
家庭用蓄電池の価格相場はどのくらい?
メーカーによって価格は違う?
太陽光発電とセットで導入した場合の総額は?
家庭用蓄電池の価格は、容量・機種・設置方法・工事内容などによって変わります。業者から見積もりを取っても、その金額が相場に合っているのか判断しにくいと感じる方もいるでしょう。
この記事では、家庭用蓄電池の容量別の価格や主要メーカーの相場、安く導入する方法について詳しく解説します。

実際に家庭用蓄電池を導入した方を対象にしたアンケート結果も掲載しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
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家庭用蓄電池の価格相場と内訳

家庭用蓄電池の価格を把握するためには、容量別の1kWhあたりの価格と、工事費を含めた総額の両方を見る必要があります。経済産業省が公表しているデータをもとに、家庭用蓄電池の価格相場をまとめました。
出典:経済産業省「2024年度 定置用蓄電システム普及拡大検討会の結果とりまとめ」
家庭用蓄電池の容量別の価格相場
経済産業省の資料では、令和5年度の補助事業データをもとに、家庭用蓄電池の容量別価格が分析されています。容量別の1kWhあたりのシステム価格と工事費は、以下のとおりです。
| 蓄電容量 | システム価格 | 工事費 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 5kWh未満 | 15.0万円/kWh | 1.6万円/kWh | 16.6万円/kWh |
| 5~10kWh | 10.6万円/kWh | 1.3万円/kWh | 11.9万円/kWh |
| 10kWh以上 | 10.7万円/kWh | 0.6万円/kWh | 11.3万円/kWh |
5kWh未満では1kWhあたりの価格が高く、5kWh以上になると単価が下がっています。工事費も容量が大きくなるにつれて1kWhあたりの金額が低くなる傾向が見られます。
家庭用蓄電池の工事費込みの費用相場
経済産業省の資料では、補助事業を利用せずに家庭用蓄電池を導入する場合、設備費は15~20万円/kWh程度、工事費は2万円/kWh程度が標準的な水準とされています。
| 蓄電容量 | 工事費込みの導入費用の目安 |
|---|---|
| 5kWh | 約85~110万円 |
| 7kWh | 約119~154万円 |
| 10kWh | 約170~220万円 |
上記は経済産業省が示す1kWhあたりの価格水準をもとに計算した参考額です。実際の見積もりでは、メーカーやパワーコンディショナの種類、配線工事の内容なども総額に影響します。
家庭用蓄電池の導入費用の内訳
家庭用蓄電池の導入費用は、主に蓄電池本体や周辺機器の設備費と、設置に必要な工事費で構成されます。
- 設備費
蓄電池本体のほか、パワーコンディショナや制御機器などの費用が含まれます。導入するシステムによって必要な機器の構成は変わります。 - 設置工事費用
蓄電池を設置するための基礎工事・据付工事・電気工事・配線工事や、運搬・設置作業などにかかる費用です。 - その他諸費用
補助金申請の代行費用や電力会社への系統連系申請費用などが発生する場合があります。また、分電盤の交換や追加の配線工事が必要になれば、別途費用が加算されることもあります。
見積もりを確認する際は、それぞれの費用が総額に含まれているか、別途請求される項目がないかを確認しておきましょう。
家庭用蓄電池の導入費用を左右するポイント

家庭用蓄電池の価格は、さまざまな要因で変動します。特に、以下に挙げるポイントは導入費用に大きく影響するため、ニーズに合わせて適切な製品を選べるよう、しっかりと理解しておきましょう。
蓄電池の容量
蓄電池の容量(kWh)が大きいほど、ためられる電気の量が増えるため、価格も高くなります。
| 容量区分 | 向いている家庭 | 特徴 |
|---|---|---|
| 少容量 ~5kWh程度 | 単身・二人暮らし 日中の電力使用が少ない家庭 | ・照明やスマホ充電など、停電時に最低限の家電を使用したい方向け ・価格が比較的安価 |
| 中容量 5kWh~10kWh程度 | 一般家庭 太陽光発電の余剰電力を活用したい家庭 | ・日中の太陽光余剰電力をためて、自家消費に活用しやすい ・停電時にも複数の家電を使いやすい |
| 大容量 10kWh~ | オール電化住宅や太陽光の発電量が多い家庭 | ・多くの電気をためて活用できる ・長時間の停電にも備えやすい ・導入費用は高くなりやすい |
自宅の電気使用量・ライフスタイルや太陽光発電システムの有無、停電時の備えとしてどの程度カバーしたいかによって、必要な容量は異なります。
単機能型かハイブリッド型か

