シャープの蓄電池って本当におすすめ?口コミやメリット・デメリット・価格を解説

シャープの蓄電池って本当におすすめ?口コミやメリット・デメリット・価格を解説 蓄電池

シャープの蓄電池は気になるけれど、「どのモデルを選べばいい?」「価格や寿命は?」「本当に元は取れる?」と悩んでいる方は多いはずです。

蓄電池は、決して安い買い物ではありません。だからこそ、選び方・価格・保証・メリットデメリット・リアルな口コミまで、導入前に“全部まとめて”理解しておくことが大切です。

この記事では、シャープ公式情報や最新のシミュレーション結果をもとに、シャープ蓄電池の特徴・価格相場・向いている家庭・寿命・補助金・施工の注意点などを解説します。

この記事でわかること
  • 家庭向けに選びやすい容量ラインナップ(6.5〜9.5kWh)
  • 導入費用は工事費込みで約170〜280万円が目安
  • AI制御(COCORO ENERGY)で節電効果を高められる
  • 全負荷対応モデルなら停電時も家全体をバックアップできる
  • 寿命15〜20年・保証10〜15年と安心して使える
  • 施工ID店を選ぶことで保証と品質を確保できる
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  1. シャープの蓄電池は信頼性が高い
  2. シャープの蓄電池の価格は約170〜280万円が目安
  3. シャープの蓄電池を導入する5つのメリット
    1. AI搭載「COCORO ENERGY」で電気を最適制御できる
    2. EV連携・V2H対応で将来のEV生活に強い
    3. 全負荷対応で停電時も家まるごとバックアップできる
    4. ラインナップ豊富+増設OKでライフスタイルに合わせやすい
    5. 24時間365日の見守り&AI防災制御が使える
  4. シャープ蓄電池の運転モード(AI×HEMS)の特徴
    1. 経済性モードは「電気代を節約したい家庭」に向いている
    2. クリーンモード(自家消費重視)で電気代を節約できる
    3. 地産地消モードで「日常の節約と停電対策」を同時に強化できる
  5. シャープの蓄電池を導入するデメリット・注意点
    1. 大容量(13kWh以上)は2台設置が必要でスペースを取る
    2. 太陽光パネルによっては接続できない場合がある
    3. COCORO ENERGYの一部機能には追加費用がかかる場合がある
  6. シャープの蓄電池を導入した人の口コミ・評判
  7. シャープ蓄電池は約15〜20年使用できる
  8. シャープ蓄電池の保証は10年|自然災害補償あり
  9. 施工不備があると保証外になるので注意|施行業者の選び方
    1. 蓄電池の設置・交換は一括見積もりサイトを活用
  10. シャープ蓄電池は何年で元が取れる?
  11. シャープ蓄電池の機種ラインナップを徹底比較
    1. 【容量別】家庭ごとに向いているモデル
  12. 蓄電池の導入・交換で補助金は使える?
  13. シャープの蓄電池がおすすめできる人
  14. シャープの蓄電池に関するよくある質問(FAQ)
  15. シャープ蓄電池は「経済性+防災性」を同時に強化したい家庭に最適

シャープの蓄電池は信頼性が高い

シャープは創業100年以上の国内大手メーカーで、太陽光・蓄電池分野でも長年の実績があります。公式では太陽光モジュールの累計出荷量が18.3GWを超え、全国で約85万軒の住宅に導入されています。この導入実績の多さが、蓄電池の信頼性につながっています。

さらに、全国に90か所以上のサービス拠点があり、故障時も専門スタッフが訪問して対応できる体制を整えています。長く使う住宅設備にとって、サポート体制が強いのは大きな安心ポイントです。

はじめて蓄電池を導入する家庭でも、安心して選べるメーカーと言えます。

参考:シャープ|グローバル展開・実績(累計出荷量18.3GW)ソーラーパートナーズ|家庭用太陽光パネル 国内シェア(シャープ 17.1%)シャープ|COCORO ENERGY(AI制御・HEMS連携)

