長野県は太陽光や蓄電池に対して補助金はある？
長野県では、太陽光発電・蓄電池・V2Hの導入に対して補助金が交付されます。
補助額は工事の組み合わせによって変わり、太陽光＋蓄電池＋V2Hで最大40万円が上限です。
また長野県内の多くの市町村では独自に補助金制度を実施しており、県の補助金と組み合わせることで、さらに初期費用を抑えることができるでしょう。
この記事では、最新情報にもとづいて補助対象設備・補助金額・申請方法をわかりやすく紹介します。
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- 【2025年最新】長野県の太陽光発電・蓄電池補助金
- 長野県の補助金申請方法と流れ
- 長野県内の自治体ごとの補助金制度
- 青木村の太陽光発電・蓄電池補助金
- 朝日村の太陽光発電・蓄電池補助金
- 安曇野市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 飯島町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 飯山市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 伊那市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 上田市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 大鹿村の太陽光発電・蓄電池補助金
- 岡谷市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 小布施町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 小諸市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 川上村の太陽光発電・蓄電池補助金
- 木曽町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 駒ヶ根市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 佐久市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 塩尻市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 下諏訪町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 須坂市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 諏訪市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 立科町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 千曲市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 茅野市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 東御市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 富士見町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 松川町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 松本市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 箕輪町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 山形村の太陽光発電・蓄電池補助金
- 山ノ内町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 中野市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 高森町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 上松町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 長野県で太陽光発電を導入するメリット
- 長野県で太陽光発電を導入するデメリット
- 長野県の太陽光・蓄電池補助金まとめ
【2025年最新】長野県の太陽光発電・蓄電池補助金
長野県では、「クルマとつなぐ屋根ソーラー補助金」として、太陽光発電・蓄電池・V2Hに対して補助金を交付しています。
ここでは、補助対象となる設備と工事パターン、補助対象者などについて、詳しく解説します。
補助対象と金額
- 太陽光＋蓄電池：20万円
- 太陽光＋V2H：25万円
- 太陽光＋蓄電池＋V2H：40万円
- 蓄電池（追加設置）：15万円
- V2H（追加設置）：20万円
- 蓄電池＋V2H（追加設置）：35万円
複数の設備を導入する場合は、設備ごとに算出した金額を合算でき、条件を満たす場合は最大で40万円の補助を受けることが可能です。
補助対象として規定されている工事は上記6パターンに限られており、太陽光発電システムだけを新たに設置する工事や、太陽光発電設備のない住宅に蓄電池やV2Hのみを導入する工事は、対象外です。
設備の補助要件
長野県の補助制度では、対象設備が県の定める要件を満たしている必要があります。ここでは、共通要件と設備ごとの要件を整理して紹介します。
- 未使用品であること
- 法令および条例に適合していること
- グループパワーチョイスによる共同購入ではないこと
太陽光発電
- 発電出力が10kW未満であること
- 発電した電気を自宅で使用すること（自家消費）
蓄電池
- 蓄電容量が4kWh以上であること