蓄電池は、パワーコンディショナの構成によって、「単機能型」と「ハイブリッド型」に大きく分けられます。
一般的に単機能型は初期費用を抑えやすく、ハイブリッド型は電力変換の効率や設置スペースなどにメリットがあります。
単機能型の特徴
「単機能型」は、蓄電池単体で充放電を制御するタイプです。
すでに太陽光発電システムが設置されていて、パワーコンディショナが比較的新しい場合によく選ばれています。
また、ハイブリッド型よりも価格が安い傾向があります。
- 初期費用を抑えられる
- 既存の太陽光発電システムと組み合わせやすい
- 設置機器が増えることで配線が煩雑になる
- 太陽光発電用と蓄電池用でパワーコンディショナが分かれるため、電力変換の回数が増える場合がある
ハイブリッド型の特徴
太陽光発電と蓄電池、両方の充放電を1台のパワーコンディショナで制御するタイプです。
太陽光発電と蓄電池を同時に導入する場合や、既存の太陽光発電システムのパワーコンディショナが古い場合に選ばれています。
エネルギー変換効率が高く、設置スペースも節約できますが、単機能型に比べて初期費用は高くなる傾向があります。
- 太陽光と蓄電池を1台のPCSで制御するため、エネルギー効率が高い
- 設置スペースを節約できる
- 停電時の自立運転や自家消費切り替えがスムーズ
- 初期費用が高くなる傾向がある
- パワーコンディショナが故障すると、太陽光発電と蓄電池の両方に影響する可能性がある
特定負荷型か全負荷型か

「特定負荷型」か「全負荷型」かは、停電時にどこまで電気を使えるかに直結する重要なポイントです。
非常時に最低限の電力を確保できれば良いのか、それとも普段に近い生活を維持したいのかを基準に、特定負荷型と全負荷型のどちらが適しているかを判断しましょう。
特定負荷型の特徴
「特定負荷型」は、停電時にあらかじめ指定した場所だけに電力を供給するタイプです。
リビング・キッチン・冷蔵庫など、必要最低限の設備に限定して電気を使えるようにします。
停電対策を重視しつつ、導入コストを抑えたい家庭に向いています。
- 導入コストを抑えやすい
- 必要最低限の電力を確保できる
- 既存住宅でも対応しやすい
- 停電時に使える場所が限定される
- 使用できる家電や200V機器への対応は製品によって異なる
- 回路の事前指定が必要
全負荷型の特徴
「全負荷型」は、停電時でも家全体に電力を供給できるタイプです。
蓄電池の出力や残量によって同時に使用できる家電が制限される場合はあるものの、家全体へ電力を供給できます。
災害時も家全体で電気を使いたい家庭や、オール電化住宅に向いています。
- 停電時でも家全体へ給電できる
- 停電時に使用する回路を限定する必要がない
- 200V家電に対応する製品もある
- 特定負荷型に比べて導入費用が高くなる
- 家全体へ給電するため、使用状況によっては蓄電池の残量が減りやすい
- 住宅の配線状況によっては工事が大きくなる
メーカー・機種
家庭用蓄電池の導入費用は、メーカーや機種にも左右されます。同程度の容量でも、搭載されている機能や周辺機器の構成によって価格が変わります。
- 定格出力
- 停電時の給電範囲
- AIによる制御機能
- V2Hとの連携
- パワーコンディショナの構成
- 保証期間や保証範囲
高機能な機種や大きな出力に対応した機種は、一般的に価格も高くなります。
価格を比較する際は、必要な機能が備わっているか、周辺機器や保証がどこまで含まれているかも確認しましょう。
設置場所や工事内容
家庭用蓄電池の設置場所や必要な工事内容も、導入費用に影響します。
蓄電池を設置するための基礎工事に加え、配線距離が長い場合や既存の分電盤を交換する場合は、追加工事が必要になることがあります。既設の太陽光発電に蓄電池を後付けする場合は、パワーコンディショナの交換や既存設備との接続工事が発生するケースもあります。
見積もりを取る際は、提示された金額に必要な工事が含まれているかを確認しましょう。追加工事が発生する条件や費用も事前に見ておくと、契約後に想定外の費用が加わるリスクを抑えられます。
蓄電池の種類については、以下の記事で詳しく解説しています。

