飯能市では、太陽光発電・蓄電池などの省エネ設備に対して「住宅用省エネ設備推進補助金」を交付しています。
- 太陽光発電：1万円/kW（上限5万円）＋加算最大2万円
- 蓄電池：1万円/kWh（上限5万円）
飯能市では上記の補助金が用意されており、太陽光発電と蓄電池をセットで導入した場合、最大12万円の補助金が受けられます。
埼玉県（蓄電池：10万円）や国の補助金（蓄電池：最大60万円）とも併用ができ、初期費用をさらに抑えることが可能です。ただし埼玉県と国の補助金は併用が認められていないため、どちらを使うかは検討が必要です。
この記事では飯能市の太陽光発電・蓄電池の補助金制度の概要や申請方法、飯能市で太陽光発電を導入するメリット・デメリットを解説します。
お得な補助金の組み合わせ方も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
＼見積もり次第で補助金の効果も変わる／
同じ補助制度でも、依頼先によって活用できる内容が変わることも…
納得のいく選択をするために、まずは比較から始めましょう。
今すぐ、
かんたん無料一括見積もりを
しましょう！
【2025年最新】飯能市の太陽光発電補助金
飯能市では、太陽光発電や蓄電池などの省エネ設備の設置に対して「住宅用省エネ設備推進補助金」を交付しています。ここでは、補助内容や申請条件などを詳しく解説します。
補助対象設備と補助金額
- 太陽光発電：1万円/kW（上限5万円）
＋加算最大2万円（※市内業者＋既築住宅でそれぞれ1万円） - 蓄電池：1万円/kWh（上限5万円）
太陽光発電と蓄電池をセットで導入した場合、加算条件も含めて最大12万円の補助金が受け取れる仕組みです。
それぞれの設備に対して要件が設定されているため、導入前にしっかり確認しておきましょう。
- 飯能市内の戸建て住宅または兼用住宅（延べ面積の過半が住宅用途）に設置すること
- 設置する太陽電池モジュールの公称最大出力値の合計が5.0kW以下であること
- 設置後に申請を行うこと（設置から90日以内、または令和8年3月23日のいずれか早い日まで）
- リース・PPA等によらず、自費での設置であること
- FIT認定・未認定の区別なし（ただし住宅敷地外・カーポート設置は対象外）
- 飯能市内の住宅またはその敷地内に設置する定置型のリチウムイオン蓄電池であること
- 設置容量が5.0kWh以下であること
- 太陽光発電との同時設置・単独設置いずれも対象
- 設置完了または引渡し後90日以内、または令和8年3月23日までに申請すること
- リース・レンタル契約ではないこと
補助金の申請受付期間
令和7年4月21日〜令和8年3月23日
設備の設置完了後、90日以内または令和8年3月23日のいずれか早い日までに申請が必要です。
飯能市の補助金は「事後申請制」です。設置工事が完了し、引き渡しを受けた後に申請を行わなければなりません。
申請は先着順で受け付けられ、予算がなくなり次第終了となります。
補助対象者の要件
飯能市の補助金を受けるには、以下の条件をすべて満たしている必要があります。
- 飯能市内に住所を有している個人であること
- 飯能市税（住民税・固定資産税など）を滞納していないこと
- 自ら居住する住宅またはその敷地内に省エネ設備を設置すること
- 設置後に、90日以内または令和8年3月23日までに申請できること
- 同一設備について、過去に飯能市から補助金を受けていないこと
店舗併用住宅や倉庫・庭などへの設置も対象となる場合がありますが、延べ面積の過半が住宅であることが必要です。設置場所や建物の用途にも、注意しましょう。
- リース契約
- レンタル契約
- PPA契約
上記のような実質0円での設置は、補助の対象外となります。
飯能市の太陽光発電補助金申請方法
飯能市の補助金は「設置完了後に申請する」事後申請制です。ここでは、補助金の申請フローや必要書類の提出手順を詳しく解説します。
申請方法
-
STEP1設備の設置・引渡し太陽光発電や蓄電池の設置工事が完了し、引渡しを受けます。
-
STEP2申請書類の提出設置完了日から90日以内または令和8年3月23日までに、必要書類を飯能市へ提出します。
-
STEP3書類審査・内容確認市の担当課が書類を審査し、内容に不備があれば訂正の連絡があります。
-
