「オムロンのパワーコンディショナ(パワコン)ってどうなの?」「他社との違いや交換費用を知りたい」そんな疑問を持っている方へ。
オムロンは東証プライム上場の制御機器メーカーで、住宅用パワコンでは国内トップクラスのシェアを誇ります。
本記事では、オムロン製パワコンの特徴・価格・保証・交換費用などをわかりやすく解説。導入を検討している方が「安心して選べる」ための情報をまとめました。
- 価格相場:本体12〜32万円/導入総額85〜163万円(3〜5kW)
- 保証・サポート:標準10年(延長15年)× 全国約140拠点
- 性能:過積載250%・重塩害対応・AICOT・SolarView
- 交換費:総額30〜35万円/故障時の対処手順
今すぐ、
かんたん無料一括見積もりを
しましょう!
オムロンとは?
オムロン株式会社は、東証プライム(旧東証一部)上場の日本を代表する制御機器メーカーです。
高い技術力と信頼性を武器に、世界各国の製造業・エネルギー・社会インフラ分野を支えています。
グループ従業員数は約26,600名(2025年3月末時点)、世界130カ国以上で事業を展開するグローバル企業です。
FA(自動化)・ヘルスケア・エネルギー管理など幅広い分野で活躍し、太陽光発電用のパワコンは住宅・産業用の両方に展開しています。
オムロンのパワコンは国内シェアNo.1

オムロンの自社調べによると、小規模PV(住宅用太陽光発電)向けパワコン分野で国内シェアNo.1を誇ります。2021年度の公式資料では、国内シェア約38%を記録しており、他社を大きく上回る結果となっています。
また、住宅用蓄電システムでもシェア約30%を占め、累計出荷はパワコンが180万台以上、蓄電システムが7万台以上。高い品質と信頼性、そして国内メーカーならではの充実したサポート体制が、業者・ユーザー双方から選ばれる理由です。
参考:オムロン株式会社「コンポ事業における実績」(2021年度・自社調べ)
一般タイプ
・単相/KPW-A48-J4/4.8kW(自立運転機能付)
・単相/KPW-A55-J4/5.5kW(自立運転機能付)
・単相/KPV-A55-J4/5.5kW
重塩害タイプ
・単相/KPV-A55-SJ4/5.5kW
自家消費用
・単相/KPW-A2シリーズ/5.5kW
・三相/CEPT-P3AT2025B/25kW
※三相25kWモデルもラインアップ。
※住宅用・自家消費用の主な現行モデル(2025年時点)です。旧シリーズ(KPT・KPM・KPM2・KPR)は生産終了しています。
参考:OMRON|エネルギー製品ページ、OMRON|KPWシリーズ 公式仕様ページ
オムロンのパワコンが人気の理由|4つの強み
オムロンのパワコンが選ばれる理由は、長年の制御技術で培った4つの強みにあります。
過酷な環境にも耐える設計、安全性を高める独自技術、そして柔軟なシステム対応力で、家庭用から事業用まで幅広く支持されています。
重塩害エリアでも設置可能な高耐久設計

海岸線から500m以内の「重塩害地域」では、潮風や潮水の影響で金属部品が錆びやすく、これまで多くのメーカーでは設置が難しいとされてきました。
そのため、塩害対策が十分でない一般的なパワコンでは、保証や安全性の面から設置を断られるケースもあります。
しかしオムロンでは、独自の防錆構造と防水技術を採用。 PF管と本体をつなぐジョイント部分を改良し、防水規格IP65を確保することで、台風や強風で一時的に海水が飛んでくるような環境でも安心して使用できます。

さらに、取付金具や端子部には錆に強い高性能合金「ZAM®」を採用。 塩害に強い塗装処理を施すことで、長期間の屋外設置でもサビや腐食を防ぎます。 これにより、日本全国どこでも設置できる「フルカバー対応」を実現しています。
海岸部でも「太陽光はムリかも…」と諦めていた方でも、オムロンの重塩害対応モデル(例:KPV-A55-SJ4)なら、安心して導入できる可能性があります。
参考:OMRON|「重塩害対応について」、OMRON|KPVシリーズ
過積載率250%まで対応

オムロンの住宅用新世代モデル(KPWシリーズ・KPVシリーズなど)のパワコンは、定格容量を超える太陽光パネルを接続する「過積載運用」に対応しています。
公式サイトによると、パネル接続枚数を増やすことで最大250%以上の過積載も可能です。
一般的に過積載は機器への負荷が増すため、他メーカーでは保証外となるケースもあります。
しかしオムロンでは、条件の範囲内であれば250%でも保証適用となるのも魅力です。
<保証条件>
- パネルの入力電圧が運転可能電圧範囲内であること。
- パネルの入力電流が最大許容短絡電流値以下であること。