【メーカー別】家庭用蓄電池の価格相場

家庭用蓄電池の主要メーカーについて、主なモデルの価格帯と容量を一覧でまとめました。
| 家庭用蓄電池の主要メーカー | 価格相場 | 主な容量 |
|---|---|---|
| 京セラ | 約135〜260万円 | 5.7・11.4・17.1kWh |
| ニチコン | 約170〜380万円 | 7.4〜16.6kWh |
| シャープ | 約170〜280万円 | 6.5・7.7・9.5・13.0・15.4kWh |
| 長州産業 | 約310〜821万円※1 | 6.3〜16.4kWh |
| パナソニック | 約230〜250万円※2 | 3.5〜9.7kWh |
| オムロン | 約170〜320万円 | 6.3〜16.4kWh |
※2 「創蓄連携システムS+」の本体・関連機器・標準工事費を含む実勢価格の目安です。
京セラ

京セラの最新家庭用蓄電池「Enerezza PlusⅡ」は、工事費込みで約135~260万円が実勢価格の目安です。容量は5.7kWh・11.4kWh・17.1kWhの3種類があり、単機能型・ハイブリッド型・マルチ入力型から選べます。
20,000サイクル相当の長寿命設計に加え、機器保証15年・容量保証15年・自然災害保証10年が用意されています。既存の太陽光発電への後付けから、太陽光発電との同時導入まで対応しやすいラインナップです。
ニチコン

ニチコンの家庭用蓄電池は、工事費込みで約170~380万円が価格相場の目安です。単機能型は約170~230万円、ハイブリッド型は約230~300万円、V2Hに対応するトライブリッドは約300~380万円となっています。
単機能・ハイブリッド・トライブリッドの3タイプを展開しており、既存の太陽光発電への後付けから、太陽光発電・蓄電池・EVを連携させるシステムまで選択できます。容量は主に7.4~16.6kWhです。
シャープ

シャープの家庭用蓄電池は、工事費込みで約170~280万円が価格相場の目安です。主な容量は6.5kWh・7.7kWh・9.5kWhで、2台構成により13.0kWh・15.4kWhの大容量にも対応できます。
全負荷対応モデルもあり、停電時に家全体へ給電できるほか、対応機種では後から蓄電池を増設することも可能です。AIエネルギー管理サービス「COCORO ENERGY」と連携できる点も特徴です。
長州産業

長州産業の家庭用蓄電池は、システムセットのメーカー希望小売価格で約310~821万円です。価格には蓄電池やパワーコンディショナ、制御機器などが含まれますが、設置工事費や電気工事費などは含まれていません。
「Smart PV multi」と「Smart PV plus」の2シリーズを展開しており、容量は6.3~16.4kWhです。Smart PV multiでは、ハイブリッド型・単機能型、全負荷型・特定負荷型から構成を選べます。
パナソニック

パナソニックの「創蓄連携システムS+」は、本体・関連機器・標準工事費を含めて約230~250万円が実勢価格の目安です。
家庭向けには、太陽光発電と連携する「創蓄連携システムS+」「創蓄連携システムT」、EVと連携できる「eneplat」、太陽光発電がなくても導入できるスタンドアロン型などを展開しています。主要モデルの容量は3.5~9.7kWhで、S+はシステム構成によって最大37.8kWhまで拡張できます。
オムロン