- 国のZEH補助対象登録製品であること
V2H
- 国のクリーンエネルギー自動車補助金の対象登録製品であること
中古品や共同購入（グループパワーチョイス）による製品は、補助の対象外です。
補助対象となる人の条件
- 長野県内に居住している個人であること
- 県税の滞納がないこと
- 暴力団関係者ではないこと
- 既存住宅に設置すること（新築は対象外）
この補助金は個人のみが対象で、法人名義での申請はできません。県内に居住していることや、県税の滞納がないことなど、基本的な条件を満たしている必要があります。
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長野県の補助金申請方法と流れ
申請から補助金受取までの流れ
長野県の補助金は、工事完了後に申請する方式です。ただし、補助対象になるためには年度末（2月末）までに事業を完了させる必要があります。
- 工事の実施・完了
太陽光・蓄電池・V2Hなど補助対象設備の工事を完了させる - 完了日から30日以内に申請
完了日から30日以内、または年度末（2月末）までの早い方までに申請 - 申請書類の提出
様式第1号と別表第2の添付書類（契約書、納税証明書、住民票、うちエコ診断結果など）を知事へ提出 - 県による審査
提出書類の確認や必要に応じた現地確認により、補助金の可否と金額を審査 - 交付額の確定通知
審査後、補助金の交付額および可否が申請者に通知される - 補助金の請求
確定通知後、補助金交付請求書を提出（様式第1号内に含まれる） - 補助金の支払い
長野県が精算払いで補助金を振り込み
申請期間
工事完了日から30日以内
または事業完了年度の2月末まで（早い方）
申請は、完了日から30日以内か2月末までに必要書類をそろえて県へ提出します。
工事が年度末までに終わらない場合は、やむを得ない理由に限り事業期間の延長が認められます。延長を申請する際は、様式第2号の提出と契約日が確認できる書類が必要です。
延長が承認された場合でも、最終的な提出期限は翌年度の2月末に設定されます。
申請方法・提出先
長野県の補助金申請は、紙申請またはオンライン申請から選んで提出できます。
- 紙申請（窓口持参・郵送）
- オンライン申請（ながの電子申請サービス）
紙での申請をする方は、居住地を管轄する地域振興局環境関係課へ提出します（2部提出）。
※提出先の担当課は、長野県公式サイトで確認できます。
オンライン申請ではPDF形式のみ受け付けられ、内容に不備がある場合は提出書類の再提出を求められることがあります。そのため、審査が完了するまで提出した書類は保管しておきましょう。
必要書類
申請に必要な書類は、以下のとおりです。
- 交付申請書兼実績報告書兼補助金交付請求書（様式第1号）
- 施工費・機器費の請求書および内訳書
- 設備の設置後の写真
- メーカー保証書（未使用品の確認に必要）
- 契約日が分かる書類（契約書など）
- 県税の納税証明書（未納なし）
- 住民票（マイナンバー記載なし）
- うちエコ診断（WEB版）の診断結果
- チェックリスト
- その他、知事が必要と認める書類
不備があると受理に時間がかかるため、事前にチェックしてそろえることが大切です。うちエコ診断（WEB版）や納税証明書は提出漏れが多いため、工事前の段階で準備しておきましょう。
必要書類は、長野県の公式サイトからダウンロードできます。
長野県内の自治体ごとの補助金制度
| 自治体 | 太陽光発電補助金 | 蓄電池補助金 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
| 青木村 | 1.6万円/kW （上限10万円） | 設置費用の10% （上限10万円） | 公式サイト |
| 朝日村 | 3万円/kW （上限12万円） | 対象経費の1/3 （上限10万円） | 公式サイト |
| 安曇野市 | 7.5万円 | 7.5万円 | 公式サイト |
| 飯島町 | 定額15万円 | 対象経費の1/4 | 公式サイト |
| 飯田市 | 1万円/kW （上限8万円） | 1万円/kWh （上限10万円） | 公式サイト |
| 飯山市 | 10万円/kW （上限50万円） | 1kWhあたり10万円 （上限50万円） | 公式サイト |
| 伊那市 | 14万円/kW （上限70万円） | ・蓄電池本体価格（税抜）の1/2 ・7.75万円/kWhを乗じた額 | 公式サイト |
| 上田市 | 1.3万円/kW （上限7.8万円） | 設置費用の1/10 （上限6万円） | 公式サイト |
| 大鹿村 | 5万円/kW （上限25万円） | 費用の1/3 （上限10万円） | 公式サイト |
| 岡谷市 | – | 太陽光同時設置必須 設置費用の1/10 （上限10万円） | 公式サイト |
| 小布施町 | 最大出力×1～7万円 | 設置費用の1/3 | 公式サイト |
| 小諸市 | 上限20万円 太陽光+蓄電等同時設置 | 上限10万円 | 公式サイト |
| 川上村 | 5万円/kW （上限20万円） | – | 公式サイト |
| 木曽町 | 9万円/kW （上限20万円） | 費用の1/3 （上限10万円） | 公式サイト |
| 駒ヶ根市 | えがおポイント10,000pt | えがおポイント15,000pt | 公式サイト |
| 佐久市 | 新築：1万円/kW（上限10万円） 既築：3万円/kW（上限20万円） | 10万円 | 公式サイト |
| 塩尻市 | 2.5万円/kW （上限10万円） | 10万円 | 公式サイト |
| 下諏訪町 | 10万円（定額） | 2万円/kWh（上限10万円） | 公式サイト |
| 須坂市 | 1万円/kW （上限3万円） | 対象経費の1/10 （上限10万円） | 公式サイト |
| 諏訪市 | – | 対象経費の1/10 （上限10万円） | 公式サイト |
| 立科町 | 2万円/kW （上限10万円） | 上限10万円 | 公式サイト |
| 千曲市 | 対象経費の1/10（上限15万円） 太陽光+蓄電等同時設置 | 対象経費の1/10（上限10万円） | 公式サイト |
