小金井市では、太陽光発電設備・蓄電池に対して補助金を交付しています。
- 太陽光発電設備：3万円/kW（上限10万円）
- 蓄電池：4万円
小金井市独自の補助金に加え、国や東京都の補助金も併用可能です。
この記事では、小金井市の補助金や申請方法を解説します。
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【2025年最新】小金井市の太陽光発電補助金
小金井市では「住宅用新エネルギー機器等普及促進補助金」を実施しています。
ここでは、小金井市の補助金制度の概要を詳しく解説します。
補助対象設備と補助金額
- 太陽光発電設備：3万円/kW（上限10万円）
- 蓄電池：4万円
太陽光発電システムの設置にあたり、補助金は発電容量に応じて支給されます。
- 10kW未満の住宅用システムが対象
- JET認証または市長が認める性能を有する設備である
- 設置目的が「自家消費」である
全量売電を目的としたシステムは対象外となるので、ご注意ください。
「蓄電池やめた方がいい」って聞くけどどうなんだろう？と疑問をお持ちの方は、こちらの記事もおすすめです。
補助金の申請受付期間
令和7年4月1日〜令和8年3月10日まで
期間内であっても、予算の上限に達し次第終了となります。
予算に達すると申請しても補助金が受けられないので、は早めに準備を進めましょう。
また設置後に申請を行うため、スケジュール管理には十分ご注意ください。
補助対象者の要件
- 小金井市内に住所があり、住民登録がある方
- 市税・国保税等の滞納がない方
- 設備を自ら購入・所有し、自宅で使用する方（リース・中古品は不可）
- 対象期間内に設置を完了し、申請書類を提出できる方
補助を受けるには、上記の条件をすべて満たしている必要があります。
リース品や建売住宅にあらかじめ設置されている設備は、対象外となるので注意しましょう。
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小金井市の太陽光発電補助金申請方法
申請には、書類の確認や準備が必要です。
公式の「申請の手引き」や確認フォームを活用することで、手続きをスムーズに進めることができます。
申請方法
-
STEP1補助対象機器等の設置・検討補助対象機器の設置や改修を検討します。
-
STEP2機器の設置完了申請には機器設置前後の写真が必要です。
-
STEP3申請書類の作成と提出申請書や必要書類を作成し、小金井市環境政策課へ提出します。
-
STEP4受付提出順に受付されます。
-
STEP5申請書類の確認内容に不備がある場合は補正のうえ、再提出が必要です。
-
STEP6受理不備がなければ申請書類が正式に受理されます。
-
STEP7審査提出された書類内容について審査が行われます。
-
STEP8交付決定交付または不交付の決定通知が郵送されます。「新エネルギー機器等設置に関するアンケート」も同封されます。
-
STEP9補助金交付指定口座へ補助金が振り込まれます。交付決定から支給までは約1〜2か月が目安です。
-
STEP10アンケートの返送「新エネルギー機器等設置に関するアンケート」を提出します。
小金井市の太陽光発電補助金は、機器の設置後に申請する「事後申請方式」を採用しています。
補助金の支給までには、受付から交付決定まで1〜2か月程度かかるため、スケジュールに余裕をもって手続きを進めましょう。
郵送か窓口で、必要書類を提出します。
市役所第二庁舎4階・環境政策課窓口
- 受付時間：平日8時30分〜12時、13時〜17時
- 住所：〒184-8504 東京都小金井市本町6丁目6番3号
- 電話番号：042-387-9817
必要書類
補助金の申請時に必要な書類は、以下のとおりです。
- 補助金申請兼請求書（様式第1号）
- 領収書の写し
※宛名が申請者本人で、社印の押印があること
※但し書きや内訳が不明な場合は補足資料の添付が必要
※ポイント・クーポン使用分は補助対象外 - 契約書の写し
- 見積書または内訳書の写し
- 設置前の写真
※新築の場合は更地の写真でも可（断熱窓・遮熱塗装は除く） - 設置後の写真
※機器全体と、型式・製造番号が確認できる銘板写真 - 納税証明書または非課税証明書（※該当者のみ）
※発行日から1か月と1日以内のもの
※提出要否は「提出書類確認ツール」で確認可
- 保証書の写し
※宛名が申請者であり、型番・製造番号・保証開始日・販売店名の記載があること - 「接続契約のご案内」の写し
- 出力対比表（バーコード付き）
※宛名が申請者であり、出荷時の出力・製造番号の記載があること - 海外認証機器の場合は、IECEE-PV-FCS制度によるモジュール認証の証明書
- 保証書の写し
※宛名が申請者であり、型式・製造番号・保証開始日・販売店名の記載があること - 型式・パッケージ等が確認できるパンフレット等の写し
写真や保証書の記載内容、証明書の有無などは審査で重視されるため、不備がないかしっかりと確認しましょう。
提出書類は、すべて申請者本人の名義である必要があります。
申請時の注意点
- すべての書類が揃ってから申請する
※書類の一部のみの提出や不備がある場合は受付不可 - 電力需給契約の締結前は申請できない