シャープの太陽光パネルについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

シャープの蓄電池の価格は約170〜280万円が目安

シャープの蓄電池の価格は、本体+関連機器+標準工事費を含めて約170万〜280万円(主要モデル:6.5〜15.4kWh)が一般的な相場です。

蓄電容量(現行モデル)相場価格(本体+標準工事費込み)
6.5kWh(JH-WB1921)約170〜180万円
7.7kWh(JH-WB2421)約190〜200万円
9.5kWh(JH-WB2021)約210万円前後
13.0kWh(JH-WB1921 ×2台)約240万円前後
15.4kWh(JH-WB2421 ×2台)約260〜280万円
※主に現在流通している主要モデルを掲載しています。(2025年11月時点)

容量が大きいほど価格は上がりますが、その分停電時の安心感や自家消費量が増えるため、家庭の電気使用量やライフスタイルに合わせて選ぶことが重要です。

また、自治体補助金を併用すれば費用負担を下げられるケースもあり、導入のハードルは想定より低くなることもあります。

▶︎補助金についてはこちら

シャープの蓄電池を導入する5つのメリット

シャープの蓄電池を導入する5つのメリット

シャープの蓄電池は、電気代の節約・停電対策・使いやすさのバランスが良く、多くの家庭で選ばれています。

とくに、AIが自動で電気を最適に制御する「COCORO ENERGY」や、EVとの連携機能など、将来の暮らしまで考えた性能が強みです。

さらに、後から増設できる柔軟さや、全負荷対応による停電時の安心感など、メリットは多数あります。

ここでは、シャープ蓄電池の代表的な5つのメリットをわかりやすく紹介します。

AI搭載「COCORO ENERGY」で電気を最適制御できる

シャープの蓄電池は、AIエネルギー管理サービス「COCORO ENERGY」と連携することで、家庭の電気を自動で最適化できます。AIが「太陽光の発電量」「天気予報」「家庭の消費パターン」を学習し、もっとも電気代が安くなるように充放電を自動制御します。

たとえば、翌日が晴れなら太陽光でしっかり充電し、雨の日は夜間の安い電気で先に充電するなど、ムダのない運転が可能です。

また、専用アプリで発電量や蓄電残量をひと目で確認できるため、初めての家庭でも扱いやすいのが特徴。

AIが自動で最適化してくれるため、電気代の無駄を大幅に減らせるのが大きなメリットです。

EV連携・V2H対応で将来のEV生活に強い

シャープの蓄電池は、電気自動車(EV)と連携できる点が大きな特徴です。太陽光発電でつくった電気をそのままEVに充電できるため、「できるだけ電気代をかけずに車を使いたい」という家庭にぴったりです。

また、EV用コンバータを追加すれば、V2H(車から家へ給電)の仕組みにも対応します。停電時には、EVの大容量バッテリーを家の電力として利用できるため、非常時の安心感が大きく高まります。

シャープのパワコン(エネルギーの分配を行う機器)は、太陽光・蓄電池・EVの3つをまとめて自動で管理してくれるため、将来EVを買う予定の家庭でも、あとからムダなく連携できます。

参考:SHARP|住宅用太陽光・蓄電池・V2HシステムSHARP|EV用コンバータ JH-WE2301 特長

全負荷対応で停電時も家まるごとバックアップできる

シャープの蓄電池は「全負荷対応」にすることで、停電しても家まるごとバックアップできます。冷蔵庫だけでなく、照明・テレビ・エアコン・IH・電子レンジなど、ふだん使っている家電をまとめて動かせるのが大きな強みです。

シャープの公式サイトでは、6.5kWhでも冷蔵庫2台+照明+テレビ+スマホ充電に加えて、エアコンを約2時間使用可能。9.5kWhならエアコン約4時間、15.4kWhタイプではエアコン約7時間に加え、IHや電子レンジも併用できると記載されています。

太陽光発電と組み合わせれば、昼間に発電した電気で蓄電池を充電しながら使えるため、長時間の停電でも「できるだけいつも通りの生活を続けたい」家庭にとって心強い備えになります。

