
家庭用蓄電池のシミュレーションでは何が分かる?
家庭用蓄電池の導入で電気代はどのくらい減る?
家庭用蓄電池の設置費用は何年で回収できる?
家庭用蓄電池のシミュレーションに関し、このような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
家庭用蓄電池のシミュレーションを行うと、電気代の削減額や初期費用の回収期間などが分かるため、導入後の収支について具体的な見通しを立てることができます。
この記事では、さまざまな条件で試算した家庭用蓄電池のシミュレーション結果を紹介し、計算方法や注意点についても解説します。
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家庭用蓄電池のシミュレーションとは

家庭用蓄電池のシミュレーションは、家庭の電気使用量や設置条件などをもとに、導入後の電気代削減額や長期収支を予測するものです。
家庭用蓄電池の導入前にシミュレーションが必要な理由
家庭用蓄電池を導入する前にシミュレーションを行う理由は、主に次の3つです。
- 実際の節約効果を把握するため
蓄電池を設置すると電力会社から購入する電気を減らせますが、充電費用や売電収入の減少も発生します。導入前に正味の経済効果を試算することで、期待できる節約額をより正確に把握できます。 - 自宅に適した容量を選ぶため
蓄電池の容量を大きくしても、充電できる電力量や家庭で消費する電力量が不足していれば、十分に活用できません。普段の電気使用量や太陽光発電の余剰電力をもとに、必要な容量を判断できます。 - 導入費用に見合う効果が得られるか判断するため
蓄電池の費用対効果を判断するには、設置費用と年間の節約額を比較する必要があります。補助金や将来の維持費を含めて長期収支を試算すれば、費用を回収できる見込みや経済的な負担を予測できます。
家庭用蓄電池のシミュレーションで分かる主な項目
本記事で確認できるシミュレーションの主な項目は、次の4つです。
- 電気代削減額
蓄電池に貯めた電気を家庭で使用することで、電力会社から購入する電気が減る分の金額です。太陽光発電の有無や導入パターン別の年間削減額が分かります。 - 売電収入の変化
太陽光発電の余剰電力を蓄電池に充電すると、売電できる電力量が減少します。売電収入の減少額を差し引くことで、蓄電池による正味の経済効果が分かります。 - 容量別の充放電量
5kWh・7kWh・10kWhの蓄電池について、1日あたりの充電量や放電量、年間に使用できる電力量が分かります。容量ごとの経済効果の違いも確認できます。 - 初期費用の回収期間
蓄電池の設置費用と年間の経済効果から求めた回収期間です。補助金なし・ありの場合と、太陽光発電との同時導入の結果を確認できます。
家庭用蓄電池の経済効果シミュレーション

太陽光発電なし・太陽光発電との併用・卒FIT後の後付けという3つのケースで、家庭用蓄電池による年間の経済効果を比較した結果をまとめました。
- 蓄電池の容量:7kWh
- 1日あたりの充電量:6.0kWh
- 充放電効率:85%
- 年間の利用日数:300日
- 買電単価:35円/kWh
- 安い時間帯の買電単価:20円/kWh
- 卒FIT後の売電単価:8円/kWh
- 令和8年度の住宅用FIT売電単価:1~4年目は24円/kWh、5~10年目は8.3円/kWh
※FIT売電単価以外は、比較のために設定した仮定値です。
太陽光発電なしで家庭用蓄電池を設置した場合
太陽光発電がない場合は、安い時間帯に買った電気を家庭用蓄電池に充電し、料金の高い時間帯に使用したときの差額を試算します。
出典:日本電機工業会「家庭用蓄電システムとは-1日の稼働パターン-」
- 充放電時の損失を反映した電力量
6.0kWh×85%=5.1kWh/日(損失0.9kWh) - 高い時間帯の買電削減額
5.1kWh×35円=178.50円/日 - 安い時間帯の充電費用
6.0kWh×20円=120円/日 - 年間の経済効果
(178.50円-120円)×300日=17,550円
今回の試算は、時間帯別料金プランを利用できる場合のものです。料金差が小さいと、充放電時の損失によって節約額が減り、電気代がかえって増える場合もあります。
太陽光発電と家庭用蓄電池を併用した場合
令和8年度の住宅用FIT単価を使い、太陽光発電の余剰電力を家庭用蓄電池に充電した場合の年間経済効果をシミュレーションしました。放電による買電削減額から、失う売電収入を差し引いています。
出典:日本電機工業会「家庭用蓄電システムとは-1日の稼働パターン-」
- 年間の充電量
6.0kWh×300日=1,800kWh - 年間の放電量
1,800kWh×85%=1,530kWh - 1~4年目の正味経済効果
1,530kWh×35円-1,800kWh×24円=10,350円 - 5~10年目の正味経済効果
1,530kWh×35円-1,800kWh×8.3円=38,610円
| 期間 | 家庭用蓄電池で減る買電額 | 減る売電収入 | 年間の正味経済効果 |
|---|---|---|---|
| 1~4年目 | 53,550円 | 43,200円 | 10,350円 |
| 5~10年目 | 53,550円 | 14,940円 | 38,610円 |
売電単価が高い期間は、余剰電力を蓄電池に充電すると失う売電収入も大きくなります。一方、売電単価が下がるほど、余剰電力を蓄電して家庭で使うことによる経済効果は増えます。
太陽光発電と蓄電池の併用については、以下の記事で詳しく解説しています。

