太陽光発電を導入したいけど、補助金がないと損をする？
補助金なしで設置した人はどれくらいいるの？
うちの地域は補助金がないから導入するか悩む…
太陽光発電や蓄電池の導入で「補助金がないと損」と思っていませんか？実は、補助金を利用せずに導入した方も多く、十分に満足している実態があります。
エコ×エネの相談窓口が実施した独自アンケート調査では、太陽光発電・蓄電池を導入した141人のうち、59人（約42％）が補助金なしで導入していました。
この記事では、アンケート結果をもとに、補助金なしでも損しない理由、実際の導入費用、お得に設置する方法を詳しく解説します。
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- 実施方法：インターネットによる任意回答
- 対象者：太陽光発電を設置した経験のある全国の一般家庭
- 実施期間：2025年11月28日〜12月12日
- 有効回答数：141件
※本アンケートは、太陽光発電システムの導入実態や満足度、地域別の傾向を把握するために実施したものです。数値は、クラウドワークス上の回答結果をもとに集計しています。
全体の4割が補助金なしで太陽光・蓄電池を導入している
エコ×エネの相談窓口が太陽光発電・蓄電池を導入した141人を対象に実施したアンケートでは、59人（約42％）が補助金を利用せずに導入していました。
- 補助金ありで導入した方：82人（約58％）
- 補助金なしで導入した方：59人（約42％）
補助金なしで導入した方の多くは「補助金を待つより早く導入したメリットのほうが大きい」「電気代削減効果で十分元が取れる」と判断しています。
実際に、電気料金の高騰が続く現状では、補助金額以上に電気代削減効果が大きくなるケースもあります。補助金の申請手続きや審査を待つ時間を考えると、早期導入で得られる電気代削減分のほうが有利になることも珍しくありません。
補助金なしと補助金ありの導入費用の違い
太陽光発電のみ・5kW未満のケースでは、補助金の有無にかかわらず、導入費用の中心は100〜150万円となっています。
- 補助金あり
最も多かった価格帯：100〜150万円 - 補助金なし
最も多かった価格帯：100〜150万円
太陽光発電の設置費用を詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめ▼
補助金なしでも導入した方口コミ
補助金を利用せずに導入した方の口コミを見ると、電気代削減や売電収入による家計改善、停電時の安心感を評価する声が多く見られました。
- 電気代が下がった
「毎月の電気代が大幅に下がった」「基本料金だけの月もある」 - 売電収入が家計の助けになっている
「毎月5,000〜10,000円程度の売電収入が入る」 - 停電・災害時の安心感
「停電時にとても助かる」「災害への備えとして満足」 - 在宅時間が長い家庭との相性が良い
「在宅勤務で昼間の電力をほぼ賄えている」
一方で、発電量や売電単価・蓄電池容量への不満・導入前の情報収集不足を挙げる声もあり、補助金の有無にかかわらず、事前の比較・理解が重要だということがわかります。
- 発電量・売電収入が想定より少ない
「思ったより発電しない」「売電収入が想定より低い」 - 季節差が大きい
「夏はプラスだが、冬はマイナスになりやすい」 - 売電単価の下落への不満
「昔は良かったが、今は売電価格が安い」 - 導入前の情報収集不足を後悔
「補助金や他社比較をもっとすべきだった」
導入後の評価としては、「完璧ではないが、総合的にはプラス」と捉えている声が多い点も特徴です。
経済的なメリットだけでなく、停電時の安心感や日々の電気代に対する不安が軽減されたことなど、生活の安定や安心感といった価値を重視していることが、補助金なしで導入を決断した方の共通点といえるでしょう。
補助金なしでもお得に導入する方法
補助金がなくても、ポイントを押さえれば導入費用を抑えることは可能です。ここでは、実際に効果が出やすい方法を紹介します。
メーカーや業者のキャンペーン・値引きを利用する
メーカーや販売業者は、時期によって大きな値引きやキャンペーンを行うことがあります。特に3月・9月の決算期は、10〜30万円程度の値引きや工事費無料キャンペーンが出やすい傾向があります。
また、展示品や型落ちモデルを選ぶことで費用を抑えられるケースもあります。性能面で大きな差が出にくいため、価格重視の方にはコストパフォーマンスの高い選択肢といえるでしょう。
太陽光と蓄電池を同時に導入して工事費を抑える
太陽光発電と蓄電池を別々に設置すると、工事費が重複して割高になることがあります。同時に導入すれば、配線工事や設置作業をまとめられるため、工事費を抑えやすくなります。
将来的に蓄電池の設置を考えている場合は、最初から同時導入を検討することで、総額を抑えられる可能性があります。
ご自宅に合った容量の太陽光・蓄電池を選ぶ
必要以上に大容量のシステムを選ぶと、初期費用が高くなり回収に時間がかかります。自宅の電気使用量や屋根条件に合った容量を選ぶことが重要です。
月の電気使用量が300kWh前後の家庭であれば、5kW程度の太陽光発電でも十分に効果を得られるケースが多く見られます。必要以上に大容量のシステムを導入すると、初期費用が増える一方で使いきれない電気が増え、結果的に費用対効果が下がってしまうこともあります。
複数の見積もりを取って内容を比較する
太陽光発電・蓄電池の見積もりは、同じ条件でも業者によって金額差が出やすいのが特徴です。実際に、最安値と最高値の差が30〜50万円だったケースが最も多く、見積もりを比較するだけで補助金に近い差額が生まれることもあります。
