オムロン蓄電池の導入価格は170〜320万円|後付けの条件や寿命も解説

オムロン蓄電池の導入価格は170〜320万円|後付けの条件や寿命も解説 蓄電池

蓄電池は10〜15年以上使う高額設備だからこそ「どのメーカーを選べば安心なのか?」「性能や価格の違いは?」「停電時はどこまで使える?」など疑問を持つ方が多いはずです。

オムロンは、太陽光発電・蓄電池分野でも長年技術開発を続けてきた国内トップクラスのメーカーです。

この記事では、国内大手メーカーであるオムロン蓄電池の特徴・価格・寿命・保証・シリーズの違いを徹底解説します。さらに、家庭に合う容量の選び方や交換の目安、故障時のサポート対応まで導入前に知っておきたいポイントをわかりやすくまとめました。

この記事でわかること
  • オムロン蓄電池の価格相場は約170〜320万円
  • 戸建て向けの中心モデルは「KPBP-Aシリーズ」
  • 既存太陽光への後付けがしやすい(単機能タイプ)
  • 寿命は11,000〜12,000サイクル=理論上約30年
  • 主要機器は15年保証で国内トップクラスの手厚さ
  • あとから増設・全負荷化・EV連携などにアップグレード可能
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オムロン蓄電池とは?信頼できる国内メーカー製品

オムロンは体温計や血圧計のイメージが強い企業ですが、実は太陽光発電・蓄電池分野でも長年技術開発を続けてきた国内トップクラスのメーカーです。

蓄電池は10〜15年使う高額設備のため、「長期間安心して使えるメーカーか?」は製品選びで最も重要なポイントです。その点、オムロンは東証プライム上場企業であり、130カ国以上に製品を展開している大手メーカーならではの品質管理とサポート体制を整えています。

さらに公式資料では、蓄電池システムの累計出荷容量が1.4GW(2024年3月末時点)と公開されており、多くの家庭に採用されていることも分かります。

「信頼できるメーカーの商品を選びたい」という家庭にとって、オムロンは実績・品質・アフターサポートの面で安心して導入できる蓄電池ブランドといえます。

参考:OMRON|STRATEGY& BUSINESS

大手メーカーもオムロン蓄電池を採用する「高い信頼性」

オムロンの蓄電池は、国内外で高く評価されており、大手メーカーが採用するほど信頼性の高い技術力 を持っています。

太陽光パネルで有名なQセルズ(ハンファジャパンでは、公式にオムロン製蓄電池(マルチ蓄電プラットフォーム)が採用されています。

また家庭用蓄電池で人気の長州産業でも、オムロン技術をベースにしたOEMモデルが使われています。複数メーカーが採用しているという事実は、オムロンの技術力と品質が評価されている証拠です。

蓄電池はメーカーごとの違いが分かりにくい製品だからこそ「他社から選ばれている」「品質と耐久性が認められている」という実績は安心につながります。

参考:OMRON|申し込み条件QCELLS|KPBPシリーズ オムロン製マルチプラット型蓄電システム資料

オムロン蓄電池の価格相場は?

オムロン蓄電池の価格は、基本的に「本体価格(蓄電池ユニット)+パワーコン交換の有無+設置工事費」で決まります。

同じ容量でも、仕様の違い(単機能・ハイブリッド・全負荷)や、既存パワコンを交換するかどうかで総額は大きく変わります。また、全負荷タイプでは追加の配線工事が必要になったり、重塩害地域仕様・大電流対応モデルを選ぶと本体価格が数万円ほど高くなる場合もあります。

オムロン蓄電池のメーカー希望小売価格はモデルや容量によって異なりますが、実際の導入費用は「本体価格(販売価格)+設置工事費」で決まります。

蓄電池のみの販売価格は公開されていないケースが多く、業者によっても差がありますが、一般的な家庭用蓄電池(4〜15kWh)の市場価格帯は本体で約100〜250万円、設置工事費は約20〜40万円とされることが多いです。
そのため、総額はおおむね120〜300万円前後になることが一般的です(太陽光との同時工事・電気工事内容により変動)。