| 茅野市 | 市内業者：最大10万円 市外業者：最大5万円 太陽光+蓄電等同時設置 | – | 公式サイト |
| 東御市 | 7万円/kW （上限105万円） | 価格×1/3×容量 （上限154.9万円） | 公式サイト |
| 富士見町 | 10万円 太陽光+蓄電等同時設置 | 5万円 | 公式サイト |
| 松川町 | 1.8万円/kW （上限9万円） | 設置費用額の1/3 （上限10万円） | 公式サイト |
| 松本市 | 2.5万円/kW （上限20万円） | 10万円 | 公式サイト |
| 箕輪町 | 10万円/kW （上限100万円） | 10万円 | 公式サイト |
| 山形村 | 3万円/kW （上限12万円） | – | 公式サイト |
| 山ノ内町 | 3万円/kW （上限15万円） | 対象経費の1/10 （上限10万円） | 公式サイト |
| 中野市 | 対象経費の1/2（上限15万円） 太陽光+蓄電等同時設置 | 対象経費の1/2（上限10万円） | 公式サイト |
| 高森町 | 3万円/kW （上限20万円） | 購入費用の1/3 （上限50万円） | 公式サイト |
| 上松町 | 5万円/kW （上限20万円） | 1万円/kWh （上限10万円） | 公式サイト |
青木村の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：1.6万円／kW（上限10万円）
- 蓄電池設備：設置費用の10％（上限10万円）
朝日村の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：3万円／kW（上限12万円）
- 蓄電池設備：対象経費の1/3（上限10万円）
安曇野市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：7.5万円（定額）
- 蓄電池設備：7.5万円（定額）
飯島町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：15万円（定額）
- 蓄電池設備：対象経費の1/4
飯山市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：10万円／kW（上限50万円）
- 蓄電池設備：1kWhあたり10万円（上限50万円）
伊那市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：14万円／kW（上限70万円）
- 蓄電池設備：本体価格（税抜）の1/2 または容量×7.75万円の少ない方
上田市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備（住宅用）：1.3万円／kW（上限7.8万円）
- 蓄電池設備：設置費用の1/10（上限6万円）
大鹿村の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：5万円／kW（上限25万円）
- 蓄電池設備：設置費用の1/3（上限10万円）
岡谷市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：（補助なし）
- 蓄電池設備：設置費用の1/10（上限10万円）※太陽光同時設置が必須
小布施町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：最大出力×1～7万円
- 蓄電池設備：設置費用の1/3
小諸市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：上限20万円（太陽光＋蓄電等同時設置）
- 蓄電池設備：上限10万円
川上村の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：5万円/kW（上限20万円）
- 蓄電池設備：（補助なし）
木曽町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：9万円/kW（上限20万円）
- 蓄電池設備：費用の1/3（上限10万円）
駒ヶ根市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：えがおポイント10,000pt
- 蓄電池設備：えがおポイント15,000pt
佐久市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：新築 1万円/kW（上限10万円）／既築 3万円/kW（上限20万円）
- 蓄電池設備：10万円
塩尻市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：2.5万円/kW（上限10万円）
- 蓄電池設備：10万円
下諏訪町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：10万円（定額）
- 蓄電池設備：2万円/kWh（上限10万円）
須坂市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：1万円/kW（上限3万円）
- 蓄電池設備：対象経費の1/10（上限10万円）
諏訪市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：（補助なし）
- 蓄電池設備：対象経費の1/10（上限10万円）
立科町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：2万円/kW（上限10万円）
- 蓄電池設備：上限10万円
千曲市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：対象経費の1/10（上限15万円）※太陽光＋蓄電等同時設置
- 蓄電池設備：対象経費の1/10（上限10万円）
茅野市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：市内業者 最大10万円／市外業者 最大5万円（太陽光＋蓄電等同時設置）
