熊谷市では太陽光発電・蓄電池などの省エネ設備に対して「再生可能エネルギー・省エネルギー設備設置費補助金」を交付しています。

- 太陽光発電:2万円/kW(上限10万円)
- 蓄電池:設置価格×5%(上限5万円)
熊谷市の太陽光発電・蓄電池補助金は、地域電子マネー「クマPAY」で交付されるのが特徴です。他の自治体では現金振込が主流ですが、熊谷市では現金で受け取れない点にご注意ください。
また上記に加えて、埼玉県の補助金や国の補助金も併用できます。ただし埼玉県と国の補助金を組み合わせることはできないので、どちらの補助金を利用するか検討する必要があります。
この記事では熊谷市の太陽光発電・蓄電池の補助金制度の概要や申請方法、太陽光発電を導入するメリット・デメリットを解説します。

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【2025年最新】熊谷市の太陽光発電補助金
熊谷市では、太陽光発電や蓄電池の設置に対する補助制度を実施しています。ここでは、補助内容や申請条件などを詳しく解説します。
補助対象設備と補助金額
熊谷市が交付する補助金の金額は、設置する設備の種類によって異なります。太陽光発電と蓄電池の補助金額は、以下のとおりです。
- 太陽光発電:2万円/kW(上限10万円)
- 蓄電池:設置価格×5%(上限5万円)
太陽光発電と蓄電池をセットで導入した場合、最大15万円の補助金を受け取ることができます。
どちらの設備も新品であることが要件となっており、中古品や個人による設置は補助の対象外です。
また設備ごとに耐用年数が設定されており、この期間中に再度補助金の申請をすることはできません。
補助対象設備 | 耐用年数 |
---|---|
太陽光発電システム | 17年 |
家庭用蓄電システム | 6年 |
補助金の申請受付期間
令和7年4月1日~令和8年3月31日まで
補助金の申請は、工事完了後または設備の引渡しを受けた後に行う「事後申請制」です。
申請の期限は令和8年3月31日までですが、予算の範囲を超えた場合は、期間内であっても受付が終了となります。
補助金の活用を検討している場合は、なるべく早めに工事を完了させ、必要書類をそろえて申請を行いましょう。
補助対象者の要件
補助金を受け取るためには、以下の条件すべてを満たしている必要があります。
- 市内の住宅に住民登録があり、未使用の補助対象設備を設置していること
- 工事完了日または設備引渡日が令和7年4月1日~令和8年3月31日であること
- 設備設置に建築基準法や都市計画法等の違反がないこと
- 市税(国民健康保険税を含む)に滞納がないこと
- 補助対象設備を耐用年数以上使用すること
- 設置は事業者によって行われたものであること(個人施工は不可)
- 市が求めた場合、運転データを提供できること
上記のうち、太陽光発電システムについては特例があります。
令和6年4月1日から令和7年3月31日までに設置された設備でも、電力会社との系統連系日(売電開始日)が令和7年4月1日以降であれば対象になります。この場合、提出書類が追加されるため、事前に環境政策課(048-536-1547)へ問い合わせてください。
また、補助対象となる建物や敷地に法令違反がないことや、個人によるDIY設置が対象外である点にも注意が必要です。
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熊谷市の太陽光発電補助金申請方法

補助金を確実に受け取るには、適切な手順で申請を行うことが重要です。ここでは、熊谷市の補助金申請の流れや必要書類について、詳しく紹介します。
申請方法
熊谷市の補助金申請から交付までの流れは、以下のとおりです。
-
STEP1補助金交付申請書を提出設備の設置完了後、申請書類を提出します。金額の訂正には捨印は使えません。申請時点で「クマぶら」内の地域電子マネー「クマPAY」に登録している必要があります。
-
STEP2必要書類の提出補助金申請に必要な書類をそろえて提出します。書類の詳細は次の項目で紹介します。
-
STEP3交付決定通知書の送付申請書の受付月の翌月中旬から下旬にかけて、「交付決定通知書(様式第4号)」が申請者に送付されます。4月受付分については、6月中旬から下旬の発送を予定しています。
-
STEP4補助金の入金交付決定後、申請者の「クマPAY」アカウントに補助金が入金されます。入金状況をご確認ください。
補助金の申請は、窓口・郵送・電子申請のいずれかの方法で行えます。
窓口申請・郵送申請
申請書類は、熊谷市環境部環境政策課(江南庁舎2階)へ提出してください。郵送での申請も可能ですが、以下の宛先へ送付する必要があります。
【提出先】
〒360-0192熊谷市江南中央一丁目1番地
熊谷市環境部 環境政策課
TEL:048-536-1547
電子申請
熊谷市の補助金は、パソコンやスマートフォンを使ってオンラインで申請することも可能です。市の「電子申請・届出サービス」からアクセスし、必要事項を入力して申請してください。
添付書類が不鮮明な場合、申請を受け付けてもらえないことがあります。写真や書類は、文字が読み取れるよう鮮明に撮影・スキャンしてください。
電子申請フォームのリンクやQRコードについては、熊谷市公式サイトから確認できます。
必要書類
熊谷市の補助金申請には、設備の設置が完了した後に、書類を提出する必要があります。提出書類に不備があると申請が受理されないので、必ず内容を確認して漏れなく準備してください。
- 領収金額(支払)証明書(様式第2号)
- 設備全体の現況写真
太陽光発電システム:パネル全体が見える写真
蓄電池など:設備全体が見える写真+型式・製造番号が分かる写真 - 補助対象機器の保証書などの写し
保証書、出荷証明書、または補助対象機器の記載がある建物保証書の写し - 設備設置および補助金申請同意書(様式第3号)
設置建物が共有名義、または申請者以外の所有者である場合に必要 - その他、市長が必要と認める書類
【市税等の滞納確認に同意しない場合のみ】
- 市税納税証明書(熊谷市税条例施行規則様式第42号その2)
写真や書類の添付については、文字や型式番号がはっきり読み取れるよう、鮮明に撮影・コピーしてください。画像が不鮮明な場合、受付が保留または却下となることがあります。
申請時の注意点
補助金の申請にあたっては、書類の不備や登録情報の誤りによって申請が無効になる場合があります。
スムーズに交付を受けるためにも、以下の注意点をよく確認してから手続きを行ってください。
- 必ず設備の設置完了後に申請すること
※設置前や工事中の申請は受付対象外です。 - 申請書は朱肉を使って押印すること
訂正がある場合は、使用した印鑑で訂正印を押すか、あらかじめ捨印を押してください。
※金額の訂正には捨印は使用できません。 - 補助申請には「クマPAY」の会員登録が必要
申請時点で、LINEアプリ内「クマぶら」にて地域電子マネー「クマPAY」の会員登録が完了していることが必須です。 - クマPAYの登録情報は申請者本人のものに限る
申請書には、申請者自身のクマPAYカード番号と登録済の電話番号を記載してください。 - 電子申請の場合は添付資料の画質に注意
写真や書類の文字・型番が不鮮明な場合、申請が受理されないことがあります。
とくに「クマPAY」への事前登録は見落とされやすいため、余裕を持って準備することをおすすめします。
また、提出前には書類全体を再確認し、誤記・不足・読みづらさがないかをチェックしてから申請してください。
埼玉県や国の補助金と併用できる?