卒FIT後に家庭用蓄電池を後付けした場合
卒FIT後の売電単価を8円/kWhと仮定し、余剰電力を家庭用蓄電池に充電した場合の追加効果を試算します。充電量と放電量は前項と共通です。
- 年間の充電量
6.0kWh×300日=1,800kWh - 家庭用蓄電池から家庭へ供給できる電力量
1,800kWh×85%=1,530kWh - 減る買電額
1,530kWh×35円=53,550円 - 減る売電収入
1,800kWh×8円=14,400円 - 年間の正味経済効果
53,550円-14,400円=39,150円
卒FIT後は売電単価が低くなるため、余剰電力を売るよりも蓄電して家庭で使うほうが経済的なメリットを得やすくなります。ただし、日中の余剰電力や夜間の電気使用量が不足すると、想定した節約額には届きません。
家庭用蓄電池の後付け費用や設置方法については、以下の記事を参考にしてください。

家庭用蓄電池の放電量シミュレーション

5kWh・7kWh・10kWhの家庭用蓄電池について、1日・年間の放電量と年間の経済効果を容量別に比較しました。
容量別の放電量シミュレーション
余剰電力6.0kWh/日、充放電効率85%、年間利用300日を前提に、5kWh・7kWh・10kWhの家庭用蓄電池から使用できる電力量を比較しました。1日の充電上限は容量の90%と仮定しています。
| 家庭用蓄電池の容量 | 1日の充電量上限 | 今回の1日充電量 | 1日の放電量 | 年間放電量 |
|---|---|---|---|---|
| 5kWh | 4.5kWh | 4.5kWh | 約3.83kWh | 約1,148kWh |
| 7kWh | 6.3kWh | 6.0kWh | 5.10kWh | 1,530kWh |
| 10kWh | 9.0kWh | 6.0kWh | 5.10kWh | 1,530kWh |
- 5kWhの1日充電量
5kWh×90%=4.5kWh - 5kWhの1日放電量
4.5kWh×85%=3.825kWh(約3.83kWh) - 5kWhの年間放電量
3.825kWh×300日=1,147.5kWh(約1,148kWh) - 7kWh・10kWhの年間放電量
6.0kWh×85%×300日=1,530kWh
7kWhの蓄電池では1日最大6.3kWhを充電できるため、余剰電力6.0kWhをすべて蓄えられます。容量を10kWhに増やしても年間放電量は変わらず、どちらも1,530kWhとなります。
蓄電池の容量を増やしても、充電に使える余剰電力が不足していれば、経済効果は高まりにくくなります。
容量別の経済効果シミュレーション
前項の年間放電量に買電単価35円/kWh、年間充電量に卒FIT後の売電単価8円/kWhを適用し、容量別の年間経済効果を比較しました。
| 家庭用蓄電池の容量 | 年間充電量 | 年間の買電削減額 | 減る売電収入 | 正味の年間経済効果 |
|---|---|---|---|---|
| 5kWh | 1,350kWh | 約40,163円 | 10,800円 | 約29,363円 |
| 7kWh | 1,800kWh | 53,550円 | 14,400円 | 39,150円 |
| 10kWh | 1,800kWh | 53,550円 | 14,400円 | 39,150円 |
- 年間の充電量
4.5kWh×300日=1,350kWh - 年間の買電削減額
1,147.5kWh×35円=40,162.5円(約40,163円) - 減る売電収入
1,350kWh×8円=10,800円 - 正味の年間経済効果
40,162.5円-10,800円=29,362.5円(約29,363円)
5kWhから7kWhへの変更では、年間経済効果が約9,788円増えます。一方、7kWhと10kWhの経済効果は39,150円で同額です。
余剰電力を十分に蓄えられる容量があれば、それ以上に容量を増やしても節約額は増えません。節約額が変わらず導入費用だけ増えれば、費用回収は難しくなります。
家庭用蓄電池の容量の選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。