参考:シャープ|JH-WB1921 シャープ|住宅用蓄電池システム

ラインナップ豊富+増設OKでライフスタイルに合わせやすい

シャープの蓄電池は、容量ラインナップがとても豊富なのが大きな特徴です。4.2kWh・6.5kWh・7.7kWh・9.5kWh・13.0kWh・15.4kWhまでそろっており、「最低限の停電対策だけしたい家庭」から「家まるごとバックアップしたい家庭」まで柔軟に選べます。

さらにシャープの蓄電池は、後から増設できる拡張性も魅力です。まずは6.5kWhで始めて、家族が増えたり電気代が上がってきたら、9.5kWhや13kWhを追加する、といった使い方も可能です。

ライフスタイルの変化に合わせてムダなく長く使い続けられるのもメリットのひとつです。

参考:シャープ|6.5kWh/13kWh住宅用クラウド蓄電池システム

24時間365日の見守り&AI防災制御が使える

シャープの蓄電池は、COCORO ENERGYによる24時間365日の見守り機能が使えるため、蓄電池や太陽光に異常が起きた際は自動で通知が届きます。目に見えない故障やトラブルを早期に発見できるため、突然電気が使えなくなるリスクを大幅に減らせます。

また、AI防災制御では、雷注意報・大雨・台風などの気象情報をAIが自動でチェックし、停電の可能性が高いと判断した場合は蓄電池を優先的に満充電に近い状態へ調整してくれます。

「防災をしっかりしたい」「急な停電でも電気を切らしたくない」という家庭に心強い機能です。

参考:シャープ|シャープが選ばれる理由:安心の見守りサービス COCORO ENERGYモニタリング

シャープ蓄電池の運転モード(AI×HEMS)の特徴

シャープの蓄電池は、HEMS(家庭用エネルギー管理システム)とAIを組み合わせることで、家庭の電気を自動で最適にコントロールできる点が大きな特徴です。

天気や発電量、家庭の電気の使い方をAIが先読みしてくれるため「できるだけ電気代を節約したい」「太陽光の電気をムダなく使いたい」「停電に備えたい」といった日常の悩みをまとめて解決できます。

運転モードは目的に合わせて選べる3つのモードがあり、どの家庭でも使いやすい仕組みになっています。

経済性モードは「電気代を節約したい家庭」に向いている

経済性モードは、夜間の安い電気を使って蓄電池を充電し、昼間や夕方など電気代が高い時間帯の買電を減らすことで、電気代を節約できる運転モードです。

また、太陽光発電の余剰分は売電に回りやすく、発電が少ない時間帯には蓄電池の電気を優先して使うため、日々の電気代を着実に下げたい家庭と相性が良いのが特徴です。

日中不在が多い共働き家庭や、節約効果を安定させたい家庭におすすめのモードです。

参考:シャープ株式会社|蓄電池運転モードについて

クリーンモード(自家消費重視)で電気代を節約できる

シャープ蓄電池のクリーンモードの図

クリーンモードは、太陽光で発電した電気をできるだけ自宅で使う「自家消費」を優先する運転モードです。日中の電気は太陽光を中心にまかない、余った電気は蓄電池にしっかり充電します。

電気料金が高い夕方〜夜の時間帯には、蓄電池にためた電気を優先して使うため、買電を減らして電気代の節約につながります。売電価格が安くなった卒FIT家庭や、昼間の電気使用量が多い家庭とは特に相性がよいのが特徴です。

太陽光をムダなく使い切ることで、電気代の固定費を着実に下げられる運転モードです。

参考:シャープ|住宅用蓄電池システム

地産地消モードで「日常の節約と停電対策」を同時に強化できる

地産地消モードは、太陽光発電でつくった電気をできるだけ自宅で使うように制御してくれる、日常向けの節約モードです。昼間に発電した電気を優先的に家庭で使用できるため、買電量が減り、電気代の節約効果が期待できます。