▶︎蓄電池を導入する場合の補助金についてはこちら

家庭用蓄電池の価格相場や内訳などを知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

蓄電池システム一式導入費用は約170〜320万円が相場

蓄電池システム一式(蓄電池ユニット+パワコン+標準工事費)で導入する場合、6.5〜16.4kWhモデルでおおよそ170〜320万円が相場になります。

以下に、オムロンの代表シリーズ(KPBP-Aシリーズ)のメーカー希望小売価格(税別)をまとめました。実際の販売価格は、ここから値引きされるケースが一般的です。


容量
型番(蓄電池ユニット)システム形式メーカー希望小売価格(税別)備考
6.5kWhKP-BU65B-S/KP-BU65C-A
単機能¥2,660,000既存パワコンを交換せず蓄電池のみ後付け可能
ハイブリッド(特定負荷)¥3,280,000パワコン交換が必要
ハイブリッド(全負荷)¥4,110,000停電時に家全体をバックアップ
9.8kWhKP-BU98B-S単機能¥3,170,000蓄電容量を増やしたい家庭向け
ハイブリッド(特定負荷)¥3,790,0004〜5人家族に人気
ハイブリッド(全負荷)¥4,620,000全負荷モデルの中では扱いやすい価格帯
12.7kWhKP-BU127-B単機能¥4,300,000長時間停電に備える家庭向け
ハイブリッド(特定負荷)¥4,920,000大容量ハイブリッド
※メーカー希望小売価格は「本体価格のみ」で、設置工事費は含まれていません。
実際の導入費用は、販売価格(実勢価格)+工事費となるため、総額は170〜320万円前後になるケースが一般的です。

オムロンのパワコンについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

オムロン蓄電池が人気な5つの理由

オムロンの蓄電池は、家庭ごとに最適な使い方ができる「柔軟性」と、長く安心して使える「信頼性」がそろっているため人気があります。

設置場所や容量の選択肢が多く、後からの増設や拡張にも対応。太陽光との互換性も広く、運転モードや遠隔モニタリングなど日常で便利な機能も充実しており、初めての家庭でも選びやすい蓄電池といえます。

家庭環境や用途に合わせて選べる豊富なラインナップ

オムロンの蓄電池は、家のつくりや使い方に合わせて選べる豊富なラインナップが特徴です。容量は6.3kWh〜16.4kWhまで幅広く、住宅向けのKPBP-Aシリーズでは自分の家庭に合った容量を選べます。

また、屋内・屋外どちらにも設置できるモデルや、海沿いでも安心の重塩害対応タイプもラインナップ。家の環境や暮らし方に合わせて、最適な蓄電池を選べるのがオムロンの強みです。

導入環境や目的に合わせた3タイプがある

オムロンの蓄電池は、導入環境や目的に応じて選べる「単機能」「ハイブリッド(特定負荷)」「全負荷対応ハイブリッド」の3タイプがあります。

特定負荷と全負荷の違い

特定負荷とは、停電時に電気を送る場所を「必要な家電や部屋だけ」に絞って使う給電方式です。冷蔵庫・Wi-Fi・照明など、生活に必要なところだけをバックアップできます。

全負荷は、停電時に家じゅうすべての家電へ給電する方式で、エアコンやIHなどの200V家電も含めて普段に近い生活ができるのが特徴です。

すでに太陽光を設置している家庭が最も導入しやすいのは 単機能タイプ です。既存パワコンをそのまま使えるため工事が少なく、後付けでもスムーズに導入できます。ただし、停電時にバックアップできるのは「家の一部(特定負荷)」のみです。

太陽光パワコンの交換時期が近い家庭や、太陽光と蓄電池を同時に導入する家庭にはハイブリッド(特定負荷)タイプが向いています。太陽光と蓄電池を一体制御できるため効率が良く、日常の自家消費を最大化できます。

停電時でもエアコン・IHなどの200V家電を含め、家全体をまるごと動かしたい家庭には全負荷対応ハイブリッドが最適です。停電時の安心感が最も高く、災害対策を重視する家庭で選ばれています。