STEP4交付決定通知書の送付審査が完了すると、交付決定通知が届きます。
-
STEP5請求書の提出交付決定後、市に補助金の請求書を提出します（様式あり）。
-
STEP6補助金の振込請求書提出から概ね2週間～1か月程度で、指定口座に補助金が振り込まれます。
提出は電子申請または窓口提出に対応していますが、一部書類は原本提出（郵送・持参）が必要なので注意してください。
- 【電子申請】
飯能市 電子申請・届出サービス（省エネ設備補助金） - 【窓口提出】
飯能市役所 別館2階 環境緑水課（平日 8:30〜17:15） - 【郵送（原本のみ可）】
〒357-8501 埼玉県飯能市双柳1-1 飯能市役所 環境緑水課 宛
納税証明書・請求書・債権者登録申請書などは原本提出が必須のため、郵送または直接持参しましょう。
必要書類
補助金を申請する際は、飯能市指定の書類をすべて揃えて提出する必要があります。不備や不足があると、申請が受理されない場合があるため、事前にしっかり確認しておきましょう。
提出書類は、以下のとおりです。
- 交付申請書兼実績報告書（様式第1号）
- 契約書または売買契約書の写し（設備内容・金額が明記されたもの）
- 領収書の写し（契約金額と一致していること）
- 設置後の設備の写真（全景＋機器単体）
- 設備の仕様書またはカタログ（型番・出力が分かるもの）
- 保証書の写し（保証期間・開始日明記）
- 設置位置が確認できる図面や案内図
- 納税証明願（省略する場合は申請書内の同意欄にチェック）
- 請求書（市指定の様式）
- 債権者登録申請書（振込先の口座情報を登録）
- 通帳またはキャッシュカードのコピー
- 委任状（業者などが代理提出する場合）
- チェックリスト
上記の書類は、飯能市公式サイト「省エネ設備補助金一式」からダウンロードできます。
一部の書類（納税証明願・請求書・債権者登録申請書）は原本提出が必要なため、郵送または持参が必須です。
申請時の注意点
飯能市の補助金を申請する際は、以下の点に注意してください。
- 申請は設置後に行う（契約・着工前の申請は不可）
- 書類に不備があると、市から訂正の連絡が入る
- 印鑑を必ず持参（訂正時などその場で押印が必要）
- 原本提出が必要な書類は郵送または窓口持参（電子申請不可）
- 受付期間外に届いた申請書類は受理されない
申請後に市から連絡が入ることがあるため、日中に連絡が取れる電話番号を申請書に記入しましょう。
埼玉県や国の補助金と併用できる？
飯能市の「住宅用省エネ設備推進補助金」は、埼玉県や国の補助金と併用が可能です。ただし、埼玉県と国の補助金は併用できませんので、どちらを使うかを選択する必要があります。
| 補助金の種類 | 飯能市補助金との併用 | 国補助金との併用 |
|---|---|---|
| 飯能市補助金 | － | ○ |
| 埼玉県補助金 | ○ | × |
| 国補助金 | ○ | － |
飯能市の補助金と併用できる埼玉県の補助金
- 太陽光発電設備：7万円／kW（上限35万円）
- 蓄電池：10万円（一律）
埼玉県の補助金は、令和7年5月26日（月）から募集が開始されています。
太陽光発電の補助を受けるには、以下の要件を満たしている必要があります。
- 太陽光発電設備は、系統連系され、発電量の30%以上を自家消費すること
- FIT（固定価格買取制度）認定を受けない
- 太陽光発電と蓄電池をセットで導入する必要がある
FIT認定を受けたいと考えている方や、蓄電池の導入を検討していない方は、埼玉県の補助金は向いていないかもしれません。
認定事業者以外に工事を依頼してしまうと、補助の対象外となってしまうので注意が必要です。
また予算の残りがかなり少なくなってきているので、申請を検討している方は早めに手続きを進めましょう。
埼玉県の補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
飯能市の補助金と併用できる国の補助金
飯能市の補助金と併用できる国の補助金には、「DR補助金」というものがあります。
DR補助金は、国（経済産業省）が実施する家庭用蓄電池導入支援事業で、ピーク時の電力需要を抑える「デマンドレスポンス（DR）」に対応した蓄電池の導入に対して補助金が支給されます。個人での申請はできず、販売事業者を通じて申請します。