さらに、天気が悪い日や発電が少ないと予測される日は、AIが必要に応じて蓄電量を増やしてくれるため、日常レベルの停電への備えも自然に行えるのが特徴です。

「普段の電気代をできるだけ下げたい」「毎日の自家消費を増やしたい」という家庭に向いている運転モードです。

シャープの蓄電池を導入するデメリット・注意点

シャープの蓄電池を導入するデメリット・注意点

シャープの蓄電池は多機能で使い勝手も良い一方で、導入前に知っておくべき注意点もあります。

実際には「大容量モデルは2台設置が必要」「太陽光パネルによっては相性問題が出る」「一部AI機能には追加費用がかかる」など、購入後に気づいて後悔しやすいポイントがいくつか存在します。

こうした点を理解していないと、「想定よりスペースが必要だった」「希望の運用ができなかった」というミスマッチにつながる可能性があります。ここからは、実際に注意すべきデメリットをひとつずつ詳しく見ていきましょう。

シャープの蓄電池を導入するデメリット・注意点

大容量(13kWh以上)は2台設置が必要でスペースを取る

太陽光パネルの回路構成との相性に注意が必要

COCORO ENERGYの一部機能には追加費用がかかる場合がある

大容量(13kWh以上)は2台設置が必要でスペースを取る

13kWh以上の大容量モデルを選ぶ場合、実際は1台ではなく蓄電ユニットを2台組み合わせて設置する必要があります。シャープの6.5kWhモデルも、2台接続して13.0kWh構成にする仕様が公式に明記されています。

そのため、屋外や屋内の設置スペースが十分に確保できるかを事前に確認することがとても重要です。特に屋内設置の場合は、別売の取付金具が必要になるケースもあり、設置場所の広さ・搬入経路・基礎スペースの確保なども考慮しなければなりません。

大容量を希望するなら、導入前の現地調査が欠かせません。

シャープの蓄電池のサイズは、取扱説明書や施工説明書に記載されています。本体のサイズを把握したい場合は、公式サイトで確認しましょう。

参考:シャープ|6.5kWh/13kWh住宅用クラウド蓄電池システム

太陽光パネルによっては接続できない場合がある

シャープの蓄電池は多くの太陽光パネルと連携できますが、パネルの種類や配線方式によっては接続できないケースがあります。特に、古いシャープ製パネル(ラック型ブラックソーラーなど)や一部シリーズは、パワコン仕様の違いにより蓄電池と連携できない事例が実際に報告されています。

また、太陽光パネルの回路数(ストリング数)や出力構成が蓄電池側のパワコンと合わない場合、発電量が十分に活かせなかったり、接続自体が不可になることもあります。

そのため導入前には、以下の情報を施工業者(施工店)に必ず共有しましょう。

施工業者(施工店)に共有する項目

【太陽光パネル情報】

  • パネル型番(必須)
  • パネル出力
  • 回路数(ストリング数)
  • 設置年数
  • メーカー名

【パワコン(PCS)情報】

  • パワコンの型番(必須)
  • パワコンのメーカー名

これらを共有することで、接続可否・追加工事の有無・最適な機種選びが正確にわかります。逆に忘れると、思ったような節電効果が出ない・連携できないなどのトラブルにつながりやすいため要注意です。

▶︎失敗しない施行業者の選び方はこちら

COCORO ENERGYの一部機能には追加費用がかかる場合がある

シャープの蓄電池でAIによる最適運転を利用するには、「COCORO ENERGY」というクラウドサービスを組み合わせて使います。

ただし、すべての機能が無料で使えるわけではなく、内容によっては有料になるものもあります。

COCORO ENERGYの料金

【無料で使える機能】

  • 発電量の確認
  • 消費電力量の確認
  • 蓄電池の残量確認

【有料サービス(月220円/1サービス)】

  • モニタリング基本機能
  • モニタリング発電診断
  • 蓄電池あんしん運転(AI防災制御)

基本的な見える化機能は無料で利用できますが、地震時のAI自動充電や発電診断などの高度な見守り機能は、有料サービス(月220円/1サービス)で提供されています。

そのため、より高度な節約機能や防災性能を求める家庭では、毎月220円〜660円の費用が発生する可能性がある点を知っておくことが大切です。

参考:シャープ|シャープが選ばれる理由:安心の見守りサービス

シャープの蓄電池を導入した人の口コミ・評判

シャープ蓄電池は導入実績が多く、ユーザーからの評価も豊富です。ここでは、太陽光発電を設置している家庭を対象に行った独自アンケート(有効回答295件)から、シャープ蓄電池に関するリアルな口コミをまとめました。

