょう。

蓄電池のデメリットについて詳しく解説した記事はこちら▼

失敗しない蓄電池の選び方

失敗しない蓄電池の選び方

蓄電池には複数の種類があり、家庭の状況や目的に合わせて適切なタイプを選ぶことが重要です。ここでは、後悔しないための蓄電池選びのポイントを解説します。

パワコンの交換時期ならハイブリッド型を選ぶ

蓄電池のタイプ

蓄電池には、大きく分けて単機能型ハイブリッド型の2種類があります。

蓄電池のタイプ
  • 単機能型:蓄電池専用のパワコンを設置。既設の太陽光パワコンはそのまま使用
  • ハイブリッド型:太陽光発電と蓄電池のパワコンを一体化。電力変換効率が高い

卒FITを迎える家庭では、太陽光発電のパワーコンディショナー(パワコン)も10年程度経過しているケースが多く見られます。パワコンの寿命も10〜15年程度のため、交換時期が近い場合はハイブリッド型蓄電池がおすすめです。

ハイブリッド型なら、パワコンの交換費用を別途かける必要がなくなり、太陽光発電と蓄電池の連携もスムーズになります。電力の変換効率も向上するため、長期的に見てコストパフォーマンスが良い選択になるでしょう。

停電時の使い方で特定負荷型か全負荷型か選ぶ

非常用電源のタイプ

蓄電池は、停電時にどこまで電気を使えるかによって特定負荷型全負荷型に分かれます。

特定負荷型

停電時に使える場所をあらかじめ決めておくタイプです。たとえば、リビングと寝室だけ、冷蔵庫とスマホの充電だけ、といった形で限定した箇所に電気を供給します。

おすすめな人→価格を抑えたい方

全負荷型

停電時でも家中のすべての部屋で電気が使えるタイプです。エアコンやIH調理器といった200V機器も動かせるため、普段に近い生活ができます。価格は特定負荷型より高くなります。

おすすめな人→より高い安心感を求める方

停電時に最低限の電気だけ確保できればいいなら特定負荷型、家中で快適に過ごしたいなら全負荷型を選ぶとよいでしょう。

保証内容とアフターサービスを確認する

保証

蓄電池は10年以上使い続ける設備のため、購入後の保証とサポート体制をしっかり確認しておくことが重要です。保証には、メーカー保証施工業者の保証の2種類があります。

メーカー保証

蓄電池本体の故障や不具合に対する保証です。一般的に10年程度ですが、何年間無償で修理してもらえるか、容量の劣化はどこまで保証されるかといった条件はメーカーごとに異なります。

施工業者の保証

設置工事に関する保証で、工事ミスによる雨漏りや配線トラブルなどが対象になります。業者によって保証期間や内容が大きく異なるため、何年間保証してくれるか、定期点検サービスがあるかを確認しましょう。

また、故障時にすぐ駆けつけてくれるかといったアフターサポート体制も重要です。保証が手厚い業者を選ぶことで、万が一のトラブル時も安心です。

自家消費のシミュレーションをしてもらう

蓄電池を導入しても、家庭の電気の使い方によっては期待したほど電気代が下がらないケースもあります。導入前には必ず、業者に自家消費のシミュレーションをしてもらいましょう。

シミュレーションでは、以下のような内容を具体的に試算してもらえます。

  • 年間でどれくらい電気代が削減できるか
  • 初期費用を何年で回収できるか
  • 自家消費率がどの程度向上するか

複数の業者から見積もりとシミュレーションを取ることで、より現実的な判断ができるでしょう。

一括見積もりを取って安く信頼できる業者へ依頼するのがおすすめ

相見積もりを取って、価格だけでなく施工品質や保証内容まで比較したうえで、信頼できる業者へ依頼するのがおすすめです。

一括見積もりサイトを利用すれば、1回の入力で複数業者の見積もりが届くため、総額・保証・工事内容の違いを効率的に確認できます。

とくに「エコ×エネの相談窓口」は、最短60秒で蓄電池の相見積もりが取れるサービスで、以下のような安心ポイントが特徴です。

エコ×エネの相談窓⼝の安心ポイント
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しつこい営業がなく、価格・保証・施工内容をまとめて比較できるため、初めて太陽光発電や蓄電池を導入する人でも安心して利用できます。蓄電池の交換を希望する場合は、見積もり依頼時に「蓄電池の交換希望」と明記しておくとスムーズです。

