
トリナソーラーって海外の太陽光発電メーカーだけど本当に大丈夫?
価格は安いって聞くけど性能はどうなの?
トリナソーラーと聞いて、上記のように感じた方も多いのではないでしょうか。
トリナソーラーは、1997年に中国で創業し、現在では世界170か国以上で導入されている太陽光発電メーカーです。累計出荷量180GW超という実績を持ち、高い発電効率と手頃な価格のバランスで、住宅用から産業用まで幅広く選ばれています。
この記事では、トリナソーラーの評判や信頼性、性能など、導入を検討するうえで押さえておきたいポイントを紹介します。
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トリナソーラーの信頼性を評価する3つのポイント

太陽光発電を検討する際、海外メーカーに対して「本当に大丈夫なのか」と不安を感じる方は少なくありません。トリナソーラーは中国に本社を置く企業ですが、世界的な出荷実績と技術力で高い評価を得ています。
ここでは、グローバル市場での立ち位置や日本国内での信頼性、第三者機関からの認定状況をもとにトリナソーラーの評判と信頼性について解説します。
世界シェアトップクラスの導入実績
トリナソーラーは、1997年に中国で創業して以来、太陽光パネルの製造・販売で急成長を遂げ、世界トップクラスのモジュールメーカーとして認知されています。
- 累計出荷量は205GWを超え
- 世界170以上の国と地域で導入
- 2010年に日本国内で法人を設立
- 住宅用から産業用まで幅広い導入実績
発電効率と価格のバランスが評価され、国内外で安定した需要を獲得しています。グローバルな供給網を持ちながら、各国の気候や規制に対応した製品開発を行っている点も強みといえるでしょう。
日本法人による国内サポート体制が充実
トリナソーラーは日本国内での事業を一時的なものではなく継続的かつ重要な市場として捉え、これまで充実したサポート環境の整備を進めています。
- 2010年2月に日本法人を設立し、15年以上にわたり事業を継続
- 国内専任のサポートチームによる問い合わせ対応
- 日本の気候・住宅環境に適した製品開発を推進
- 積雪・高温多湿・塩害など地域特性に応じた耐久試験を実施
- 全国の施工パートナーと連携した迅速な保証・修理対応
国内での販売実績も年々拡大しており、トリナソーラーは製品販売にとどまらず、導入後のメンテナンスや長期保証の履行まで見据えた事業運営を行っています。
国際基準・国内規格(JIS)で品質が認められている
太陽光パネルの品質を客観的に判断する材料として、第三者機関からの認証や評価は重要です。トリナソーラーは、さまざまな国際的な認証機関から品質認定を取得しており、製品の信頼性が公的に認められています。
| 認証機関・評価項目 | 内容 |
|---|---|
| IEC認証 | 国際電気標準会議の基準を満たす製品品質 |
| TÜV認証 | ドイツの第三者認証機関による安全性・耐久性の確認 |
| JIS規格適合 | 日本国内の工業規格に準拠した製品設計 |
| PV Module Reliability Scorecard | 米国PVEL社による信頼性評価で高評価を獲得 |
| ブルームバーグNEF Tier 1 | 金融機関が評価する信頼性ランキングで最上位に分類 |
国際的な評価機関から継続的に認定を受けている点は、長期使用を前提とした製品選びにおいて安心材料でしょう。
最新モデル「Vertex S+」の3つの強み

トリナソーラーの住宅用太陽光パネルの中でも、特に注目を集めているのが最新モデル「Vertex S+」です。高い発電効率と耐久性を両立させた設計により、限られた屋根面積でも十分な発電量を確保できる点が評価されています。
ここでは、Vertex S+に採用されている先進技術や構造上の工夫、過酷な環境下でも性能を維持できる点について詳しく見ていきます。
高い変換効率を実現している