太陽光発電を導入してから、電気代が大幅に抑えられたことが良かったと感じています。さらに、天変地異が起きて停電してしまった時などにも発電してくれているので、なにか災害が起きた時でも安心できるなと感じています。

自家消費だけでなく、売電収入が得られるので、2つを上手に組み合わせることで経済的なメリットが大きく、災害などで停電した場合でも日常生活に必要な電源が確保できる安心感があります。デメリットとしては、天候や季節により、想定どおりの節電効果や売電収入が得られない場合があることです。

昼間の電気代がほぼゼロになったのはありがたいです。売電収入も少しあるので、家計的には助かってます。ただ、天気が悪い日が続くと発電量がガクッと落ちるので、そこはちょっと想定外でした。

太陽光発電に関する口コミでは、「自家消費で電気代を下げられる」「売電収入がプラスになる」「停電時でも電気が使えて安心」といったメリットを感じる声が多く見られます。

一方で、発電量が天候に左右されやすいため、期待した節電効果や売電収入が得られない場合がある点はデメリットとして挙げられています。

  • 実施方法:クラウドワークス(CrowdWorks)にて実施
  • 対象者:太陽光発電を設置した経験のある全国の一般家庭
  • 実施期間:2025年10月3日〜10月17日
  • 有効回答数:295件

※本アンケートは、太陽光発電システムの導入実態や満足度、地域別の傾向を把握するために実施したものです。数値はクラウドワークス上の回答結果をもとに集計しています。

シャープ蓄電池は約15〜20年使用できる

シャープの蓄電池は、搭載されている“サイクル数(充電と放電の回数)”から寿命を計算できます。この数値をもとにすると、6.5kWhモデルで約15〜20年、9.5kWhモデルでは理論上30年以上もつ計算になります。

モデルサイクル数理論上の寿命
6.5kWh6,000〜8,000約16〜22年
9.5kWh12,000約33年
※理論寿命は「1日1回フル充電→放電」を行った場合の単純計算です。

ただし、気温や放電量、家電の負荷、自然な劣化によって実際の寿命は短くなるため、どちらのモデルも現実的な使用期間は15〜20年ほどと考えるのが妥当です。

参考:シャープ|エネルギーソリューション

蓄電池を交換するタイミング

蓄電池は「突然壊れる」よりも、徐々に性能が落ちていくタイプの機器です。そのため、シャープの蓄電池では“劣化のサイン”が出始めた家庭から順に交換を検討するケースが多くなります。

以下の状態に当てはまる場合、交換を考えるタイミングです。

シャープ蓄電池を交換するべきタイミング
  • 満充電しても当初の70〜80%しか入らなくなった
    (容量劣化が進んでいるサイン)
  • 停電時にバックアップできる時間が短くなった
    (蓄電可能な電力量が低下)
  • サイクル寿命の7〜8割を使い切った
    (6,000サイクル → 約4,500〜5,000サイクルあたり)
  • COCORO ENERGYのリモート監視で劣化通知が入るようになった
    (「蓄電池あんしん運転」で性能低下を検知)

これらの項目に該当する場合は、蓄電池の交換を検討しましょう。

特に、停電中に必要な電力を賄えない・自家消費率が大きく落ちたと感じたら、交換の優先度が上がります。

シャープ蓄電池の保証は10年|自然災害補償あり

シャープの蓄電池は、機器保証10年 が標準で付帯しており、蓄電池本体・ハイブリッドパワコン・エネルギーコントローラなど主要機器が対象になります。
また、シャープは 自然災害補償(火災・落雷・台風・水害など)も10年間無償で付帯 している点が大きな特徴です。