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家庭用蓄電池の回収期間シミュレーション

家庭用蓄電池の導入費用を回収するまでに何年かかるのかを、ケース別にシミュレーションします。
補助金なしで初期費用を回収するまでの期間
卒FIT後に家庭用蓄電池を後付けし、補助金を利用しない場合の初期費用回収期間を試算します。
- 家庭用蓄電池の容量
7kWh - 導入費用
140万円(工事費込み) - 年間の正味経済効果
39,150円(売電収入の減少を反映) - 導入形態
既設の太陽光発電へ卒FIT後に後付け
- 導入費用
1,400,000円 - 年間の正味経済効果
39,150円 - 単純回収期間
1,400,000円÷39,150円≒35.8年 - 年単位での回収時期
約36年目
今回のシミュレーションでは、初期費用の回収に約36年かかります。家庭用蓄電池の寿命は一般的に10~15年が目安とされているため、寿命を迎えるまでに電気代の節約だけで導入費用を回収することはできません。
出典:京セラ「家庭用蓄電池の寿命は何年?耐用年数・サイクル数・交換時期と長持ちさせるコツ」
家庭用蓄電池の詳しい価格相場は、以下の記事で確認できます。

補助金を利用した場合の回収期間
蓄電池の導入に対して40万円の補助金を受け取り、自己負担額を減らした場合の回収期間を試算します。年間経済効果は補助金なしと共通です。
- 導入費用
140万円 - 補助金
40万円(比較用の仮定額) - 自己負担額
100万円 - 年間の正味経済効果
39,150円
- 自己負担額
1,400,000円-400,000円=1,000,000円 - 単純回収期間
1,000,000円÷39,150円≒25.5年 - 年単位での回収時期
約26年目
40万円の補助金を利用すると、初期費用の回収期間は約10年短縮されます。それでも家庭用蓄電池の寿命の目安とされる10~15年を大きく上回るため、電気代の節約だけでは導入費用を回収できません。
太陽光発電と蓄電池を同時導入した場合の回収期間
太陽光発電と蓄電池を同時に導入した場合について、電気代の削減額と売電収入をもとに、設備全体の初期費用を回収するまでの期間を試算します。
- 太陽光発電の容量と年間発電量
5kW・6,500kWh - 家庭用蓄電池の容量
7kWh - 発電した電気の使い道
直接自家消費1,950kWh・蓄電池への充電1,800kWh・売電2,750kWh/年 - 充放電効率
85% - 導入費用
太陽光発電144.5万円+蓄電池140万円=284.5万円(工事費込み) - 補助金
太陽光発電20万円+蓄電池40万円=60万円(比較用の仮定額) - 買電単価
35円/kWh - 売電単価
1~4年目24円/kWh、5~10年目8.3円/kWh、11年目以降8円/kWh
- 蓄電池から家庭へ供給できる電力量
1,800kWh×85%=1,530kWh - 年間の買電削減額
(1,950kWh+1,530kWh)×35円=121,800円 - 1~4年目の年間経済効果
121,800円+2,750kWh×24円=187,800円 - 5~10年目の年間経済効果
121,800円+2,750kWh×8.3円=144,625円 - 11年目以降の年間経済効果
121,800円+2,750kWh×8円=143,800円
- 補助金適用後の自己負担額
2,845,000円-600,000円=2,245,000円 - 14年間の累計経済効果
187,800円×4年+144,625円×6年+143,800円×4年=2,194,150円 - 15年間の累計経済効果
2,194,150円+143,800円=2,337,950円 - 初期費用の回収時期
15年目(約14.4年)
今回のシミュレーションでは、補助金60万円を利用すると、太陽光発電と蓄電池を合わせた初期費用を15年目に回収できることがわかります。
蓄電池だけでは電気代の節約による初期費用の回収が難しくても、太陽光発電と同時に導入すれば、設備全体の費用を回収できる可能性があります。
※補助金60万円は比較用の仮定額です。回収期間は太陽光発電と蓄電池を合わせた設備全体を対象としています。経年劣化による発電量・蓄電容量の低下や機器の修理・交換費用は考慮していません。
家庭用蓄電池のシミュレーションで注意したいポイント