これにより、限られた屋根面積でも多くのパネルを設置でき、発電量を効率的に引き上げることが可能です。
また、発電効率を最大限に保ちながら、屋根の形状や設置スペースに合わせて柔軟にシステムを設計できる点が大きなメリットです。
参考:OMRON|KPW-Aシリーズ 公式仕様ページ、OMRON|KPVシリーズ 製品情報ページ
AICOT技術で高い安全性(単独運転防止機能)

太陽光発電システムでは、落雷や事故などで系統(電力会社の送電網)に停電が発生した際、発電を続けたまま系統に電力を逆流させてしまうと、復旧作業中の作業員が感電したり、設備火災を引き起こす恐れがあります。
オムロンには、このような危険を防ぐための独自制御技術「AICOT(Anti-Island Control Technology)」が搭載されています。AICOTは、系統事故が発生した際に瞬時に異常を検知し、逆潮流を防止。周囲の電力網に影響を与えず、安全にシステムを遮断します。
また、停電時には自動的に「自立運転モード」へ切り替え、家庭内で最低限の電力供給を継続できます。非常時でも安心して電気を使えるよう設計されているのが大きな特長です。
ただし、すべての旧型モデルで常に標準搭載というわけではないため、購入や交換の際には型番仕様を確認しておくと安心です。
参考:OMRON|多数台連系時単独運転防止技術 AICOT®
SolarView Compact対応で見える化・遠隔監視も可能
オムロンのパワコンは、専用の遠隔監視システム「SolarView Compact(ソーラービュー・コンパクト)」に対応しています。
SolarView Compactを別途購入してパワコンに接続することで、発電状況をインターネット上で「見える化」できます。
- 「発電量」「消費電力」「異常の有無」などをスマホやパソコンで確認可能
- エラー発生時は自動通知機能により、早期対応が可能
- 有線LANに加え、4G通信対応モデルも登場し、ネット環境がない家庭でも利用可能
なお、旧モデルの3G通信機器は2026年3月でサービス終了予定のため、順次4G対応版への交換が推奨されています。
オムロンパワコンの価格相場|本体代は約12〜32万円
オムロンのパワコンは、本体価格が約12〜32万円。これに加えて、設置費用・電気工事費・既存機器の撤去費などがかかります。
太陽光発電システムと合わせて導入する場合、一般的な総額は約85〜163万円が目安とされています。
・新築で太陽光発電を導入した場合
→約85.8万円〜143万円
・既存住宅で太陽光発電を導入した場合
→約97.8万円〜163万円
新築時の導入は屋根や配線工事と同時に行えるため、コストを抑えやすい(約85〜143万円)のが特徴です。
既存住宅への後付けでは、足場設置や配線工事の追加が必要になり、約97〜163万円が目安です。
新築と比べて、総額で10〜20万円ほど高くなる傾向があります。
以下の表では、代表的なオムロン製パワコンの価格目安をまとめています。
タイプ | 出力 | 型番 | 主な特徴 | 価格目安(税込) |
---|---|---|---|---|
一般タイプ | 4.8kW | KPW-A48-J4 | 自立運転機能付き | 約18〜20万円 |
5.5kW | KPW-A55-J4 | 自立運転機能付き・高効率モデル | 約18〜20万円 | |
5.5kW | KPV-A55-J4 | 標準仕様モデル(自立機能なし) | 約12〜14万円 | |
重塩害タイプ | 5.5kW | KPV-A55-SJ4 | 沿岸部対応・防錆強化モデル | 約19〜20万円 |
自家消費用 | 5.5kW | KPW-A2シリーズ | 自家消費型太陽光向け設計 | 約27〜32万円 |
ただし、設置環境や屋根形状によっては差が小さい場合もあるため、実際の見積りで確認するのがおすすめです。
パワコンの交換費用については「オムロンのパワコンの交換費用目安(工事・撤去含む)」の見出しで解説しています。
太陽光や蓄電池とセットで補助金対象に
太陽光や蓄電池とセットで設置すると補助金対象となる可能性があります。
国の制度(経済産業省など)に加え、自治体でも住宅用太陽光や蓄電池を対象とした補助制度が多数設けられています。
ただし、パワコン単体での交換・更新は原則として対象外です。補助金は「再生可能エネルギーの導入促進」を目的としており、太陽光パネルや蓄電池と組み合わせて新規導入する場合に限られます。
太陽光の導入費用や補助金については、以下の記事で詳しく解説しているので、「設置費用は総額どれくらいかかるの?」と気になる方は参考にしてください。
今すぐ、
かんたん無料一括見積もりを
しましょう!
