玉城町の補助金って、太陽光や蓄電池にどれくらい使えるの？
条件が複雑って聞くけど、うちは対象になるのかな…？
玉城町では、太陽光は最大70万円、蓄電池は費用の1/3（10kWhまで）の補助が受けられます。ただし、FIT売電不可・自家消費30%以上など、申請前に知っておきたい条件が多い点が特徴です。
この記事では、玉城町が公開している情報をもとに、補助対象・金額・申請の流れをわかりやすくまとめました。
補助金が使えるかどうかは、設備の種類や設置方法によって変わるため、まずは対象条件を確認しておくことが大切です。
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【2025年最新】玉城町の太陽光発電・蓄電池補助金
玉城町では、太陽光発電設備および蓄電池の導入に対して補助金が交付されます。補助金額の計算方法には細かい規定があり、出力や費用の扱いによって補助額が変わる点が特徴です。
ここでは、補助対象となる設備と補助金の計算方法を、玉城町が公表している資料に基づいて整理して紹介します。
補助対象と金額
- 太陽光発電：7万円/kW（最大70万円）
- 蓄電池：設置費用（税抜）の1/3
太陽光発電の補助は最大10kWまでが対象で、出力は小数点以下を切り捨てて計算されます。また、補助金額は「7万円/kW」と「設備＋工事費（税抜）」のうち少ない方が適用されます。
蓄電池は、設備費・工事費（税抜）の1/3が補助され、補助対象容量は10kWhが上限です。
設備の補助要件
玉城町の補助制度では、太陽光発電設備と蓄電池設備が補助対象となるためには、町が定める要件をすべて満たしている必要があります。
- 市販されている製品であること
- 中古設備でないこと
- リース設備でないこと
- 増設または買換えに該当する設備ではないこと
- 太陽光モジュールおよび付帯するパワーコンディショナーの購入費・設置工事費が補助対象となること
- 市販されている製品であること
- 太陽光発電設備と同時に設置すること
- 中古設備でないこと
- リース設備でないこと
- 増設または買換えに該当する設備ではないこと
- 太陽光発電設備によって発電した電気を蓄電する設備であること
- 平時において充放電を繰り返す前提の設備であること
- 停電時のみ利用する非常用予備電源ではないこと
- 定置用であること
- 20kWh未満の蓄電池であること
- 蓄電容量は小数点第2位以下を切り捨てたkWhで計算されること
- 別紙1「蓄電池の仕様」を満たすこと
いずれの設備も新品のみが補助対象であり、中古品やリース設備は補助の対象になりません。
補助対象となる人の条件
- 玉城町内にある住宅を自ら所有し、かつ居住すること
- 申請時に町外在住の場合でも、実績報告時点で玉城町へ転入する予定があること
- 発電した電気の30％以上を自家消費すること
- 法令やガイドラインを遵守できること
- 町税などの滞納がないこと
- 固定価格買取制度（FIT）等の認定を受けて売電を行わないこと
- 自己託送（送電網を利用して別の場所で電気を使うこと）を行わないこと
- 国または三重県から別の補助金を受けないこと（町の他の補助金との併用は可）
玉城町の補助金を利用するには、町内の住宅に設置することや、自家消費を一定以上確保することなど、複数の条件をすべて満たしている必要があります。特に売電制度（FIT）の認定を受けない点は重要な条件です。
申請では、設備に関する資料や契約内容を示す書類などが必要になるため、あらかじめ複数の事業者から見積もりを取り、補助要件を満たすかどうか確認しておくことが安心につながります。
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玉城町の補助金申請方法と流れ
申請から補助金受取までの流れ
玉城町の補助金は、工事の着工より前に交付申請を行うことが必須です。契約締結や工事を先に進めてしまうと補助対象外となるため、必ず交付決定通知を受けてから工事を始めてください。
- 契約締結