Vertex S+が高い発電効率を実現できる最大の理由は、「n型i-TOPCon技術」です。従来のp型セルと比較して、電子の損失を大幅に抑える構造により、モジュール変換効率は22%台の高い水準を実現しています。
- 電子ロスを最小化する酸化膜層の採用
- 高温環境下でも出力低下が少ない低温度係数
- 経年劣化率が低く、長期間にわたり高出力を維持
- 両面発電が可能で、地面からの反射光も活用できる
一般的な太陽光パネルは夏場の高温時に発電効率が下がる傾向がありますが、n型i-TOPCon技術を採用したVertex S+は温度上昇による影響を受けにくい設計です。
限られた屋根スペースで最大限の発電量を得たい家庭にとって、有力な選択肢といえるでしょう。
バックコンタクト構造で受光面積を最大化できる
Vertex S+のもうひとつの特徴が、電極を裏面に配置した「バックコンタクト構造」です。従来の太陽光パネルでは表面に電極が配置されているため、太陽光を遮る面積が生まれ、発電効率の低下につながっていました。
バックコンタクト構造では電極を裏面に集約することで、表面全体で太陽光を受け止められます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受光面積の最大化 | 表面に電極がないため、セル全体で光を受けられる |
| 発電効率の向上 | 遮光ロスがなくなり、モジュール効率が向上 |
| 美観性の向上 | 表面に配線が見えず、すっきりとした外観を実現 |
| ホットスポットの抑制 | 電極配置の最適化により局所的な発熱を軽減 |
バックコンタクト構造は製造工程が複雑で高コストになりやすい技術ですが、トリナソーラーは量産体制を確立することで、住宅用パネルにも採用できる価格帯を実現しています。
積雪・塩害・高温多湿まで対応可能な耐久性がある
Vertex S+は、日本の多様な気候条件に対応できる高い耐久性を備えています。トリナソーラーは世界各地での使用実績をもとに、厳しい環境下でも性能を維持できる設計を施しています。
| 試験項目 | 性能基準 | 対応する気候リスク |
|---|---|---|
| 積雪荷重試験 | 5400Pa(JIS規格の約2倍) | 豪雪地帯での積雪による破損防止 |
| 風圧試験 | 最大2400Pa | 台風や強風による飛散・破損防止 |
| 塩害試験 | IEC 61701規格準拠 | 沿岸部での塩分による腐食防止 |
| 高温多湿試験 | 85℃・85%の環境で1000時間 | 夏場の高温多湿環境での劣化防止 |
| アンモニア耐性試験 | IEC 62716規格準拠 | 畜産地域での腐食性ガスへの耐性 |
また、フレーム部分には耐食性の高いアルミ合金を使用しており、長期間の屋外設置でも構造的な強度を維持します。日本全国、どの地域でも安心して導入できる設計となっています。
トリナソーラーの気になる導入費用の相場

トリナソーラーの太陽光発電システムの導入費用は、設置容量や屋根の条件によって変動しますが、一般的な住宅では1kWあたり24万円〜26万円前後が相場となっています。
| 設置容量 | トリナソーラー 総額目安 | 業界平均 (新築) | 業界平均 (既築) | 想定される住宅規模 |
|---|---|---|---|---|
| 4kW | 約96万円~104万円 | 約115万円 | 約111万円 | 一般的な戸建て住宅 |
| 5kW | 約120万円~130万円 | 約144万円 | 約139万円 | 屋根面積に余裕がある住宅 |
| 6kW | 約144万円~156万円 | 約173万円 | 約167万円 | 大型屋根または二世帯住宅 |
日本における住宅用太陽光発電の全体相場と比較すると、トリナソーラーは業界平均を下回る価格帯で導入できるため、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
トリナソーラーの保証内容

太陽光発電の導入を検討する際、保証内容も気になるポイントです。ここでは、トリナソーラーの製品保証と出力保証の具体的な内容について紹介します。
25年の製品保証
通常、多くのメーカーが10年〜15年の製品保証を設定している中で、25年という長期保証は業界でもトップクラスの水準といえるでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保証対象 | 太陽光モジュール本体の製造不良・材料欠陥 |
| 保証期間 | 設置完了日から25年間 |
| 対応内容 | 無償での修理または交換(運搬費用含む) |
| 対象外となる主なケース | 自然災害・施工不良・改造・経年劣化 |
製品保証では、パネル表面のガラス割れ、フレームの腐食、内部配線の断線など、製造工程に起因する不具合が発生した場合に無償対応が受けられます。
30年間87.4%以上の出力が維持できる
トリナソーラーでは、製品保証とは別に、太陽光パネルの発電性能を30年間にわたって保証する「リニア出力保証」があります。
以下のように経年劣化による出力低下を数値ベースで保証することで、長期的な発電量の予測が可能です。
| 初年度の劣化率 | 1%以内(公称出力の99%を保証) |
|---|---|
| 2年目以降の年間劣化率 | 0.4%以内 |
| 30年目の出力保証値 | 公称出力の87.4%以上 |
| 保証対象 | 正常な使用条件下での出力低下 |
たとえば、初期出力430Wのパネルであれば、30年後でも約375W以上の出力が保証される計算です。出力が保証値を下回った場合は、メーカーによって無償で修理または交換対応が行われます。
太陽光発電と蓄電池を導入するメリットと費用対効果