一般的には災害補償は有料オプションとなるメーカーも多いため、災害の多い日本では安心材料のひとつと言えます。

さらに、施工に関しては「施工ID制度」によって、認定施工業者による工事なら施工保証も付帯。万が一の施工不良が発生しても、メーカーのサポートを受けられます。

シャープは保証の手厚さが業界でもトップクラスで、長期利用を前提とする家庭用蓄電池において大きな安心感につながります。

施工不備があると保証外になるので注意|施行業者の選び方

シャープの蓄電池は保証が手厚い一方で、施工品質が基準を満たしていない場合は保証の対象外となる点に注意が必要です。
シャープは公式に「施工ID制度」を設けており、認定を受けた施工業者でないと、保証が受けられないケースがあると明記されています。

そのため導入時には、以下のポイントを満たす“信頼できる施工店”を選ぶことがとても重要です。

施工業者を見極めるチェックポイント
  • シャープの施工IDを持っている
  • シャープの施工基準(配線・接地・接続条件)を正しく理解している
  • 施工写真の提出などメーカー基準を遵守している
  • 太陽光やパワコンの接続可否を正しく診断できる

蓄電池は「本体より施工ミスのほうがトラブル原因になりやすい」製品です。施工品質と保証の両方を守るために、業者選びは慎重に行う必要があります。

また、同じ工事内容でも価格差が大きいため、複数の業者の見積もりを比較するのがおすすめです。

蓄電池の設置・交換は一括見積もりサイトを活用

一括見積もりサイトを活用すると、1回の情報入力で複数の業者の見積もりを取れるのでサービス内容や価格をスムーズに比較できます。

エコエネ相談窓口」なら、最短60秒で蓄電池の新規設置・交換費用の見積もりを取れるのでおすすめです。

また、「一括見積もりサイトって勧誘とかしつこくない?」「断るときに気まずい」という方でも安心して利用できるように、以下のようなシステムを導入しています。

エコ×エネの相談窓⼝の安心ポイント
  • 優良業者のみ登録
    口コミ・紹介・リピーター中心の信頼できる販売施工会社だけを厳選
  • 「イエローカード制度」で悪質業者を排除
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  • 販売施工会社への断りも代行対応
    「断りづらい…」という方のために、当社が代行連絡をサポート

しつこい営業がなく、価格・保証・施工内容をまとめて比較できるのが大きなメリットです。

蓄電池の交換を検討している場合は、見積もり依頼時に「蓄電池の交換希望」と記載するとスムーズです。

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シャープ蓄電池は何年で元が取れる?

東京都でシャープの蓄電池7.7kWh+太陽光4.8kWを導入した場合、回収目安は約30年です。(公式シミュレーションの年間節約額162,696円をもとに算出)

試算には、シャープ公式「太陽光+蓄電池シミュレーション」を使用し、地域を東京都千代田区に設定して算出したデータを採用しています。

項目内容(すべてシャープ公式シミュレーションより)
地域東京都千代田区(100-0001)
太陽光4.8kW(年間発電量:5,950.4kWh)
蓄電池7.7kWh(JH-WB2421)
パワコンJH-40NF2(4.0kW)
設置費用4,902,450円〜
想定売電単価24円 → 8.3円 → 8.5円
年間おトク額13,558円/月(公式算出)
20年累計おトク額3,662,884円

太陽光の自家消費と蓄電池の節電効果により、20年間で約366万円のおトクが見込めますが、初期費用は約490万円からとなるため、経済的な回収には時間がかかる点は押さえておく必要があります。

一方で、停電時のバックアップ機能や、自家消費率87.9%という高い電力自給力は大きな魅力です。そのため、「電気代の削減」と「防災対策」をどちらも重視したい家庭にとっては、十分に導入を検討する価値のあるシステムと言えます。

太陽光や蓄電池の回収年数は、地域の日射量・電気使用量・電気料金単価・売電単価などによって 大きく変わります。シャープ公式の太陽光+蓄電池シミュレーションを使えば、ご家庭ごとの節約額と回収見込みを無料で確認できます。

参考:シャープ|太陽光発電・蓄電池システム シミュレーション

シャープ蓄電池の機種ラインナップを徹底比較

シャープの蓄電池は、容量・設置方式・停電対応機能などが異なる複数モデルが展開されています。
とくに家庭用では 6.5kWh・7.5kWh・9.5kWh・13kWh帯が主流で、ライフスタイルや電気使用量によって最適なモデルが変わります。