- アンケートの提出が必要（申請時または交付決定時）
- 申請を代行する場合は、手続代行者の情報記入が必須
補助金申請が受理されないケースを防ぐためには、事前に申請条件や対象外となる例を確認しておくことが大切です。
東京都や国の補助金と併用できる？
小金井市の補助金は、東京都や国の補助金と併用できます。
併用可能な補助金例を見てみましょう。
東京都の補助金制度
東京都では、住宅向けに3つの主な補助制度が用意されています。
- 断熱・太陽光住宅普及拡大事業
既築住宅で最大45万円、新築住宅で最大36万円の補助 - 東京ゼロエミ住宅導入促進事業
高性能な新築住宅で最大39万円＋蓄電池12万円/kWh - 初期費用ゼロ促進事業
リースやPPA契約で設置する住宅に最大36万円
制度によっては上記に加えて、条件を満たすことで上乗せの補助金を受けることができます。
- 機能性PVパネル：最大8万円/kW
- 防水工事も併用する場合：18万円／件
- 陸屋根の住宅への架台設置：10万円／kW
工事の着工前に申請が必要で、事前の認証や要件確認が必須です。
東京都の補助金については、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
国の補助金制度
国が実施する「DR補助金（デマンドレスポンス補助金）」は、家庭用蓄電池の導入を支援する制度で、2025年度も申請受付中です。
- 補助金額：3.7万円／kWh（最大60万円）
- 対象機器：DR対応・法令準拠・コスト要件を満たす蓄電池
- 評価加算：類焼性やレジリエンスなど最大+0.8万円/kWhの加算
- 申請期間：2025年12月5日（金）まで
申請は、SII（環境共創イニシアチブ）に登録された事業者を通じて行います。
交付決定前に工事や契約を行うと補助対象外になるため、手順にはご注意ください。
DR補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
小金井市で太陽光発電設備を導入するメリット
申請状況が公式サイトで確認できる
小金井市の公式サイトでは、月に一回程度補助金の申請状況を発表しています。
予算残高を確認してから申請ができるので、安心です。
令和7年4月30日時点での予算状況は、以下のとおりです。
| 年度予算額 | 19,725,000 |
|---|---|
| 交付決定額 | 4,933,000 |
| 予算残額 | 14,792,000 |
まだ予算には十分な余裕がありますが、予算額に達し次第受付終了となるため、早めの申請をおすすめします。
電気代の削減と売電収入
太陽光発電システムを設置することで、家庭内で使用する電力の一部を自家発電で賄えるので、電気代を削減できます。
また、余剰電力を電力会社に売ることで売電収入を得ることも可能です。
災害時の非常用電源としての活用
太陽光発電システムは、停電時にも自立運転機能を活用することで、最低限の電力供給が可能です。
蓄電池を併用することで、夜間や天候不良時にも電力を使用できるため、災害時の備えとして有効です。
小金井市で太陽光発電を導入するデメリット
補助金は設置後の事後申請のみで、タイミングに注意が必要
小金井市の補助金は「事後申請型」です。
そのため、太陽光発電システムの設置や電力需給契約の完了後でないと申請できません。
設置後に書類不備や予算枠の終了などで申請が通らないリスクもあり、十分な事前準備とスケジューリングが必要です。
導入初期費用が高額で、補助金で全額はカバーできない
太陽光発電システムの導入には、初期費用として数十万円から100万円以上かかるのが一般的です。
小金井市と国、東京都の補助を受けても全体の費用をまかなうことはできず、ある程度の自己負担が必要になります。
また、売電価格が年々下がっていることや、定期的な点検・部品交換などの維持費がかかることも、想定しておく必要があります。
施工業者によって費用に差が出る
太陽光発電の設置費用は、同じ設備でも施工業者によって大きく異なる場合があります。
太陽光発電の導入を検討する際は、複数社から見積もりを取り、内容をしっかり比較することが重要です。
複数社から見積もりを取得する際は、「エコエネ」のような一括見積もりサイトの利用がおすすめです。
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小金井市の太陽光発電補助金 まとめ
小金井市では「住宅用新エネルギー機器等普及促進補助金」を実施しており、以下の補助金に申請できます。
- 太陽光発電設備：3万円/kW（上限10万円）
- 蓄電池：4万円
上記に加え、国や東京都の補助金も併用できるので、すべてをフル活用すると100万円以上の補助金を受けることも可能です。
小金井市の補助金は設備を設置してから申請する「事後申請制」なので、必ず設置前に対象の条件を満たしているか確認しましょう。
スムーズに補助金を申請するには、信頼できる施工業社に依頼することが大切です。
施工業社を選ぶ際は複数の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。
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