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卒FIT後の蓄電池に関するよくある質問

卒FIT後の蓄電池に関するよくある質問

卒FIT後の蓄電池導入について、多くの方が疑問に感じるポイントをまとめました。

Q
蓄電池は後付けできる?
A

はい、既設の太陽光発電システムに蓄電池を後付けすることは可能です。

ただし、太陽光発電のメーカーや型番によっては相性の問題があるため、対応可能な蓄電池を業者に確認することが重要です。また、後付けの場合は配線工事なども必要になります。

Q
補助金はいつまで使える?
A

蓄電池の補助金制度は、国や自治体によって実施期間や予算が異なります。国の補助金は年度ごとに予算が設定され、予算に達し次第終了するケースが一般的です。

多くの自治体では、4月ごろから順次受付が開始されます。先着順での受付が多いので、お住まいの地域の公式サイトを確認し、できるだけ早く手続きを進めましょう。

Q
卒FIT前に蓄電池を導入した方がいい?
A

卒FIT前に導入するメリットは、FIT期間中から自家消費を始められる点です。ただし、FIT期間中は売電収入を得られるため、経済的メリットは卒FIT後ほど大きくありません。

一方で、卒FIT後に導入する場合は補助金制度を活用しやすいタイミングでもあります。電気代削減効果と初期費用のバランスを考えて判断しましょう。

Q
古い太陽光パネルでも蓄電池は使える?
A

古い太陽光パネルでも、パネル自体が正常に発電していれば蓄電池は使用できます。ただし、パワコンの状態や発電効率によっては、ハイブリッド型蓄電池への交換も検討した方が良いケースがあります。

太陽光パネルの寿命は20〜30年程度とされていますが、設置から10年以上経過している場合は、発電量の低下や劣化状況を確認してから蓄電池の導入を決めるのがおすすめです。

Q
見積もりは何社くらい取ればいい?
A

蓄電池の見積もりは、最低でも3社以上から取ることをおすすめします。

業者によって提案する機種や工事費用、保証内容が異なるため、複数社を比較することで価格差や条件の違いが見えてきます。一括見積もりサイトを活用すれば、効率的に複数の業者から見積もりを取得できます。

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卒FIT後の蓄電池導入デメリットまとめ

卒FIT後の蓄電池導入デメリットまとめ

卒FIT後に蓄電池を導入すると、電気代の削減や停電時の備えといったメリットがある一方で、初期費用の高さや回収期間の長さなど、慎重に検討すべきデメリットも存在します。

この記事のポイント
  • 卒FIT後は売電価格が大幅に下落する
  • 蓄電池の初期費用は100万円以上と高額
  • 費用回収には15〜20年かかる
  • 蓄電池の寿命は10〜15年で交換が必要
  • 電気代削減や停電対策としてのメリットもある
  • パワコンの交換時期ならハイブリッド型がおすすめ
  • 複数社から見積もりを取って比較検討することが重要

蓄電池の導入は、家庭の電力使用パターンや予算、停電リスクへの考え方によって適切な判断が変わります。メリットとデメリットの両方を理解した上で、自分に合った選択をすることが大切です。

卒FIT後の対策として蓄電池を検討するなら、一括見積もりサイトを活用して複数の業者を比較することをおすすめします。エコ×エネの相談窓口なら最大4社の見積もりを完全無料で取得でき、価格や提案内容を見比べることで、納得できる導入プランを見つけやすくなります。

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