補助要件を満たす設備であることを確認し、事業者と契約を締結 - 交付申請
必要書類をそろえて玉城町に交付申請を提出 - 町から交付決定通知
町が審査し、交付決定または不交付を通知 - 着工
交付決定通知を受けてから工事を開始 - 工事完了・代金支払・引渡し
設備の設置と支払いが完了した日が事業完了日となる - 実績報告
領収書・保証書・設置写真などを添えて実績報告書を提出 - 補助額の確定通知
町が書類審査や必要に応じて現地確認を行い、補助金額を確定して通知 - 補助金請求
補助金確定後、交付請求書を提出 - 補助金の支払い
玉城町が精算払いで補助金を振り込み
玉城町の補助金は精算払いで、工事完了後に提出する実績報告をもとに補助額が確定します。
振込時の通知は行われないため、補助金の入金状況は通帳で確認してください。
申請期間
令和7年9月1日（月）〜（予算が無くなり次第終了）
玉城町の申請受付は、先着順で進められます。役場に到着した順番が受付順となるため、できるだけ早めの申請がおすすめです。
予算が上限に達した後に届いた申請は受理されないため、受付開始後は早期の提出を心がけてください。
- 申請書提出先：玉城町役場 税務住民課
〒519-0495 三重県度会郡玉城町田丸114-2 - TEL：0596-58-8200
- 開庁時間
月・水・金 午前8時30分〜午後5時15分
火・木 午前8時30分〜午後7時
必要書類
玉城町の補助金申請では、交付申請時と実績報告時にそれぞれ提出すべき書類があります。書類の不足や不備があると手続きが止まってしまうため、事前にチェックしながら準備することが大切です。
- 契約書の写し
- 見積書の写し（原則として複数社による比較が必要）
- 設置場所の地図・敷地図
- 現況写真
- 仕様書（カタログなど）
- 誓約書
- 電力消費量計画書（発電量・自家消費量・売電量の想定を記載）
- 領収書
- 保証書
- 系統連系のお知らせ
- 売電契約書（売電を行わない場合は不要）
- 設置後の実物写真
- 変更内容がある場合は、その内容がわかる資料
提出書類に誤りがあると再提出が必要になるため、控えをとりながら漏れのないように確認しておきましょう。
必要書類は、玉城町の公式サイトからダウンロードできます。
玉城町の太陽光発電・蓄電池補助金に関するよくある質問
- Q自家消費割合の報告はいつまで必要ですか？
- A
事業完了した年度の翌年度4月1日から、3年間の自家消費割合の報告が必要です。毎年7月31日までに、発電量・売電量・自家消費量が分かる資料（モニターデータなど）を提出します。
- Q補助金で設置した設備の処分はどうすればいいですか？
- A
太陽光発電は17年、蓄電池は6年の耐用年数内は適切に管理する必要があります。処分したい場合は、必ず事前に玉城町役場へ相談してください。
- Q提出した書類は返却してもらえますか？
- A
提出した書類は返却されません。必ず控えを保管しておきましょう。
- Q補助金情報は公開されますか？
- A
補助金に関する情報は情報公開請求の対象です。また、国や県が実地監査を行う場合があります。
- Q帳簿やデータはどれくらい保管する必要がありますか？
- A
設置した設備に関するデータや帳簿は、設備の耐用年数が経過するまで保管しておく必要があります。
設備の耐用年数- 太陽光発電：17年
- 蓄電池：6年
玉城町の太陽光発電・蓄電池補助金まとめ
玉城町では、太陽光発電に最大70万円、蓄電池に設置費用の1/3が補助金が交付されます。ただし条件が細かいため、制度の内容を確認しながら進めることが大切です。
- 太陽光は7万円/kW（最大70万円）
- 蓄電池は費用の1/3（10kWhまで）
- FIT売電不可・自家消費30%以上が条件
- 工事は交付決定後に着工が必須
- 書類は交付申請と実績報告の2段階で提出
補助金を使った導入では、設備の仕様や工事内容によって総額が変わるため、複数社で比較することで適正価格がわかりやすくなります。
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