新築や太陽光と同時に導入する場合は、単機能・ハイブリッド(特定負荷)・ハイブリッド(全負荷)の3タイプすべてから選べます。しかし、すでに太陽光がある家庭で、パワコンを交換しない場合は、基本的に後付けできるのは「単機能タイプ」のみです。

※既存のパワコンがオムロン製の場合でも、型番やソフトのバージョンによってはハイブリッド化できない場合があります。事前に販売店へ確認が必要です。

▶︎シリーズ別の特徴を知りたい方はこちら

参考:OMRON(オムロン)|マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-AシリーズOMRON|マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズ 仕様カタログOMRON|再生可能エネルギーを活用する情報 – 重塩害対応

後付けがしやすく互換性が広い

オムロンの蓄電池は、既存の太陽光発電システムに後付けしやすい点が魅力です。太陽光パネルやパワーコンディショナはメーカーによって仕様が異なりますが、オムロンの単機能蓄電池は国内で普及している幅広いメーカーの太陽光とも接続しやす、メーカーがバラバラでも導入しやすいのが特徴です。

太陽光を10年以上前に設置した家庭でも、そのまま問題なく追加できます。

「太陽光は他社製だけど蓄電池はどれが合う?」「パワコン交換までは考えていない」という家庭にとって、オムロンの互換性の広さは大きなメリットになります。

特に、FIT(固定価格買取制度)終了や電気代の高騰で蓄電池の後付け需要が増えている現在、オムロンは選びやすい蓄電池として人気が高まっています。

【FIT(固定価格買取制度)とは】
余った電気を電力会社が一定の高い価格で買い取ってくれる制度。買取期間(10年間)が終わると、売電価格が大きく下がり、電気を売るメリットがほぼなくなります。

参考:オムロン|「既設の太陽光発電に後付け可能」

あとから増設・拡張ができる

オムロンの蓄電池は、独自の「マルチ蓄電プラットフォーム」により、導入後でもシステムを追加・拡張できる柔軟さがあります。生活スタイルが変わっても必要な機能を後から加えられるのが大きな魅力です。

ハイブリッド(特定負荷/全負荷)で導入した場合は、蓄電池ユニットを後から追加して容量を増やすことが可能です。「最初は6.3kWh → 後から12.7kWhへ」といった増設ができます。

一方、単機能タイプもハイブリッドと同じ蓄電池ユニットを使用しており、容量の増設自体は可能です。ただし、単機能は既存パワコンを併用する構造のため、そのままではハイブリッド化・全負荷化にはできません

また、オムロン公式FAQにもある通り、蓄電池ユニットだけを単品で追加することはできず、システム単位での増設が必要になります。

  • 単機能 → ハイブリッド(特定負荷)
    …既存の太陽光パワコンをオムロンのPVユニット(ハイブリッド用パワコン)へ交換
  • ハイブリッド(特定負荷)→ 全負荷ハイブリッド
    トランスユニット + 全負荷用分電盤を追加

※いずれも蓄電池ユニット単体の追加は不可で、必要な機器をセットで追加する「システム増設」が必要です。

全負荷ハイブリッドで導入した場合は、後からV2X(EV連携)ユニットを追加することも可能で、EVと家を一体的に使える高度なシステムへ拡張できます。

【注意】単機能タイプは特定負荷専用
停電時に家全体を動かしたい場合や200V家電(エアコン・IH)を使いたい家庭は、最初から全負荷対応ハイブリッドを選びましょう。

参考:PRTIMES|業界初、使い方に合わせて自在に進化できるマルチ蓄電プラットフォーム「KPBP-A シリーズ」発売OMRON|マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズ

家庭の使い方に合わせて選べる便利な運転モードが備わっている

オムロンの蓄電池には、家庭の電気の使い方に合わせて選べる4つの「運転モード」が用意されています。太陽光発電を優先するのか、売電を優先するのか、停電に備えるのかなど、目的別に自動で最適な動きをしてくれるため、難しい設定を自分で行う必要はありません。