ここでは、家庭で選ばれる代表モデルを比較表でわかりやすくまとめました。

容量モデル特徴停電対応設置方式
4.0kWh
(JH-WB1621)
最小容量モデル/最低限の停電対策向け特定負荷屋外・屋内兼用
6.3kWh
(JH-WB1711)
屋内設置対応/ミドルタイプ特定負荷屋内
6.5kWh
(JH-WB1921)
標準モデル/2台設置で増設可能特定負荷屋外・屋内兼用
8.4kWh
(JH-WB1821)
大容量タイプ/自家消費+停電対策のバランスが良い特定負荷屋外・屋内兼用
7.7kWh
(JH-WB2421)
全負荷対応/最新の主力モデル全負荷対応屋外
9.5kWh
(JH-WB2021)
全負荷対応/人気の大容量タイプ全負荷対応屋外
15.4kWh
(JH-WB2421 ×2台)
超大容量/EV併用家庭や電気使用量の多い家庭向け全負荷対応屋外(2ユニット)
※掲載モデルはすべて現在シャープ公式サイトに掲載されている現行モデルです。
参考:シャープ|クラウド蓄電池システム組み合わせ一覧

【容量別】家庭ごとに向いているモデル

シャープの蓄電池は容量や機能が幅広く、家庭の電気使用量や暮らし方によって最適なモデルが変わります。

いかに各容量モデルがどんな家庭に向いているのかをまとめたので、選ぶ際の参考にしてください。

家庭ごとに向いているモデル
  • 4.0kWhモデル(JH-WB1621)|最低限の停電対策をしたい家庭向け
    必要最低限の非常用電源を確保。小規模住宅や最低限の備えを求める方向け。
  • 6.5kWhモデル(JH-WB1921)|標準家庭・節約優先の家庭向け
    電気代削減を狙いたい家庭に最適。導入しやすい容量でコスパが良い。
  • 7.7kWhモデル(JH-WB2421)|全負荷対応・防災重視の家庭向け
    停電時に家まるごとバックアップできるモデル。防災性を重視する家庭に。
  • 8.4kWhモデル(JH-WB1821)|消費が多い家庭のコスパ重視モデル
    大容量ながら比較的価格が抑えられ、日常の自家消費にも停電対策にも強い。
  • 9.5kWhモデル(JH-WB2021)|AI制御で節電効果を最大化したい家庭向け
    AI×HEMSにより節電・停電対策・効率運転を両立できる高機能モデル。

蓄電池の導入・交換で補助金は使える?

蓄電池の導入には、国と自治体(特に東京都)の補助金を使える場合があります。なかでも東京都は全国トップクラスの高額支援があり、導入費用を大きく抑えられるケースも多いのが特徴です。

ただし、補助金は年度・地域・機器の型番によって条件が異なるため、事前に「該当するかどうか」を確認することが重要です。

以下に、現時点で確認できる国と東京都の代表的な補助金をまとめました。

区分制度名補助内容条件
DR(デマンドレスポンス)家庭用蓄電池導入支援事業
(SII)
最大約3.7万円/kWh
1家庭あたり上限 約60万円
※令和7年度は終了
SII登録機器であること/DR参加/年度予算上限あり
東京都家庭における蓄電池導入促進事業新設:12万円/kWh
増設:8万円/kWh
都内住宅/SII登録製品/事前申請が必要
参考:SII(一般社団法人 環境共創イニシアチブ)、東京都環境局、ソーラーマテリアル各種資料より

蓄電池の導入や交換では、国や東京都をはじめとする自治体の補助金を利用できる場合があります。特に東京都は1kWhあたり最大12万円という全国でも補助額が多く、蓄電池の導入費用を大きく抑えることが可能です。