オムロンの家庭用蓄電池は、蓄電池ユニット・パワーコンディショナ・標準工事費を含めて約170~320万円が導入費用の目安です。
容量は6.3~16.4kWhまで展開しており、既存の太陽光発電に後付けしやすい単機能型のほか、ハイブリッド型や全負荷対応型も選べます。将来的な容量の増設やEVとの連携に対応できるシリーズもあります。
太陽光発電+蓄電池をセットで導入するといくら?
太陽光発電と蓄電池を同時に導入する場合、公的な価格水準をもとに計算すると、太陽光発電5kW+蓄電池10kWhで約300~350万円がひとつの目安です。
経済産業省が示している令和8年度の住宅用太陽光発電のシステム費用の想定値は25.5万円/kWです。5kWで計算すると約127.5万円となります。家庭用蓄電池10kWhは、前述した価格水準をもとにすると工事費込みで約170~220万円です。
出典:経済産業省「令和8年度以降(2026年度以降)の調達価格等について」、経済産業省「2024年度 定置用蓄電システム普及拡大検討会の結果とりまとめ」
| 設備 | 導入費用の目安 |
|---|---|
| 太陽光発電5kW | 約127.5万円 |
| 家庭用蓄電池10kWh | 約170~220万円 |
| 合計 | 約297.5~347.5万円 |
太陽光発電と蓄電池を同時に導入する場合は、ハイブリッド型を選ぶことでパワーコンディショナを1台にまとめられるケースがあります。配線工事や電気工事もまとめて進められるため、別々の時期に設置する場合と比べて、機器や工事の重複を減らしやすくなります。
ただし、実際の総額を確認する際は、太陽光発電や蓄電池の容量・メーカー、屋根の形状なども考慮する必要があります。
【独自アンケート】家庭用蓄電池はいくらで導入できた?

家庭用蓄電池を実際に導入した方は、どのくらいの費用を支払っているのでしょうか。エコ×エネの相談窓口では、太陽光発電や蓄電池を導入した方219人を対象に独自アンケートを実施しました。
このうち、家庭用蓄電池を導入していたのは109人です。以下では、太陽光発電と蓄電池を同時に導入したケースと、太陽光発電の設置後に蓄電池を追加したケースに分けて、実際の価格帯を紹介します。
家庭用蓄電池は同時導入と後付けのどちらが多い?

蓄電池を導入していた109人のうち、太陽光発電と蓄電池を同時に導入した方は87人、太陽光発電の設置後に蓄電池を追加した方は22人でした。
| 導入パターン | 回答人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 太陽光発電+蓄電池を同時導入 | 87人 | 約79.8% |
| 太陽光発電の設置後に蓄電池を追加 | 22人 | 約20.2% |
今回のアンケートでは、蓄電池導入者の約8割が太陽光発電と蓄電池を同時に導入していました。
一方、すでに太陽光発電を設置している住宅へ、後から蓄電池を追加した方も約2割います。家庭用蓄電池は、太陽光発電と同時に導入する方法と、既存設備に後付けする方法のどちらも選ばれていることが分かります。
太陽光発電と蓄電池の同時導入については、以下の記事で詳しく解説しています。

太陽光発電と蓄電池を同時導入した場合の蓄電池価格

太陽光発電と蓄電池を同時に導入した87人のうち、蓄電池の価格帯を回答した66人の結果は以下のとおりです。
| 蓄電池の価格 | 回答人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 100万円未満 | 9人 | 約13.6% |
| 100~150万円 | 19人 | 約28.8% |
| 150~200万円 | 27人 | 約40.9% |
| 200~250万円 | 7人 | 約10.6% |
| 250万円以上 | 4人 | 約6.1% |
最も回答が集まったのは150~200万円で約40.9%でした。100~150万円も約28.8%を占めており、100~200万円の範囲に約7割が集中しています。
太陽光発電と同時に設置した場合でも、上記は蓄電池部分だけの金額です。太陽光発電を含めた住宅設備全体の導入総額を見る際は、太陽光発電の機器費や設置工事費も加えて考える必要があります。
太陽光発電に蓄電池を後付けした場合の価格

太陽光発電を設置した後に蓄電池を追加した22人のうち、価格帯を回答した19人の結果は以下のとおりです。
| 蓄電池の価格 | 回答人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 100万円未満 | 2人 | 約10.5% |
| 100~150万円 | 5人 | 約26.3% |
| 150~200万円 | 6人 | 約31.6% |
| 200~250万円 | 4人 | 約21.1% |
| 250万円以上 | 2人 | 約10.5% |
後付けの場合も、最も回答が集まったのは150~200万円で約31.6%でした。100~150万円が約26.3%、200~250万円が約21.1%と続いています。
- 調査対象:太陽光発電・蓄電池を導入した方
- 調査方法:インターネット調査(クラウドワークスによるアンケート)
- 調査期間:2026年8月28日〜9月11日
- 有効回答数:219件
■ 回答者の属性
- 年代:30代41.6%/40代37.0%/50代10.5%/20代以下7.8%/60代以上3.2%
- 世帯人数:4人38.8%/3人26.0%/2人15.5%/5人以上15.5%/1人4.1%
- 導入時期:2020年以前35.2%/2022年14.6%/2023年13.7%/2024年12.3%/2025年10.5%
■ 導入設備の内訳
- 太陽光発電のみ:50.2%
- 太陽光発電+蓄電池を同時導入:39.7%
- 太陽光発電導入後に蓄電池を追加:10.0%
家庭用蓄電池を安く導入する方法