さらに、AIが翌日の天気予報をもとに充電量を自動調整するため、「明日は晴れるから充電控えめ」「明日は雨だからしっかり充電」といった賢い制御も可能です。

モード名余剰電力の使い方蓄電池の充電蓄電池の放電
経済モード売電を優先夜間の割安料金で100%まで充電朝〜夕に残量がなくなるまで放電
安心モード売電夜間に充電(設定した残量を下回ると自動充電)一定の残量を残して放電
グリーンモード自家消費を優先
(満充電時のみ売電)
余剰太陽光で充電(夜間充電も設定可)朝〜夜間に残量がなくなるまで放電
停電時モード
(停電時は売電不可)
昼は太陽光で自家消費しつつ蓄電池にも充電昼は太陽光+蓄電池、夜は蓄電池のみで供給

このように、オムロンの蓄電池は日常の電気の使い方やFIT状況、停電対策など、さまざまな目的に合わせて運転モードを切り替えられます。切り替えは自動制御されるため、ユーザーが日々操作する必要はありません。

「売電収益を重視したい」「自家消費を増やしたい」「災害時に備えたい」など、どの家庭でも最適な使い方ができるのもオムロンの蓄電池が選ばれる理由のひとつです。

オムロンの運転モード(経済・安心・グリーン・停電時)やAI制御をフルで使いたい場合は、 蓄電池だけでなくパワコンもオムロン製でそろえる必要があります。オムロンの「単機能蓄電池」を後付けで併設する場合は、太陽光と連動した高度な運転モードが使えないケースがあります。 

遠隔モニタリング&家庭内モニターで管理が簡単

オムロンの蓄電池は、マルチ蓄電プラットフォーム対応のハイブリッド構成(KPBP-A/KPBP-B/KPTP-A)で導入した場合、スマートフォンやパソコンから発電量・蓄電量・消費電力を確認できる「遠隔モニタリングサービス」が利用できます。
※単機能タイプ(既存パワコン併用タイプ)は遠隔モニタリング・専用アプリの対象外です。

クラウドに接続すれば、HEMSなどの追加機器は不要で、無料のWEB登録のみで利用可能。異常発生時はメール通知にも対応しており、高齢の方でも安心して運用できます。

専用アプリ「エネルギーシステムコントローラ」では、以下の情報を簡単にチェックできます。

・充電/放電のスケジュール設定
・発電・消費のグラフ確認
・現在の稼働状態のチェック

スマホ操作だけのシンプルなUIで、年配の方でも扱いやすい設計です。

さらに、家庭内に設置する壁掛け表示モニター(LCD表示器付きゲートウェイ)でも状況をひと目で確認でき、家族全員で電気の使い方を共有できます。

太陽光の自家消費量に応じてポイントがもらえる「エコ活サークル」への参加も可能で、追加の機器や費用なしで利用できます。

参考:オムロン|マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズ

オムロン蓄電池のシリーズ別の特徴

オムロンの蓄電池は、家庭の電気の使い方や設置環境、そして今後のライフプランに合わせて選べるよう、3つのシリーズがあります。

住宅向けの中核モデルであるKPBP-Aシリーズ、家庭+事業利用にも対応したKPBP-Bシリーズ、EV連携(V2X)に対応したKPTP-Aシリーズの3つがあります。

KPBP-Aシリーズ|一般家庭向け

オムロンのKPBP-Aシリーズは、一般家庭で最も選ばれている標準モデルです。住宅に馴染むシンプルなデザインと、国内最小クラスのコンパクト設計が特徴で、限られたスペースでも設置しやすくなっています。

容量は6.5/9.7/13.0kWhと家庭向けに使いやすいサイズが揃っており、太陽光の発電量や家族の暮らし方に合わせて選びやすいラインナップです。

また、このシリーズはオムロン独自の構成により、家庭向けに扱いやすい柔軟性があり、ライフスタイルの変化にも対応しやすい点が魅力です。

家庭用蓄電池として必要な性能・設置性・将来の使いやすさをバランス良く備えた、オムロンの中心モデルと言えます。

参考:オムロン|マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズ

KPBP-Bシリーズ|家庭+店舗・事業併用向け

KPBP-Bシリーズは、家庭だけでなく店舗・事務所・小規模事業所などでも使いやすい住産共用です。一定の出力を安定して供給できる設計になっており、家庭用よりも幅広い電力ニーズに対応できます。