一方、国の補助金(SII)は最大60万円の支援が受けられる場合があり、シャープの蓄電池でも条件に合えば対象となります。

補助金を活用すれば、初期費用の負担を大きく軽減できるので、該当するものがあるか「お住まいの自治体の公式サイト」や「DR家庭用蓄電池事業」を確認してみましょう。

参考:DR家庭用蓄電池事業クール・ネット東京

シャープの蓄電池がおすすめできる人

シャープの蓄電池は以下の人におすすめできます。

シャープの蓄電池がおすすめできる人
  • 小〜中容量(6.5〜9.5kWh)の蓄電池を求める家庭
  • 全負荷対応で停電時も家じゅうをバックアップしたい家庭
  • 将来EVを購入予定で、太陽光→蓄電池→EVの一体管理をしたい人
  • AI制御(COCORO ENERGY)で電気代をしっかり節約したい人
  • 家族構成や電気使用量に合わせて“後から増設したい”家庭
  • 定期的なリモート監視で安心して使いたい人(24時間365日見守り)

シャープの蓄電池は、小〜中容量モデルが充実しており、標準的な家庭からEV併用家庭まで幅広く対応できます。全負荷対応モデルなら停電時も家まるごと使えるため、防災性を重視する家庭に最適です。

また、後から増設もでき、AI制御による節電や24時間見守りも搭載されているため、「経済性×防災性」を求める家庭におすすめできるシステムです。

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シャープの蓄電池に関するよくある質問(FAQ)

シャープの蓄電池に関するよくある質問(FAQ)

シャープの蓄電池に関するよくある質問をまとめました。

Q
シャープ蓄電池の値段はいくらですか?
A

メーカー希望小売価格(本体価格)は容量モデルによって異なります。
現在販売されている代表モデルの目安は以下のとおりです。

  • 6.5kWh(JH-WB1921)…1,386,000円(税込)
  • 7.7kWh(JH-WB2421)…1,716,000円(税込)
  • 9.5kWh(JH-WB2021)…1,947,000円(税込)

一方、4.2kWh(JH-WB1721)/8.4kWh(JH-WB2721)は「オープン価格」のため、
販売店や施工条件によって価格が異なります。

Q
どの容量を選べばいいですか?(家族人数の目安)
A

一般的な目安は以下です。

  • 2人暮らし:6.5kWh
  • 3〜4人家族:7.7〜9.5kWh
  • 5人以上:13〜15.4kWh(2台構成)

ただし、エコキュート・IH・EV充電器など電気使用量が多い家庭は1ランク上の容量を選んだ方が安心です。

Q
シャープ蓄電池の寿命はどれくらいですか?
A

サイクル数から計算すると、

  • 6.5kWh:6,000〜8,000サイクル → 約15〜20年
  • 9.5kWh:12,000サイクル → 約30年(理論値)

実際には温度・負荷・使用環境により短くなるため、どのモデルも実運用で15〜20年ほどが一般的な寿命です。

Q
シャープ蓄電池の保証は何年ですか?
A

多くのモデルは以下の保証が付きます。

  • 機器保証:15年
  • 自然災害補償:10年
  • 施工保証:15年(施工ID店による工事が必須)

保証の手厚さは業界でもトップクラスです。

Q
COCORO ENERGYは無料ですか?有料ですか?
A

基本機能(発電量・消費量・蓄電残量の確認)は 無料 です。
一方、AI予測制御・発電診断などの高度機能は 有料(月220円/1サービス) です。

Q
後から容量を増やすことはできますか?
A

できます。シャープは増設対応モデルが多く、

  • 6.5kWh → 13kWh(2台)
  • 7.7kWh → 15.4kWh(2台)

のように、家族が増えたり電気使用量が増加した際も柔軟に対応できます。

シャープ蓄電池は「経済性+防災性」を同時に強化したい家庭に最適

シャープの蓄電池は、AI制御や全負荷対応など機能性が高く、節電と防災の両方を重視したい家庭に適したシステムです。6.5〜9.5kWhの中容量モデルは標準的な家庭でも使いやすく、将来の増設にも対応しています。

ただし、満足度は「施工品質」に大きく左右されるため、施工IDを持つ業者や、シャープ基準に沿って確実な工事ができる優良施工店を選ぶことが重要です。長期の安心と性能を引き出すためにも、信頼できる施工業者を見極めて導入を進めていきましょう。

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