福生市は、工事費の20%を補助する「住まいの省エネ・バリアフリー住宅改修等工事費助成事業」を実施しています。
この制度は太陽光発電のみに対するものではなく、さまざまな省エネ設備の工事が対象となっています。ただし、蓄電池は対象設備に含まれていません。

- 補助率:工事費の20%
- 上限額:20万円まで(複数工事を含めた合計)
この記事では「住まいの省エネ・バリアフリー住宅改修等工事費助成事業」制度の概要や、補助金の申請方法などを詳しく解説します。

東京都や国の補助金を活用してよりお得に導入する方法も解説するので、ぜひチェックしてみてください。
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【2025年最新】福生市の太陽光発電補助金
福生市の太陽光発電補助金は、福生市商工会が交付しています。太陽光発電に対する補助金も用意されているので、制度の概要を詳しく解説します。
補助対象設備と補助金額
- 補助率:工事費の20%
- 上限額:20万円まで(複数工事を含めた合計)
たとえば100万円の太陽光発電システムであれば、20万円の助成を受けられます。他の工事と併用申請しても、合計で20万円が上限です。
- 太陽光発電システム(1kW以上の出力が必要)
- LED照明工事
- 太陽熱利用システム
- 潜熱回収型給湯器(エコジョーズ、エコフィール)
- 家庭用燃料電池(エネファーム)
- 電気ヒートポンプ給湯器(エコキュート)
- 高断熱浴槽
- 遮熱・断熱性能向上工事(塗装、フィルム、窓、屋根、床等)
対象となる設備の中に、太陽光発電設備(1kW以上の出力)は含まれていますが、蓄電池に関する記載は見当たりませんでした。
ただし国や東京都の補助金で、蓄電池は対象となっています。費用対効果を考えた場合、蓄電池と太陽光発電はセットでの導入がおすすめです。
補助金の申請受付期間
福生市の補助金の申請受付期間は、3回に分かれています。
- 一次募集:2025年4月1日 ~ 5月30日(※受付終了)
- 二次募集:2025年7月1日 ~ 8月29日
- 三次募集:2025年10月1日 ~ 2026年2月2日
各回とも予算額に達し次第、受付終了となります。
一次募集は予算上限に達したことで、5月27日に受付終了しました。次の申請受付は7月1日から開始されるので、それまでに準備を進めておくとスムーズに申請できます。
補助対象者の要件
補助金を受けるには、以下の条件すべてを満たしている必要があります。
- 申請する時点で、福生市に住民票がある方
- 福生市内の家に住んでいて、その家を自分で所有しているか借りている方(借家の場合は契約者本人)
- 市民税や固定資産税、国民健康保険税、軽自動車税を滞納していない方
- 暴力団など反社会的な団体に関わっていない方
- 同じ年度に、福生市の他の住宅改修制度(介護や障害者支援など)を使っていない方
福生市の助成は、実際に市内の住宅に住んでいることが条件です。賃貸の場合は契約者本人で、所有者の同意も必要です。
税金の滞納がある方や反社会的勢力に関わる方は対象外です。また、同年度に福生市の他の住宅改修助成を利用している場合は、併用できません。
助成対象建築物・施工業者
- 福生市内にある個人住宅、併用住宅、または集合住宅の個人住宅部分であること
- 工事を請け負うのは、福生市内に事業所があり、福生市商工会に加入している登録施工業者であること
- 助成交付決定通知書の交付後に着工し、指定期限までに完了報告書を提出できること(ただし緊急時は例外あり)
助成対象となるのは、福生市内にある居住用の住宅です。新築(居住開始から1年未満)や建て替え住宅は対象外となります。
原則として、助成交付決定通知書を受け取ってから工事に着手する必要があります。ただし、生活への影響が大きい故障など緊急性がある場合は、事前に商工会へ相談すれば着工前の申請も可能です。
完了報告書の提出期限
- 一次募集:令和7年10月31日
- 二次募集:令和8年1月9日
- 三次募集:令和8年2月27日
完了報告書は、各募集区分の期限までに提出が必要です。
福生市の太陽光発電補助金申請方法