太陽光発電の導入を検討する際、同時に蓄電池の設置も視野に入れる家庭が増えています。昼間に発電した電気を蓄えておくことで、夜間や停電時にも自家発電した電力を活用できるためです。
トリナソーラーも自社ブランドの蓄電池システムを展開しており、太陽光パネルとの相性を考慮した設計が施されています。
ここでは、蓄電池併用のメリットや製品の特徴、費用対効果について詳しく見ていきます。
自家発電の電力を無駄なく活用できる
太陽光発電と蓄電池をセットで導入することで、自家発電した電力を無駄なく活用できる幅が広がります。
- 昼に作った電気を夜に回せるため、電力会社から買う電気を減らせる
- 深夜の安い電気を貯めて日中使う運用もできる
- 停電が起きても蓄電池から電気を使えるので、生活への支障が少ない
- FIT期間が終わった後も、余った電気を売らずに自分で使い続けられる
- 電力需要のピークを避けた使い方ができ、環境にも配慮できる
特に、売電期間終了後の活用方法が重要です。固定価格での買取が終わると売電単価は大幅に下がりますが、蓄電池があれば余剰分を自宅で消費することで節約効果を維持できます。
熱暴走リスクの大幅に抑制で安全性が上がる
トリナソーラーは「Trina Storage」ブランドで家庭用蓄電池システムを展開しています。安全性と拡張性を重視した設計により、長期間安心して使用できる製品として注目されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| バッテリータイプ | リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)を採用 |
| 安全性 | 熱暴走リスクが低く、発火・爆発の危険性を大幅に抑制 |
| サイクル寿命 | 6,000サイクル以上の充放電が可能 |
| 拡張性 | モジュール式設計で容量の追加が容易 |
| 保証期間 | 10年~15年の製品保証 |
また、長寿命設計により、10年以上の使用でも高い蓄電性能を維持できる点もポイントです。太陽光パネルと同じメーカーで統一することで、システム全体の相性や保証対応の面でもメリットが得られます。
節電と費用対効果が高い
蓄電池の導入を検討する際、最も気になるのが「初期費用に見合う効果が得られるのか」という点です。トリナソーラーの蓄電池システムは、容量や運用方法によって投資回収期間が変わってきます。
| 容量 | 導入費用目安 | 想定される使い方 |
|---|---|---|
| 5kWh | 約80万円~100万円 | 夜間の基本的な電力をカバー |
| 10kWh | 約150万円~180万円 | 家庭全体の夜間電力をまかなう |
| 15kWh | 約200万円~250万円 | 停電時も長時間対応可能 |
電気代削減効果は、家庭の電力使用パターンや契約プランによって異なりますが、月額の電気代が1万5千円〜2万円程度の家庭であれば、蓄電池導入により月3千円〜5千円の削減が見込めるケースもあります。
導入後のトラブルを防ぐチェックポイント

導入後にトラブルにならないためにも、以下の項目を事前にチェックしておきましょう。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 見積書の内訳 | 機器代・工事費・諸経費の明確な区分、曖昧な「一式」表記の有無 |
| 保証内容の詳細 | 製品保証・出力保証の適用条件、保証書の発行有無、保証対応窓口の確認 |
| 施工業者の実績 | トリナソーラーの施工経験、過去の施工件数や実績の確認 |
| アフターサポート体制 | 故障時の連絡先、対応可能時間帯、修理日数の目安 |
| 追加費用の有無 | 屋根補強や配線延長など、後発的な追加費用の可能性 |
| 補助金の申請サポート | 自治体補助金制度の申請手続きサポートの有無 |
特に注意したいのが、見積書の内訳です。総額だけでなく、どの部分にどれだけの費用がかかっているのかを明確にしてもらうことで、適正価格かどうかを判断できます。
複数の業者から相見積もりを取り、条件を比較することで、納得のいく契約につながるでしょう。
トリナソーラーがおすすめな家庭

トリナソーラーの特徴をもとに、以下の項目に当てはまる場合は、トリナソーラーが有力な選択肢となるでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初期費用を抑えたい | 国内メーカーより4万円〜6万円/kW安く、予算を抑えながら高性能システムを導入可能 |
| 長期的な安心を重視 | 25年製品保証・30年出力保証により、導入後20年以上の使用を見据えた計画が立てやすい |
| 屋根面積が限られている | 高効率なVertex S+により、狭い屋根でも十分な発電量を確保できる |
| 電気使用量が多い家庭 | 発電効率が高いため、自家消費による電気代削減効果を最大化できる |
| 将来的に蓄電池導入を検討 | 同メーカーの蓄電池と組み合わせることで、システム全体の相性や保証面でメリットあり |
| 海外メーカーに抵抗がない | 世界シェアトップクラスの実績と技術力を評価でき、価格面の優位性を活かせる |
逆に、国内メーカーのブランド力や国内生産にこだわりたい方や施工業者の選択肢が多い方が安心という方には、国内大手メーカーも併せて検討する価値があります。
まとめ

トリナソーラーは、世界トップクラスの出荷実績を持つ太陽光発電メーカーです。
- 高い発電効率
- 優れた耐久性
- コストパフォーマンス
- 業界最長クラスの保証
- 初期費用を抑えたい
- 国内・海外メーカーにこだわりがない
- 長期保証を重視する
- 屋根面積が限られている
- 蓄電池導入も併せて検討中
コストと性能のバランスを重視するなら、トリナソーラーは有力な候補のひとつでしょう。
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