家庭用蓄電池のシミュレーションでは、使用できる電力量や売電収入の変化、将来の維持費なども踏まえて試算結果を確認する必要があります。
初期実効容量と充放電時の損失を反映する
蓄電池の容量には、「蓄電池容量」と「初期実効容量」という2つの考え方があります。
- 蓄電池容量:電池自体の総容量
- 初期実効容量:実際に家庭内で使える正味の電力量
蓄電池では、電池の保護やシステムの維持に必要な容量があらかじめ確保されているため、初期実効容量は蓄電池容量より小さくなります。
また、充放電や電力変換の過程では電力の一部が失われます。充電した電力量から家庭へ供給される電力量を求める際は、システム充放電効率を使って計算する必要があります。
一方、初期実効容量には放電時の損失がすでに反映されています。初期実効容量を基準に計算する場合は、放電時の損失を重複して差し引かないようにしましょう。
家庭用蓄電池の容量については、以下の記事で詳しく解説しています。

自家消費の増加に伴う売電収入の減少を考慮する
太陽光発電の余剰電力を蓄電池に充電すると、夜間の買電量が減る一方、売電収入も減少します。売電していた電気を家庭で使うようになるためです。
売電単価が高いほど、蓄電池への充電によって失う売電収入は大きくなります。反対に、売電単価が下がると、買電削減額が変わらなくても正味の経済効果は増えます。
電気代の削減額だけを節約効果として扱うと、売電収入の減少分だけ経済効果を過大評価することになります。売電単価が高いFIT期間中は、蓄電池による買電削減額と売電収入の減少額を分けて計算する必要があります。
太陽光発電のFIT制度については、以下の記事で詳しく解説しています。

経年劣化と機器交換費用を含めて計算する
家庭用蓄電池は、長期間使用すると蓄えられる電力量が徐々に減少します。容量が低下すると家庭で使える電力量が減り、電気代の削減額も小さくなります。
また、蓄電池本体やパワーコンディショナーの修理・交換によって、追加費用が発生することもあります。長期収支を試算する際は、将来の節約額の変化と維持費を反映する必要があります。
- 蓄電池の経年劣化による容量低下
- パワーコンディショナーの修理・交換費用
- 点検・保守費用とメーカー保証の対象範囲
- 将来の電気料金や売電単価の変化
- ローン利用時の利息・手数料
毎年同じ金額を節約する前提では、経年劣化による節約額の減少が反映されず、回収期間を短く見積もることになります。 さらに、修理や機器交換の費用が増えれば、初期費用の回収までに必要な期間は長くなります。
複数の業者から相見積もりを取る
家庭用蓄電池を導入する際は、1社だけで決めず、複数の販売施工会社から相見積もりを取ることが重要です。
- 設備:メーカー・型番・家庭用蓄電池の容量・初期実効容量・保証期間
- 設置費用:本体・パワコン・電気工事・追加工事の内訳
- 運用:年間の充電量・放電量・売電収入の減少・想定節約額
- 長期収支:補助金・容量劣化・保守費・機器交換費を反映した試算
販売施工会社が提示するシミュレーションには、買電単価・売電単価・充放電効率・年間利用日数などの前提条件が反映されています。複数社の提案を比べる場合は、前提条件をそろえたうえで、設置費用、性能、保証内容を比較すると、価格の妥当性を判断しやすくなります。