太陽光+蓄電池の導入は複数社で見積もり比較がおすすめ!
太陽光発電や蓄電池を導入する際は、メーカーや施工業者によって価格やサポート内容が大きく異なります。
設置費用などは依頼する業者によって差があるため、複数社から見積もりを取り、条件を比較することが大切です。
- オムロンのパワコンに対応しているか
- 製品価格や工事費用の内訳が明確か
- 施工体制や保証内容に違いがあるか
- 補助金の申請サポートが含まれているか
1社だけの見積もりでは相場が分からず、結果的に数十万円の損につながるケースもあります。
相場を知るためにも、まずは2〜3社から見積もりを取り、価格や内容を比較してみましょう。
手間をかけずに複数社の見積もりを取りたい方には、一括見積もりサイトの利用がおすすめです。
1回の情報入力で、条件に合った複数の業者から見積もりを受け取れるため、価格・施工内容・補助金対応をまとめて比較できます。
「エコ×エネの相談窓⼝」なら最短60秒で一括見積もり
特におすすめなのが、「エコ×エネの相談窓⼝」です。
完全無料&最短60秒で太陽光の設置費用を⼀括⾒積もり依頼できます。
エコ×エネ相談窓口では、「一括サイトって勧誘とかしつこくない?」「断るときに気まずい」という方でも安心して利用できるように、以下のようなシステムを導入しています。
- 優良業者のみ登録
口コミ・紹介・リピーター中心の信頼できる販売施工会社だけを厳選。 - 「イエローカード制度」で悪質業者を排除
評判が悪い・クレームが多い業者は契約解除の対象に。 - 販売施工会社への断りも代行対応
「断りづらい…」という方のために、当社が代行連絡をサポート。
太陽光や蓄電池の導入を検討しているなら、まずは一括見積もりで相場と信頼できる業者を確認してみましょう。
今すぐ、
かんたん無料一括見積もりを
しましょう!
オムロンのパワコンが故障したらどうすればいい?
太陽光発電のパワコンは、発電量の低下や異常を検知すると、本体前面の液晶パネル(表示モニター)にエラーコードが表示されます。通常は発電量や運転状態が表示されていますが、異常が起きると「E01」や「E07」などの番号と、赤いエラーマークが点灯します。
まずは取扱説明書で該当するエラー番号を確認し、発生原因を特定します。軽微な一時エラー(例:E01・E02など)は、一度停止して5分ほど待ち、再起動すると復旧する場合もあります。それでも改善しない場合は、型番とエラーコードを控えて販売店またはメーカーへ連絡しましょう。
エラーコード | 意味 | 対処方法 |
---|---|---|
E1-0.0 | 停電が発生しています。 | 停電が回復すると自動的に連系運転を再開します。 |
E1-1.0〜E1-8.0 | 商用系統に異常が発生しています。 | 系統が正常に戻ると自動的に復帰。復帰しない場合は販売店に連絡。 |
E2-1.0 | 太陽電池の電圧が高くなっています。 | 運転スイッチの状態を確認し、販売店に連絡。 |
E2-3.0 | 太陽電池側の絶縁抵抗が低下しています。 | 感電リスクあり。販売店へ連絡し点検依頼。 |
E3-4.0 | パワコン内部の温度が高温になっています。 | 通風口の清掃・遮蔽物の除去を実施。解消しない場合は販売店へ。 |
E3-5.2 | 専用保護継電器との通信ができません。 | 通信ケーブルまたは設定異常。販売店へ連絡。 |
E5-7.0/E5-7.1 | 計測ユニットとの通信障害。 | 販売店へ連絡。 |
A1-5.0/A1-5.1 | 停電用コンセントに過負荷がかかりました。 | 接続機器を減らして再起動。 |
A1-6.1 | OVGRまたはRPRが作動しました。 | 原因を確認後、主任技術者に依頼。 |
内部を開けたり、配線を触ったりするのは感電や火災のリスクがあるため避けてください。
再起動後もエラーが続く場合や、複数のコードが同時に出る場合は専門業者の点検が必要です。
エラーコードが出ていなくてもパワコンのこんな症状に要注意