また、太陽光発電・蓄電池の導入では、見積もりを取った社数によって、導入後の満足度に大きな差が出ることがわかりました。
複数社を比較することで、価格だけでなく、提案内容・保証・対応の丁寧さなどを冷静に見極めやすくなります。その結果「もっと比較すればよかった」という後悔を防ぎやすくなり、納得感のある導入につながります。
まずは複数社の提案を見比べて、ご自宅に合った適正価格を把握することが後悔しない近道といえるでしょう。
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補助金がなくても太陽光発電がおすすめな理由
補助金の有無に関わらず、太陽光発電は導入する価値があります。長期的なメリットを3つの観点から解説します。
太陽光発電のメリットについて、より詳しく知りたい方はこちら▼
電気代の削減効果は補助金の有無に左右されにくい
太陽光発電の最大のメリットは、毎月の電気代削減効果です。
たとえば、5kWのシステムで年間約6,000kWhを発電した場合、電力会社から購入する電力量を大きく減らすことができます。電気料金を1kWhあたり30円とすると、年間の電気代削減額は約18万円となります。
この削減効果は導入後も継続するため、以下の電気代削減が見込まれます。
- 10年間で約180万円
- 20年間で約360万円
仮に補助金として20万円を受け取れた場合、初期費用は抑えられますが、導入後に得られる電気代削減効果そのものが変わるわけではありません。
長期的な視点で見ると、補助金の有無よりも、毎月の電気代削減が家計に与える影響のほうが大きくなりやすいといえるでしょう。
電気料金の上昇リスクへの備えになる
電気料金は過去10年で約1.5倍に上昇しており、今後も上昇が予想されます。
太陽光発電を導入すれば、自宅で発電した電気を使うことで、電力会社からの購入量を減らせます。電気料金が今後さらに上昇した場合、太陽光発電の削減効果はより大きくなります。
補助金がなくても、将来的な電気代高騰リスクに備えられることは大きなメリットです。自家発電により、電力会社の価格変動に左右されにくくなります。
停電・災害時の備えとして安心につながる
太陽光発電と蓄電池があれば、停電時でも電気が使えます。近年、台風や地震による大規模停電が増えており、数日間電気が使えない状況も珍しくありません。
蓄電池があれば、冷蔵庫やスマートフォンの充電、照明など、最低限の電力を確保できます。経済的なメリットだけでなく、安心・安全という価値も大きいです。
補助金の有無に関わらず、災害対策として導入する価値は十分にあります。
蓄電池はやめた方がいい？とお悩みの方はこちらの記事がおすすめ▼
太陽光発電・蓄電池の補助金に関するよくある質問
太陽光発電・蓄電池の補助金に関してよくある疑問にお答えします。
- Q補助金がないと太陽光発電は損になりますか?
- A
いいえ、補助金がなくても必ずしも損になるわけではありません。
当サイトが実施したアンケート結果を見ると、補助金なしで導入した方でも、一定の経済効果と満足感を得ているケースが多く見られました。- 補助金なしで導入した方のうち、約4割が「満足」「とても満足」と回答
- 電気代削減額と売電収入を合算すると、年間で約11〜18万円程度の経済効果
- この効果が継続すれば、10年間で約110〜180万円相当の削減効果
長期的に見ると、補助金の有無が損益全体を大きく左右しないケースもあります。
また、補助金を待つ間も電気代の支払いは続きます。条件によっては、補助金を待たずに早期導入し、電気代削減を早く始めたほうが結果的に有利になる場合もあるといえるでしょう。
- Q補助金が出るのを待ったほうがいいですか?
- A
必ずしもそうとは言えません。補助金を待っている間も電気代は発生し続けます。
仮に半年待って補助金20万円を得ても、その間の電気代削減機会を逃せば実質的なメリットは小さくなります。また、補助金は先着順や抽選のため、申請しても必ず受給できるとは限りません。
- Q自分の地域で補助金が出るかはどう調べればいいですか？
- A
WEB検索でお住まいの地域＋「太陽光発電 補助金」「蓄電池 補助金」と検索すれば、最新情報が確認できます。
また、環境省や経済産業省のホームページでも国の補助金制度が公開されています。
補助金は必ず最新情報を確認するようにしましょう。受付期間中であっても、予算上限に達した場合は途中で受付停止することも多々あります。
補助金なしの太陽光発電・蓄電池導入まとめ
補助金なしでも太陽光発電・蓄電池の導入は十分に価値があります。当サイトのアンケートでは、全体の約42％が補助金なしで導入し、満足している結果が出ています。
- 141人中59人（約42％）が補助金なしで導入している
- 補助金なしでも導入費用は100〜150万円程度が中心
- 複数社の見積もり比較で30〜50万円の差が出ることも
- 電気代削減効果は補助金の有無に左右されない
- 停電対策や電気代高騰への備えとしての価値も大きい
補助金を待つよりも、早期導入で電気代削減を始めるほうが、長期的には有利になることも多いです。複数社から見積もりを取り、キャンペーンや適切な容量選びを活用することで、補助金なしでもお得に導入できます。
補助金の有無ではなく、長期的な経済効果と安心価値を総合的に判断することが、後悔しない導入の鍵です。
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