申請方法
申請書には必要書類を添付し、福生市商工会の窓口へ直接提出してください。郵送での受付は行っていないのでご注意ください。
受付期間中でも、予算が上限に達した時点で受付終了となります。先着順のため、早めの申請がおすすめです。
- 提出先:福生市商工会の窓口
- 窓口の受付時間:平日9時~17時(12時~13時を除く)
担当者が不在の場合もあるので、事前に電話で連絡をしてから訪問するようにしましょう。
必要書類
必要書類は、申請時と完了報告時で異なります。
全ての方に必要な書類
- 住まいの省エネ・バリアフリー住宅改修等工事費助成事業交付申請書(様式第1号)
※申請者は建物の名義人または賃借人
※工事実施者は登録施工業者であること - 住民票の写し
※申請者が助成対象の建物に居住していることを示すもの(コピー不可) - 市税納税証明書
※申請者の市民税・固定資産税の直近の納税証明書(コピー不可) - 住宅地図
対象の建物と周辺がわかるもの - 見積書の写し(助成対象工事の金額が税抜5万円以上)
※宛名は申請者のフルネーム/登録施工業者の発行に限る
※助成対象外の費用を含んでいても構わないが、助成対象工事を明確に記載 - 工事前の写真(助成対象工事の内容がわかるもの)
※工事後と同じ構図で撮影/複数箇所ある場合は全て撮影 - 工事内容の分かる書類(平面図など)
※工事前と工事後の状況が記載されているもの
賃貸住宅の方が追加で提出する書類
- 賃貸契約書の写し
- 所有者または管理者の住宅改修承諾書(様式第8号)
省エネ工事を実施する方が追加で提出する書類
- 助成対象工事の性能が確認できる書類(カタログや仕様書など)
※型番や仕様が確認できること
※メーカーが発行する性能証明書が望ましい
- 住まいの省エネ・バリアフリー住宅改修等工事費助成事業完了報告書(様式第3号)
※「工事終了後45日以内」または各募集の提出期限のいずれか早い日までに提出 - 助成対象工事の費用の領収書の写し
※申請者宛てで、施工業者名・所在地・押印のあるもの - 助成対象工事の費用の内訳書の写し
※助成対象外の工事費が含まれていても可
※第一号工事~第三号工事の対象部分が明確に区別されていること - 助成対象工事の内容(工事後)がわかる写真
※申請時の写真と比較して、工事の実施が確認できること
※複数個所の場合はすべての箇所を撮影 - 使用した製品が確認できる書類(以下のいずれか)
※製品の型番や製品番号が確認できる写真、出荷証明書、納品書など
※保証書には必要事項をすべて記入
※出荷証明や納品書の現場名は申請者名と一致していること - 保証書の写しなど
どちらのタイミングでも、全ての書類を揃えないと申請を受け付けてもらえません。書類を提出する際は内容に不備がないか、漏れがないかをチェックしましょう。
申請時の注意点
- 助成対象工事は施工業者に依頼する必要がある
- 申請から助成の決定通知が届くまでに、3週間程度かかる
- 工事内容について審査が行われ、不交付となる可能性もある
- 交付決定から3か月以内に着工できない場合、決定が取り消されることがある
登録施工業者に依頼した工事のみが、助成対象となります。
提出された書類や工事内容によっては、審査の結果、助成金が交付されない場合があります。申請内容は十分に確認したうえで提出しましょう。
東京都や国の補助金と併用できる?

福生市の補助金は、施工業者に対する制約や設置条件が厳しく設定されています。
場合によっては福生市の補助金を受けるよりも東京都と国の補助金を活用した方が、初期費用を抑えられる可能性があります。
ここでは福生市にお住まいの方が活用できる、東京都・国の補助金を紹介します。
災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
東京都が推進する既存住宅や新築住宅への太陽光発電・蓄電池の設置を支援する補助事業です。
- 太陽光発電(新築)
3.6kW以下の場合:12万円/kW(上限36万円)
3.6kWを超える場合:10万円/kW(50kW未満) - 太陽光発電(既築)
3.75kW以下の場合:15万円/kW(上限45万円)
3.75kWを超える場合:12万円/kW(50kW未満) - 蓄電池:12万円/kWh(上限あり)
- 加算:機能性パネル、防水工事、陸屋根架台などへの追加補助あり
申請受付は、2024年6月30日~2025年3月31日までで、予算に達し次第受付が締め切られます。申請前に事前申し込みが必要で、5月30日から事前申し込みができるようになっています。
工事着工前の申請が必要で、申請前に機
東京ゼロエミ住宅導入促進事業
断熱性能や省エネ性能に優れた「東京ゼロエミ住宅」の建築に対し、太陽光や蓄電池の導入支援が受けられる補助制度です。申請受付は、2025年4月1日から開始されています。
対象機器 | 区分 | 助成金額 | 上限額 |
---|---|---|---|
太陽光発電設備 | 3.6kW以下 オール電化住宅 | 13万円/kW | 39万円 |
3.6kW以下 オール電化以外の住宅 | 12万円/kW | 36万円 | |
3.6kW超 50kW未満 オール電化住宅 | 11万円/kW | (50kW以上は対象外) | |
3.6kW超 50kW未満 オール電化以外の住宅 | 10万円/kW | (50kW以上は対象外) | |
蓄電池 | 12万円/kWh |
新築でオール電化住宅の場合は、最大39万円が受け取れるので、「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」よりもお得な場合があります。
東京都の太陽光補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
DR補助金(家庭用蓄電池導入支援事業)
DR補助金は、国(経済産業省)が実施する家庭用蓄電池導入支援事業で、ピーク時の電力需要を抑える「デマンドレスポンス(DR)」に対応した蓄電池の導入に対して補助金が支給されます。個人での申請はできず、販売事業者を通じて申請します。
- 補助金額:蓄電容量 × 3.7万円/kWh または機器代+工事費の1/3(いずれか低い額)
- 上限額:最大60万円
- 対象機器:SII(環境共創イニシアチブ)に登録されたDR対応蓄電池
- 申請期間:2025年4月中旬〜12月5日
- 要件:新品であること/目標価格13.5万円/kWh(税抜)以下/設置前に契約・設置していないこと
この補助金は、東京都や市区町村の補助制度と併用可能ですが、他の国の補助制度(後述の子育てエコホーム支援事業など)とは併用できません。
DR補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
子育てエコホーム支援事業
子育てエコホーム支援事業は、子育て世帯や若者夫婦世帯の住宅取得・リフォームを支援する国の制度です。DR補助金よりも補助額は少額ですが、幅広い省エネリフォームに対応しており、条件に該当するご家庭には使いやすい制度です。
- 補助金額:蓄電池 1台あたり64,000円
- 対象世帯:18歳未満の子を持つ子育て世帯、または夫婦のいずれかが39歳以下の若者夫婦世帯
- 対象工事:断熱リフォームや省エネ設備の導入(太陽光や蓄電池を含む)
- 申請期間:2025年5月中旬~予算上限に達するまで(遅くとも12月31日まで)
福生市で太陽光発電設備を導入するメリット