オムロンのパワコンでは、液晶画面にエラーコードが出ていなくても、内部異常や経年劣化の前兆が現れる場合があります。次のような症状が見られたら、早めに販売店やメーカーサポートへ相談しましょう。
- 発電量が明らかに減っている
- ファンの音がしない/異音がする
- ランプが点滅している・色が変わった
- ブレーカーが頻繁に落ちる
- 異常な発熱・焦げ臭いにおい
エラーコードが表示されていなくても、パワコンの異常は見た目や動作音から気づけることがあります。
例えば、発電量が急に落ちた、ファンの音が止まった、ランプが点滅している、ブレーカーが頻繁に落ちる、筐体が異常に熱い・焦げ臭いなどの症状がある場合は注意が必要です。
これらは内部故障や接続不良の前兆であることが多く、放置すると発電停止や火災につながるおそれがあります。
参考:オムロン|KPW-A2シリーズ取扱説明書、太陽光発電協会|住宅用太陽光発電システム 保守点検ガイドライン
オムロンパワコンのサポート・問い合わせ情報
オムロンでは、全国に約140拠点のサービスネットワークを持ち、故障や不具合にも迅速に対応しています。修理・点検依頼は、設置した販売店経由のほか、メーカーへの直接問い合わせも可能です。
- パワコン本体の型番とエラーコードを確認(本体ラベルまたは液晶画面)
- 設置業者またはオムロンの公式サポートへ連絡
- 点検・修理対応(保証期間内なら無償)
取扱説明書や施工マニュアルも、公式サイトから無料でダウンロードできます。製品の生産終了後も原則10年間は部品供給・修理対応が可能なため、長期的に安心して使用できます。
参考:OMRON|製品情報
オムロンのパワコンの交換費用目安(工事・撤去含む)
パワコンの交換費用の総額目安は、本体代と設置工事代などを含めて約30〜35万円前後が目安です。
- 本体代
- 撤去工事費
- 設置・配線工事費
- 電力会社申請・手続費
- 出張・諸経費
屋外設置や塩害地域では追加費用が発生する場合もあるため、見積もり時に「工事費込みかどうか」を必ず確認しましょう。
保証期間内であれば、無償修理または代替交換が受けられるケースもあります。
交換検討時は、まず保証書や購入時の契約内容を確認しておくと安心です。
オムロンのパワコンの保証期間|標準保証10年
オムロンのパワコンは、標準で10年間の長期保証が付いています。さらに、設置環境や契約内容に応じて15年保証へ延長することも可能です。
万が一、故障や不具合が発生した場合でも、全国140拠点のサポートネットワーク(2024年9月時点)によって、迅速な対応を受けることができます。
また、蓄電システムやV2Xシステムも同様に10年間の保証が適用されるため、長期にわたって安心して使用できます。
長く安心して使うにはメンテナンス・点検が必要
オムロンのパワコンを長く安心して使うためには、定期的なメンテナンスと点検が必要です。内部には冷却ファンやフィルターなどの部品があり、長期間使うことでホコリや汚れがたまり、放置すると冷却性能の低下や故障の原因になります。
- 本体の外観チェック(異音・異臭・エラーメッセージの有無など)
- 通気口や周囲のホコリ除去(乾いた布・掃除機で軽く)
- 雨風で汚れた際の軽い拭き取り
これらはユーザー自身で定期的(月1回程度)に確認することで、トラブルを早期に防ぐことができます。
- 内部の冷却フィン・フィルターの清掃
- 配線・端子の緩みや劣化確認
- 発電量・効率の点検・校正作業
オムロンでは、住宅用は4年に1度、業務用は6か月に1回の定期点検を推奨しています。点検は販売店や施工業者、またはオムロン認定のサービス拠点(全国140拠点)に依頼可能です。
定期的に清掃・点検を行うことで、発電効率を長期間安定して保つことができます。また、保証期間内のトラブルにもスムーズに対応してもらえるため、安心して使い続けられます。
参考:OMRON|Q.パワーコンディショナは点検が必要ですか?