容量は6.5/9.7/13.0kWhが用意されており、電気使用量の多い家庭や、業務利用を想定する環境にも対応できるラインナップです。特に、店舗や事務所では電力消費が集中する時間帯があるため、容量の選択肢が多い点が大きなメリットとなります。

また、防水・防塵性能など耐久性にも優れており、屋外設置にも適した安心設計。家庭と業務利用を同時に行う自宅兼店舗のようなケースでも、安定した電力供給を実現できます。

家庭用より高い電力ニーズに応えられる、オムロンの中でも応用範囲の広いシリーズです。

参考:オムロン|住・産共用自家消費対応蓄電システム KPBP-B

KPTP-Aシリーズ|EVと自宅を一体制御したい家庭向け

KPTP-Aシリーズは、太陽光発電・家庭用蓄電池・EV(電気自動車)をまとめて管理できる
「トリプル蓄電システム」対応モデルです。

太陽光→蓄電池→EVを一体制御できるため、昼は太陽光の電気を蓄電池に貯め、夜はEVへ充電するといった最適な電力運用が可能。自家消費率を最大化し、電気代削減に大きく役立ちます。

容量は、6.3/9.8/12.7/16.4kWhが用意されています。

さらに、V2X(V2H)連携に対応しており、停電時にはEVを「もうひとつの大容量バッテリー」として家全体へ給電できます。

災害時の安心感を重視する家庭や、EVを活用して電気の自給自足を進めたい家庭に最適なシリーズです。

参考:オムロン|トリプル蓄電システム KPTP-Aシリーズ

蓄電池の容量の選び方|家庭に合うkWhを簡単に判断する方法

蓄電池は容量選びを間違えると「足りない・ムダが多い」という失敗につながります。

まずは、家庭の使い方に合う容量の目安を確認しましょう。

蓄電池の容量の選び方

6.5kWhクラス(6.3〜6.5kWh帯)
  …電気使用量少なめ・昼間不在が多い・初期費用を抑えたい

9.8kWhクラス(9.7〜9.8kWh帯)
  …一般的な4人家庭・太陽光の自家消費を伸ばしたい

13kWhクラス(12.7〜13.0kWh帯)
  …停電対策も重視・エアコンを長時間使いたい

16kWhクラス(16.2〜16.4kWh帯)
  …停電時もほぼ通常通り生活したい・オール電化家庭

容量選びのポイントは、「家族人数」「昼間の在宅時間」「停電時にどこまで使いたいか」「オール電化かどうか」の4つです。

一般的な家庭では9.8kWhがもっともバランス良く、停電対策を重視する場合は12.7kWh以上がおすすめです。電気代の節約を目的とする場合は、太陽光の余剰量と家庭の使用量に合わせて選ぶと失敗しません。

蓄電池の容量選びについては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

オムロン蓄電池の寿命・保証

オムロンの蓄電池は導入後どれくらい使えるのか」「万が一トラブルが起きた場合はどう対応してもらえるのか」蓄電池は高額で長期間使う設備だからこそ、この2点は多くの家庭が気になるポイントです。

ここでは、オムロン蓄電池の実際の寿命と故障時に受けられる保証内容やサポート体制について詳しく解説します。

理論寿命は約30年

オムロンの蓄電池は、メーカー公表値として11,000〜12,000サイクルのサイクル寿命が設定されており、国内メーカーの家庭用蓄電池(6,000〜8,000サイクルが一般的)と比べても非常に長寿命な部類に入ります。

1日1サイクル(充電→放電)で計算すると、理論上約30年以上使用できる計算となり、長期運用を前提とした家庭にも向いています。

ただし、実際の蓄電池寿命は「使用環境(温度・湿度)」「充放電の深さ(DoD)」「運転モード」「設置場所」などの条件によって変動します。

適切な温度管理・運用モードを選択しながら使用すれば、長期間安定して使える蓄電池です。

参考:オムロン|マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズ

保証は最大15年

オムロンの蓄電池シリーズ(KPBP-A/KPBP-B/KPTP-A)は、主要機器に10〜15年の長期保証が設定されており、国内メーカーの中でもトップクラスの手厚い保証が特徴です。とくに蓄電池の要となるマルチ蓄電パワーコンディショナ蓄電池ユニットは、シリーズ共通で15年保証。長期間使用する家庭用蓄電池として、高い安心感があります。