- 補助金額：蓄電容量 × 3.7万円/kWhまたは機器代＋工事費の1/3（いずれか低い額）
- 上限額：最大60万円
- 対象機器：SII（環境共創イニシアチブ）に登録されたDR対応蓄電池
- 申請期間：2025年4月中旬〜12月5日
- 要件：新品であること／目標価格13.5万円/kWh（税抜）以下／設置前に契約・設置していないこと
この補助金は、飯能市の補助制度と併用可能ですが、他の国の補助制度とは併用できません。
またこちらの補助金も予算の残りがかなり少なくなっているので、早めに申請を行う必要があります。
DR補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
飯能市で太陽光発電を導入するメリット
電気代の削減と売電収入が見込める
太陽光発電のメリットのひとつが、毎月の電気代を抑えられることです。発電した電力を日中の家電に使うことで、電力会社からの購入量が減少し、光熱費の節約につながります。
さらに、使用しきれなかった電力は電力会社へ売電可能です。売電価格は年々変動していますが、10年間は契約が保証されるFIT制度もあり、副収入源となります。
災害時の非常用電源になる
太陽光発電に蓄電池を組み合わせれば、災害時の非常用電源になります。地震や台風などによる停電時でも、昼間に発電し、蓄えた電気を夜間に使うことが可能です。
飯能市は森林が多く、気象の変化も大きいため、防災対策として自家発電設備を導入する家庭が増えています。冷蔵庫やスマートフォンの充電、照明の確保など、日常生活の安心にもつながります。
条件を満たせば補助金の上乗せがある
補助対象設備を市内の事業者に発注した場合や、既築住宅に設置した場合には、それぞれ1万円が加算されます。
さらに、これら2つの条件を同時に満たすと、上乗せは合計2万円となります。設備費用の一部をカバーできるため、できるだけ加算対象となる条件を意識して進めるとお得です。
- 市内事業者に発注した場合：1万円加算
- 既築住宅に設置した場合：1万円加算
- 両方該当する場合：合計2万円加算
飯能市で太陽光発電を導入するデメリット
PPAやリース契約は補助対象外
飯能市の補助制度では、太陽光発電や蓄電池などを自己所有として設置することが前提条件です。
PPA（第三者所有モデル）やリース契約、レンタル契約など、初期費用ゼロで導入した設備は補助の対象外となります。
これらの方式は初期費用を抑えられる一方で、所有権が設置者本人にないため、自治体からの補助金を受けられない点に注意が必要です。
補助金は後払いのため一時的な負担がある
飯能市の補助金は、設備の設置完了後に申請し、審査を経てから交付されます。初期費用は一度全額自己負担となり、補助金の振込までには一定の期間がかかります。
業者によって施工内容や費用に差が出る
同じ設備でも、業者によって施工費や保証内容、アフターサポートに違いがあります。過剰な営業トークに流されて契約すると、後悔することもあるため注意が必要です。
補助金申請には専門的な書類の準備や、工事スケジュールの管理も伴います。制度に詳しく、実績のある業者を選ぶことで、スムーズに進めることができます。
- 見積もり金額が極端に高い or 安い
- 発電シミュレーションの内容が不自然
- 保証内容や工期が曖昧
＼今こそ比較のチャンス！納得できる導入を叶えるには／
まずは比較して、自分に合った安心のプランを見つけましょう。
今すぐ、
かんたん無料一括見積もりを
しましょう！
飯能市の太陽光発電補助金 まとめ
飯能市では、太陽光発電や蓄電池の設置に対して「住宅用省エネ設備推進補助金」が交付されており、条件を満たせば最大12万円の補助を受けることができます。
- 太陽光発電：1万円/kW（上限5万円）
＋加算最大2万円（※市内業者＋既築住宅でそれぞれ1万円） - 蓄電池：1万円/kWh（上限5万円）
さらに、埼玉県や国の補助金と組み合わせることで、導入コストを大きく削減できるのも魅力です。
後悔のない導入を実現するには、複数の施工業者から見積もりを取り、価格・実績・補助金対応力を比較することが欠かせません。
補助金を最大限活用し、あなたの家にぴったりのプランを選ぶためにも、以下から一括見積もりを活用してみてください！
今すぐ、
かんたん無料一括見積もりを
しましょう！