当サイトが太陽光発電の導入者を対象に実施した独自アンケートでは、複数社から見積もりを取った人は、1社のみから見積もりを取った人より平均満足度が高い傾向が見られました。5社以上で比較した人の平均満足度は、5点満点中4.67でした。
また、3社以上から見積もりを取り、価格差を覚えていた人の約7割が、「最も安い見積もりは最も高い見積もりより1~2割程度安かった」と回答しています。
- 調査対象:太陽光発電を導入した方(家庭用蓄電池の併設者を含む)
- 調査方法:インターネット調査(クラウドワークスによるアンケート)
- 調査期間:2026年8月28日~9月11日
- 有効回答数:219件(うち家庭用蓄電池導入者109件)
■ 回答者の属性
- 年代:30代41.6%/40代37.0%/50代10.5%/20代以下7.8%/60代以上3.2%
- 世帯人数:4人38.8%/3人26.0%/2人15.5%/5人以上15.5%/1人4.1%
- 導入時期:2020年以前35.2%/2022年14.6%/2023年13.7%/2024年12.3%/2025年10.5%
■ 導入設備の内訳
- 太陽光発電のみ:50.2%
- 太陽光発電+蓄電池を同時導入:39.7%
- 太陽光発電導入後に蓄電池を追加:10.0%
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家庭用蓄電池のシミュレーションに関するよくある質問

家庭用蓄電池のシミュレーションに関する質問と回答をまとめました。
- Q家庭用蓄電池のシミュレーションは自分でもできますか?
- A
電気代の削減額や売電収入の変化、初期費用の回収期間などは、自分でも概算できます。蓄電池の容量や充放電量、充放電効率、電気料金、売電単価などを使えば、おおよその経済効果を求めることが可能です。
ただし、シミュレーションの精度を高めるには、さまざまな条件を適切に設定するための知識や経験が必要です。家庭用蓄電池の施工実績が豊富な業者であれば、専門的な知識に基づいた試算が期待できるうえ、計算結果について疑問が生じた際にも詳しい説明を受けられます。
- Q家庭用蓄電池のシミュレーションには何が必要ですか?
- A
設置場所の住所、直近の電気使用量、契約中の電気料金プラン、時間帯別の電気の使い方などが必要です。太陽光発電を設置済みなら、年間・月別の発電量、売電量、FITの認定年度や卒FIT後の売電単価も確認します。
家庭用蓄電池の試算では、容量や充放電効率、停電用に残す電力量、工事費と補助金を反映します。電気料金明細や太陽光発電の発電実績があれば、施工業者が家庭の状況に近い条件を設定しやすくなります。
- Q停電時に家庭用蓄電池が何時間使えるかもシミュレーションできますか?
- A
停電時に使用したい家電の消費電力と運転時間を使えば、概算できます。
停電時の使用時間は電気代のシミュレーションとは別に計算し、使用したい家電が停電時の給電範囲に含まれるかも確認しましょう。
家庭用蓄電池の停電対策については、以下の記事で詳しく解説しています。

家庭用蓄電池のシミュレーションまとめ

家庭用蓄電池のシミュレーションでは、電気代削減額や容量別の効果、初期費用の回収期間、長期収支を具体的な数値で確認できます。
- 家庭用蓄電池のみの場合は、時間帯別料金の差額と充放電損失を踏まえて試算する
- 太陽光発電との併用では、買電削減額から失う売電収入を差し引く
- 大容量の家庭用蓄電池が必ずしも節約額を増やすわけではない
- 補助金を反映しても初期費用を回収できないモデルがある
- 複数の業者から、試算条件と工事費が分かる見積もりを取って比較する
今回の計算は条件を単純化した参考モデルです。自宅の発電量と使用電力量、契約している料金プランを反映した試算では、結果が変わります。また、家庭用蓄電池の設置を検討する際は、停電時に電源を確保できる価値もあわせて判断する必要があります。
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