周辺機器であるPVユニット、トランスユニット、ゲートウェイ(LCD表示器除く)にも10〜15年保証が適用され、システム全体を長くカバーできる点も強みです。

【注意】
落雷・台風・水害などの自然災害、施工不備、誤使用、外観損傷等は保証対象外です。

参考:オムロン|KPTP-Aシリーズ 保証規定オムロン|KPBP-Bシリーズ 保証規定オムロン|KPBP-Aシリーズ 保証規定

蓄電池を長持ち&安全に使うには点検・メンテナンスが必須

蓄電池を長く安全に使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。特に屋外設置では、風・雨・温度変化などの影響を受けやすいため、業者による定期点検とユーザー自身のセルフチェックの両方を行うのをおすすめします。

業者による蓄電池の定期点検(6〜12か月に1回が目安)

設置業者やメーカーが行う点検では、配線や端子の緩み確認、通気口・冷却機構の清掃、モジュールの劣化診断などを実施します。

特に長期間稼働している場合は、内部温度の上昇や部品の劣化チェックも依頼しておくと安心です。

異常が見つかった際は、速やかにメーカーサポートを通じて対応してもらいましょう。

日常的には、次のようなセルフメンテナンスを心がけるのがおすすめです。

簡単!自分でできるセルフチェック
  • 本体の異音や外観の変形を確認
  • 通気口や周囲のホコリ・落ち葉を掃除
  • 設置場所の風通し・直射日光の影響を確認
  • モニターやアプリで稼働状況や警告をチェック
  • 異常を感じた場合はすぐに施工業者へ相談

蓄電池に故障や不具合が起きたときの問い合わせ先

万が一、蓄電池やパワーコンディショナに不具合が起きた場合は、オムロン公式サイト内の製品・サービスに関するお問い合わせから連絡できます。

問い合わせ方法は、「電話での問い合わせ」「問い合わせフォームからの送信」の2種類から選べます。急ぎの場合は電話、詳細を残したい場合はフォームがおすすめです。

オムロンは全国に約140か所以上のサービス拠点を構えており、故障や異常発生時には最寄りの拠点から迅速に駆けつけられるサポート体制が整っています。

家庭用蓄電池メーカーの中でもトップクラスのサポート網を持っているため、トラブル時も「地域差の少ないスピーディーな対応」が期待できます。

参考:オムロン|製品・サービスに関するお問い合わせオムロン|保証はどうなっていますか?

オムロン蓄電池の交換タイミングの目安

蓄電池は長期間使える機器ですが、性能低下・機器の不具合・保証時期・生活スタイルの変化の4つが、蓄電池の交換や見直しを判断する目安になります。

オムロン蓄電池の交換タイミング
  • 充電容量(実際に溜まる量)が大きく低下した時
  • エラーが頻発する・蓄電池が起動しない時
  • 15年保証終了のタイミング(保証切れ前後)
  • 生活スタイルが変わり容量不足になった時

以上の項目に1つでも当てはまる場合は、交換を検討しましょう。

代表的なのは、充電容量が大きく低下した場合や、エラー・起動不良が頻発する場合など、機器の性能や動作に明らかな異常が出るときです。また、オムロン蓄電池は最長15年の長期保証があるため、保証終了の前後は故障リスクが高まります。

さらに、家族構成の変化・在宅時間の増加・EV導入などで電気使用量が増え、現状の容量では足りなくなるケースもあります。このような場合も、交換や増設を考えるタイミングです。