家庭用蓄電池は100万円を超えるケースも珍しくないため、できるだけ費用を抑えて導入したいと考える方も多いでしょう。
導入費用を抑えるためには、補助金の活用や必要な容量の見極め、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。ここでは、家庭用蓄電池を安く導入するための方法を紹介します。
国や自治体の補助金を活用する
国や自治体の補助金を活用すれば、家庭用蓄電池の導入費用の一部が補助され、実質的な負担額を抑えられます。
家庭用蓄電池を対象とした補助金は、国の制度に加えて、都道府県や市区町村が独自に実施している場合があります。補助額・対象機種・申請条件・受付期間などを確認したうえで利用しましょう。
なお、令和8年度に実施された国の「DR家庭用蓄電池事業」では、1申請あたり最大60万円の補助が用意されていましたが、予算上限に達したため受付を終了しています。
全国の家庭用蓄電池の補助金情報については、以下の記事で詳しく解説しています。

必要以上に大きな容量を選ばない
家庭用蓄電池は、容量が大きくなるほど本体価格も高くなります。導入費用を抑えるためには、必要以上に大きな容量を選ばないことも重要です。
容量を決める際は、毎月の電気使用量や太陽光発電の余剰電力、停電時に使いたい家電などを確認しましょう。自宅で活用できる電力量に対して容量が大きすぎると、蓄電池を十分に活用できないまま導入費用が高くなる可能性があります。
価格を抑えるために容量を小さくすればよいわけではありません。普段の電気使用量や太陽光発電の発電量、停電時に必要な電力量を確認し、自宅に合った容量を選びましょう。
家庭用蓄電池の容量選びについては、以下の記事で詳しく解説しています。

複数の業者から相見積もりを取る

家庭用蓄電池を導入する際は、1社だけで決めず、複数の販売施工会社から相見積もりを取ることが重要です。
蓄電池本体の販売価格に加え、設置工事費や電気工事費、申請費用などの設定は販売施工会社ごとに違います。複数の見積もりを比較すれば、自宅の条件に対する価格相場を把握しやすくなります。
当サイトが太陽光発電の導入者を対象に実施した独自アンケートでは、複数社から見積もりを取った人は、1社のみから見積もりを取った人より平均満足度が高い傾向が見られました。5社以上で比較した人の平均満足度は、5点満点中4.67でした。
また、3社以上から見積もりを取り、価格差を覚えていた人の約7割が、「最も安い見積もりは最も高い見積もりより1〜2割程度安かった」と回答しています。
相見積もりを取ってより安く信頼できる業者へ依頼するのがおすすめ
一括見積もりサイトを利用すれば、1回の入力で複数業者の見積もりが届くため、総額・保証・工事内容の違いを効率的に確認できます。
とくに「エコ×エネの相談窓口」は、最短60秒で蓄電池の相見積もりが取れるサービスで、以下のような安心ポイントが特徴です。

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「断りづらい…」という方のために、当社が代行連絡をサポート
しつこい営業がなく、価格・保証・施工内容をまとめて比較できるため、初めて蓄電池を導入する人でも安心して利用できます。蓄電池の交換を希望する場合は、見積もり依頼時に「蓄電池の交換希望」と明記しておくとスムーズです。
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家庭用蓄電池の価格に関するよくある質問