他メーカーのパワコンと比較
同程度の容量帯(単相 約5kWクラス)の代表モデルの発電効率や設置性などの特徴を以下の表にまとめました。各数値は必ずメーカー公式仕様で最終確認してください。
比較項目 | オムロン KPW-A55-J4/5.5kW | HUAWEI SUN2000-4.95KTL-NHL2 | パナソニック VBPC255NC3/5.5kW |
---|---|---|---|
発電効率(JIS) | 約96%(低出力500W時でも95.5%) | 約97.0〜97.5% | 約96.5%(力率0.95時) |
設置性・静音性 | 屋外設置対応。小型軽量(約20kg)・省スペース設計(離隔3cm) | 屋外/屋内対応、ファンレスで静音 | 屋内専用。新構造で脱衣所・洗面所設置可 |
安心・安全機能 | 過電流保護・温度監視・絶縁監視・AICOT単独運転防止技術。 重塩害タイプも有り。(沿岸500m以内対応) | 雷保護(SPD)・AI異常検知(AFCI)・防水防塵IP66 | 過電流・温度保護、遠隔出力制御対応。停電時は自立運転へ自動切替(1.5kVA上限) |
見える化機能 | 別売「SolarView Compact」で遠隔監視に対応(複数メーカー対応の汎用システム) | 専用アプリ「FusionSolar」で発電・消費・異常をリアルタイム監視(クラウド管理) | 「エネルギーモニタ」や通信ユニットで発電・消費量を確認(家庭内モニター型) |
本体価格(目安) | 約18〜20万円前後 | 約9〜13万円前後 | 約19〜22万円前後 (希望小売価格519,200円) |
保証年数 | 10年(延長可) | 10年(延長可) | 10年(延長可) |
蓄電池対応 | 一部蓄電池対応モデルあり | 自社LUNA2000と連携(ハイブリッド対応) | 一部蓄電池対応モデルあり |
サポート体制 | 全国140拠点の保守網・迅速対応 | 全国展開・AI遠隔診断サポート | 全国サービスネットワーク |
参考:OMRON|KPWシリーズ、HUAWEI|SUN2000-4.95KTL-NHL2、Panasonic|VBPC255NC3
HUAWEIのパワコンについて解説した記事もあるので、こちらも参考にしてください。
信頼性・設置性・安全性で選ぶならオムロンのパワコン
HUAWEIが価格・効率面で優秀、パナソニックが屋内向け静音性で強いのに対し、オムロンは「安全性・設置性・サポート力」のバランスが最も取れた国内モデルです。
特に、「屋外設置したい」「海沿いに住んでいる」「長期サポート重視」という方は、オムロンを選ぶ価値が高いといえます。
- 海辺・沿岸部など重塩害地域に住んでいる方
- 屋根スペースが限られている/形状が複雑な住宅
- 将来的な蓄電池・EVとの連携を視野に入れている方
- 長く安心して使いたい、国内サポート重視の方
- 安全性を重視する方
オムロンのパワコンに関するよくある質問(FAQ)
オムロンのパワコンを導入する際に知っておきたい、よくある質問をまとめました。安心して長く使うためのポイントをわかりやすく解説します。
-
Q整定値を上げたいのですが、古いパワコンではできませんか?
-
A
古いオムロン製パワコン(KPM・KPRなど)は整定値を手動で変更できません。
現行モデル(KPW・KPVなど)は電力会社の基準に合わせて自動制御されるため、個人での変更は不可です。
調整が必要な場合は販売店またはメーカーに相談しましょう。
-
Q他社の蓄電池とオムロンのパワコンを一緒に使えますか?
-
A
-
Qパワコンの容量はどのくらい必要?
-
A
設置する太陽光パネル容量に合わせて選びます。 目安は「パネル容量の80〜100%」。
たとえば5.5kWのパネルなら4.8〜5.5kWのパワコンが最適です。
-
Qパワコンの寿命はどのくらい?
-
A
-
Qエラーが出たまま放置しても大丈夫?
-
A
放置は厳禁です。内部故障や発火リスクが高まるおそれがあります。
エラーが出たら速やかに販売店やメーカーに相談しましょう。
-
Qパワコンを交換したら保証はどうなりますか?
-
A交換後は「新規保証」として再スタートします。
オムロンでは標準10年保証に加え、最大15年まで延長可能(有償)です。
まとめ|高信頼×高耐久×柔軟設計がオムロンの魅力
オムロンのパワコンは、国内メーカーならではの高信頼性・長寿命設計に加え、重塩害対応や過積載250%対応など、設置環境を選ばない柔軟な設計が魅力です。
さらに、独自の「AICOT」技術による高い安全制御や、遠隔監視システム「SolarView Compact」への対応など、安心して長く使える機能を多数搭載しています。
過酷な環境でも安定した発電を維持でき、将来的な蓄電池やEV連携にも対応可能です。住宅用から自家消費型まで幅広くカバーするオムロンは、初めての導入でも信頼して選べる国産パワコンといえるでしょう。
- 最大250%までの過積載対応で高効率発電が可能
- 重塩害地域にも対応した高耐久設計(IP65)
- AICOT技術で単独運転防止・安全制御を実現
- SolarView Compact対応で遠隔監視・見える化が可能
- 全国140拠点のサポート網による迅速対応
- 標準保証10年(延長可)で長期利用も安心