- 蓄電池設備：（補助なし）
東御市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：7万円/kW（上限105万円）
- 蓄電池設備：価格×1/3×容量（上限154.9万円）
富士見町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：10万円（太陽光＋蓄電等同時設置）
- 蓄電池設備：5万円
松川町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：1.8万円/kW（上限9万円）
- 蓄電池設備：設置費用の1/3（上限10万円）
松本市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：2.5万円/kW（上限20万円）
- 蓄電池設備：10万円
箕輪町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：10万円/kW（上限100万円）
- 蓄電池設備：10万円
山形村の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：3万円/kW（上限12万円）
- 蓄電池設備：（補助なし）
山ノ内町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：3万円/kW（上限15万円）
- 蓄電池設備：対象経費の1/10（上限10万円）
中野市の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：対象経費の1/2（上限15万円）※太陽光＋蓄電等同時設置
- 蓄電池設備：対象経費の1/2（上限10万円）
高森町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：3万円/kW（上限20万円）
- 蓄電池設備：購入費用の1/3（上限50万円）
上松町の太陽光発電・蓄電池補助金
- 太陽光発電設備：5万円/kW（上限20万円）
- 蓄電池設備：1万円/kWh（上限10万円）
長野県で太陽光発電を導入するメリット
長野県は晴天の日が多く、太陽光発電に必要な日射量が十分に確保しやすい地域です。ここでは、長野県で太陽光発電を導入する主なメリットをわかりやすく紹介します。
日射量が全国的に高く、発電効率が良い
長野県は標高が高く、晴天率も高いため、年間の日射量が全国平均より多い地域が多いです。
例えば佐久市の最近の年間日照時間データを見ると、2024年は 2,244.9時間 で、同時期の「全国平均」とされる値（1,892.1時間）を大きく上回っています。
参考：佐久市公式サイト
- 空気が澄んでいる
- 夏場でも気温が上がりすぎず、パネル効率が落ちにくい
これらの理由から、長野県は住宅用太陽光でも安定して発電できる地域として知られています。
停電リスク（積雪・台風・落雷）への備えになる
長野県は、自然災害による停電リスクが比較的高めです。
- 台風・大雨による停電
- 落雷による広域停電
- 豪雪時の電線トラブル
蓄電池があれば停電しても冷蔵庫・暖房・照明などの生活インフラを維持できるため、災害対応力がぐっと上がります。
各自治体の補助金が全国的に見ても手厚い
長野県は、全国でもトップクラスに市町村ごとの補助金制度が充実しています。
- 太陽光：10万円〜50万円レベルの補助
- 蓄電池：1/3補助・10万円〜50万円
- 太陽光＋蓄電池同時で加算あり
市町村数も多く、制度も積極的に更新されるため、導入初期費用を抑えたい家庭には大きなメリットです。
太陽光発電のメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
長野県で太陽光発電を導入するデメリット
長野県は太陽光発電との相性が良い地域ですが、気候や地形の影響で注意すべき点もあります。特に冬場の積雪や気温の低さは発電量に影響する場合があるため、導入前にデメリットも把握しておきましょう。
冬場の積雪で発電量が一時的に低下する
長野県は地域によっては積雪量が多いため、パネルに雪が積もると発電しにくくなる期間が発生します。
特に以下のような地域では、冬季の発電量が大きく落ち込む年もあり、年間発電量の見積もりは慎重に行う必要があります。
- 北信（飯山・中野・長野の一部）
- 山間部
屋根の積雪荷重に配慮した施工が必要
降雪地域では、屋根にかかる荷重が大きくなるため太陽光パネルの重さ＋積雪荷重を考慮した構造確認が必須です。
場合によっては、補強工事・勾配や架台の見直し・雪止め金具の追加などの工事が発生し、初期費用が増えるケースがあります。
冬は蓄電池の充電が不十分になる場合がある
冬季は以下のような要因から、蓄電池が十分に充電できない日が続くこともあります。
- 日照時間が短い
- 太陽光の角度が浅い
- 天候が不安定
特に「太陽光で日中に発電 → 夜に蓄電池を使う」というライフスタイルを前提にする場合、冬季の電力自給率が下がる可能性があります。
以下の記事では太陽光発電のデメリットについて、詳しく解説しています。
長野県の太陽光・蓄電池補助金まとめ
長野県では、太陽光＋蓄電池＋V2Hの組み合わせで最大40万円の補助が受けられる「クルマとつなぐ屋根ソーラー補助金」が実施されています。太陽光発電単独への補助金はありませんが、蓄電池は単独でも15万円の補助金が交付されます。
ただし、設置工事は認定事業者へ依頼する必要があり、設備の要件など細かい条件がある点には注意が必要です。不備があると補助が受けられない場合があるため、内容を確認しながら進めることが重要です。
- 太陽光＋蓄電池＋V2Hで最大40万円
- 追加設置でも組み合わせに応じて補助あり
- 太陽光単独・蓄電池単独のみの設置は対象外
- 県の認定事業者へ工事依頼が必須
- 工事完了後に申請（30日以内または2月末）
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