家庭用蓄電池の価格について、特に多く寄せられる質問とその回答をまとめました。
- Q家庭用蓄電池の価格相場はいくら?
- A
家庭用蓄電池の価格相場は、工事費込みで5kWhなら約85~110万円、7kWhなら約119~154万円、10kWhなら約170~220万円が目安です。
経済産業省の資料では、補助事業を利用しない場合の設備費は15~20万円/kWh程度、工事費は2万円/kWh程度とされています。実際の金額は、メーカーや機種、パワーコンディショナの構成、追加工事の有無などで変わります。
- Q家庭用蓄電池は何年で元が取れる?
- A
家庭用蓄電池の導入費用を何年で回収できるかは、太陽光発電の有無や電気の使い方、補助金の利用状況などで変わります。
蓄電池だけを導入した場合は、電気代の削減だけで初期費用を回収するのが難しいケースがあります。一方、太陽光発電と併用して自家消費を増やしたり、補助金で初期費用を抑えたりすれば、回収期間を短縮できる可能性があります。
詳しくは「「蓄電池は元取れない」は本当?投資回収できる条件と失敗しやすいケースを徹底解説」をご覧ください。
「蓄電池は元取れない」は本当?投資回収できる条件と失敗しやすいケースを徹底解説蓄電池って元が取れないって本当?初期費用を回収する方法はある?どんな条件なら導入しても損しない?蓄電池は、電気代の削減と災害時の備えを両立できる手段として注目される一方で「初期費用が高額すぎて元が取れない」という評判を目にして、導入をためら…
- Q卒FIT後に蓄電池を導入するメリット・デメリットは?
- A
卒FIT後はFIT期間中より売電価格が下がるため、太陽光発電の余剰電力を蓄電池にためて自宅で使うことで、電力会社から購入する電気を減らしやすくなります。
一方、蓄電池には高額な初期費用がかかり、設置後は経年による性能低下や将来的な交換も考える必要があります。電気代の削減効果だけで判断せず、導入費用や寿命、停電対策としての価値まで含めて検討することが重要です。
詳しくは「卒FIT後に蓄電池を導入するデメリットとは?費用・回収年数・寿命を解説!」をご覧ください。
卒FIT後に蓄電池を導入するデメリットとは?費用・回収年数・寿命を解説!太陽光発電のFIT期間が終わったらどうなる?蓄電池を入れると本当にお得になるの?太陽光発電のFIT期間が終了する際、このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。卒FIT後の選択肢として蓄電池の導入が注目されていますが、メリットだけでな…
- Q家庭用蓄電池の価格は今後下がる?
- A
家庭用蓄電池の価格は、中長期的にはさらに下がる可能性があります。経済産業省は、家庭用蓄電システムについて、令和12年度(2030年度)に工事費込みで7万円/kWhという目標価格を設定しています。
ただし、原材料価格や為替、人件費などの影響も受けるため、毎年一定のペースで安くなるとは限りません。
価格の下落を待つ間にも電気代の支払いは続くため、太陽光発電との併用で自家消費を増やせる家庭では、早めに導入するほど電気代削減の効果を積み上げやすくなります。補助金を利用できる時期も限られることから、条件が合う場合は早めに検討を進めましょう。
- Q家庭用蓄電池の交換・撤去・処分にはいくらかかる?
- A
家庭用蓄電池を交換する場合は、新しい蓄電池の購入費と設置工事費に加えて、既存設備の撤去・運搬・処分費用が必要です。交換でも新規導入に近い費用がかかり、総額が100万円を超えるケースがあります。
既存の蓄電池を撤去・処分するだけの場合は、標準的な工事で7~15万円程度がひとつの目安です。蓄電池の容量や重量、設置場所、搬出経路などによって金額は変わり、クレーンなどが必要になる場合は20万円を超えることもあります。
交換する際は、新しい蓄電池の価格だけで判断せず、既存設備の撤去費や処分費まで含めた総額を見積書で確認しましょう。
家庭用蓄電池の価格まとめ

家庭用蓄電池の導入費用は、容量・メーカー・機種・工事内容などを確認しながら検討することが大切です。将来の使い方も考えながら、自宅に合った製品を選びましょう。
- 家庭用蓄電池の工事費込みの目安は、7kWhで約119~154万円
- 主要メーカーでは、容量や接続方式、停電時に使える範囲などが異なる製品を展開している
- 太陽光発電と蓄電池をセットで導入する場合は、設備構成や工事内容も含めた総額を確認する
- 補助金の活用や必要な容量の見極めによって、導入時の負担を抑えられる可能性がある
太陽光発電や蓄電池を導入する際は、複数の施工業者の見積もりを比較し、最適なプランを見極めることが大切です。
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