電気代の節約
太陽光発電でつくった電気を家庭内で使うことで、電力会社から購入する電気の量を減らせます。日中に在宅している方や、電気を多く使う家庭では、毎月の電気代を大きく抑えられるでしょう。
蓄電池を同時に設置することで、より効率的なエネルギーの自給自足が可能になります。蓄電池に対しては、国や東京都から高額な補助金が用意されています。
災害への備え
災害によって停電が発生した場合でも、太陽光発電があれば昼間の電力をまかなうことができます。さらに蓄電池があれば、夜間や天候の悪いときにも最低限の電力を確保できます。
環境への配慮
太陽光発電は、発電時に二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーです。日々の暮らしのなかで使う電気を自宅でつくることは、地球環境への負担を減らすことにつながります。
福生市で太陽光発電を導入するデメリット

新築住宅(建て替え)は補助金の対象外
福生市の助成制度は、既存の住宅に対して省エネ・バリアフリー改修を行うことを前提としています。そのため、新築住宅や建て替え直後の住宅は対象外となります。
建物の使用開始から1年未満の物件は、たとえ太陽光発電や高性能な設備を導入していても補助を受けられません。新築時に初期投資を抑えたいと考えている方にとっては、制度を活用できない点がデメリットとなります。
施工業者が限定されている
福生市の助成制度では、福生市内に事業所があり、商工会に登録されている施工業者のみが対象となります。信頼している業者があっても、登録外であれば助成対象の工事として認められません。
また、施工内容や製品ラインナップ、価格帯が限られる場合があり、自由に比較検討して最適な選択をすることが難しくなるケースもあります。結果的に、希望するメーカー製品が使えなかったり、見積金額が相場より高くなる可能性もあるため注意が必要です。
施工業者によって費用に差が出る
太陽光発電の設置費用は、同じ設備でも施工業者によって大きく異なる場合があります。
太陽光発電の導入を検討する際は、複数社から見積もりを取り、内容をしっかり比較することが重要です。
複数社から見積もりを取得する際は、「エコエネ」のような一括見積もりサイトの利用がおすすめです。
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補助金の条件や申請方法に迷っている方も、見積もり比較サイトで検討の第一歩が踏み出せます。
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福生市の太陽光発電補助金 まとめ

福生市では、太陽光発電を含む省エネ改修に対して、工事費の20%(最大20万円)を補助する制度を実施しています。対象となるのは1kW以上の太陽光発電システムを含む工事で、市内の登録施工業者による施工が必須です。
申請は年3回に分かれており、予算が上限に達し次第終了となるため、次回の申請開始前に必要書類をそろえて準備しておくことが重要です。申請は福生市商工会の窓口でのみ受付されており、郵送では対応していません。
まずは信頼できる施工業者から相見積もりを取り、補助制度の活用方法について相談するのが第一歩です。

「どの補助金が使えるのか分からない」「登録施工業者に依頼できるか不安」そんな方には、一括見積もりサイトの活用がおすすめです。
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