蓄電池の導入は補助金制度を活用できる可能性も

オムロンの蓄電池は、住宅向けの国や自治体の再エネ補助金の対象となる場合があります。

国の「DR導入支援事業」では、家庭用蓄電池に最大60万円の補助が受けられるほか、自治体独自の制度と併用すればさらに費用を抑えられます。

2025年度のDR補助金は、予算上限に達したため、2025年7月2日に終了しています。

補助金の申請は、対応している販売店や施工業者を通じて行うのが一般的です。

対象機種や申請期間は地域によって異なるため、導入前に必ず最新の募集情報を確認しましょう。

参考:東京都環境局|家庭における蓄電池導入促進事業

蓄電池の補助金については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

蓄電池の導入・交換は複数見積もりをとるのが基本

見積書

工事費用などは依頼する業者によって差があるため、複数社から見積もりを取り、条件を比較することが大切です。

見積もりを取る際のチェックポイント
  • オムロンの蓄電池に対応しているか
  • 製品価格や工事費用の内訳が明確か
  • 施工体制や保証内容に違いがあるか
  • 補助金の申請サポートが含まれているか

1社だけの見積もりでは相場が分からず、結果的に数十万円の損につながるケースもあります。相場を知るためにも、まずは2〜3社から見積もりを取り、価格や内容を比較してみましょう。

手間をかけずに複数社の見積もりを取りたい方には、一括見積もりサイトの利用がおすすめです。1回の情報入力で、条件に合った複数の業者から見積もりを受け取れるため、価格・施工内容・補助金対応をまとめて比較できます。

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特におすすめなのが、「エコ×エネの相談窓⼝」です。完全無料&最短60秒で蓄電池の設置費用を⼀括⾒積もり依頼できます。

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蓄電池の導入・交換を検討しているなら、まずは一括見積もりで相場と信頼できる業者を確認してみましょう。蓄電池の交換を希望する場合は、「交換したい」と記載するとスムーズです。

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オムロン蓄電池に関するよくある質問【Q&A】

オムロンの蓄電池に関するよくある質問を紹介します。

Q
停電時は家のどこまで電気が使えますか?
A

選んだタイプによって異なります。

  • 特定負荷タイプ:冷蔵庫・照明・コンセントなど “一部の回路のみ” 使用可能
  • 全負荷タイプ:家中すべての回路に給電、エアコン・IHなど200V家電も使用可能

停電対策を重視する家庭は 全負荷ハイブリッド が最適です。

Q
蓄電池の寿命はどれくらいですか?
A

オムロン蓄電池は 11,000〜12,000サイクル。1日1サイクル換算で理論上約30年前後 使用できます。実際の寿命は使用環境(温度・湿度・DoD等)によって変動します。

Q
保証期間はどれくらいありますか?
A

シリーズ共通で 10〜15年保証。特に蓄電池ユニット・パワコンなど主要機器は 15年保証(条件あり)で、国内メーカーでもトップクラスの手厚さです。

Q
既存の太陽光パネルがあっても後付けできますか?
A

はい、可能です。
既存パワコンをそのまま使える 単機能タイプなら後付けがしやすい構造です。
ただし、メーカー・型番・年数により条件が変わるため、事前の確認が必要です。

Q
故障した場合はどうすればいいですか?
A

オムロン公式の「製品・サービスに関するお問い合わせ」から連絡できます。
オムロンは 全国140拠点以上のサービスネットワークを持っており、不具合時には近隣拠点から 迅速に駆けつけ対応が可能です。

オムロン蓄電池で、これからの暮らしをもっと安心・快適に

オムロン蓄電池は、国内大手メーカーならではの高い安全性と信頼性を備え、AI制御による最適運転や長寿命LFP電池(11,000〜12,000サイクル)で長く使える蓄電システムです。

後付けしやすく、容量の拡張やシステムのアップグレードにも柔軟に対応。防水性・耐久性・遠隔モニタリングなど日常で便利な機能も充実しているため、初めての家庭でも安心して導入できます。

さらに、補助金の活用や自家消費の向上によって、導入後の電気代削減効果も期待できます。

オムロン蓄電池で、これからの暮らしをもっと安心・快適にしていきましょう。

オムロン蓄電池をおすすめできる人
  • 既存の太陽光に後付けしやすい蓄電池を探している人
  • 将来、容量増設・全負荷化・EV連携など拡張したい人
  • 信頼できる国内大手メーカー製品を選びたい人
  • 停電時でもエアコン・IHを含め普段に近い生活をしたい人
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