熊谷市の補助金は、埼玉県や国の補助金と併用できます。ただし国と埼玉県の補助金は併用できません。
補助金の種類 | 熊谷市補助金との併用 | 国補助金との併用 |
---|---|---|
熊谷市補助金 | - | ○ |
埼玉県補助金 | ○ | × |
国補助金 | ○ | - |
熊谷市の補助金と併用できる埼玉県の補助金
- 太陽光発電設備:7万円/kW(上限35万円)
- 蓄電池:10万円(一律)
埼玉県の補助金は、令和7年5月26日(月)から募集が開始されており、6月時点で予算の残りは24%ほどとなっています。
太陽光発電の補助を受けるには、以下の要件を満たしている必要があります。
- 太陽光発電設備は、系統連系され、発電量の30%以上を自家消費すること
- FIT(固定価格買取制度)認定を受けない
- 太陽光発電と蓄電池をセットで導入する必要がある
FIT認定を受けたいと考えている方や、蓄電池の導入を検討していない方は、埼玉県の補助金は向いていないかもしれません。
認定事業者以外に工事を依頼してしまうと、補助の対象外となってしまうので注意が必要です。
また予算の残りがかなり少なくなってきているので、申請を検討している方は早めに手続きを進めましょう。
埼玉県の補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
熊谷市の補助金と併用できる国の補助金
熊谷市の補助金と併用できる国の補助金には、「DR補助金」というものがあります。
DR補助金は、国(経済産業省)が実施する家庭用蓄電池導入支援事業で、ピーク時の電力需要を抑える「デマンドレスポンス(DR)」に対応した蓄電池の導入に対して補助金が支給されます。個人での申請はできず、販売事業者を通じて申請します。
- 補助金額:蓄電容量 × 3.7万円/kWhまたは機器代+工事費の1/3(いずれか低い額)
- 上限額:最大60万円
- 対象機器:SII(環境共創イニシアチブ)に登録されたDR対応蓄電池
- 申請期間:2025年4月中旬〜12月5日
- 要件:新品であること/目標価格13.5万円/kWh(税抜)以下/設置前に契約・設置していないこと
この補助金は、川越市の補助制度と併用可能ですが、他の国の補助制度とは併用できません。
またこちらの補助金も予算の残りがかなり少なくなっているので、早めに申請を行う必要があります。
DR補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。
熊谷市で太陽光発電設備を導入するメリット

熊谷市で太陽光発電を導入することには、多くのメリットがあります。ここでは具体的なメリットを紹介します。
オンラインで申請を行える
熊谷市の補助金申請は、従来の窓口・郵送だけでなく、インターネットからも可能です。市の「電子申請・届出サービス」を使えば、パソコンやスマートフォンから、申請書や添付資料をアップロードしてそのまま提出できます。
必要書類をデータで管理できるため、紙の紛失リスクも減らせます。ただし、画像が不鮮明な場合は申請が受理されないことがあるため、書類のスキャンや写真は鮮明に撮影する必要があります。
複数種類の設備の申請が可能
熊谷市の補助金制度では、太陽光発電システムだけでなく、蓄電池やエネファーム(家庭用燃料電池)、太陽熱利用システムなど、さまざまな省エネ設備が対象になっています。
たとえば、「太陽光発電+蓄電池」の組み合わせなら、最大で15万円(太陽光最大10万円+蓄電池最大5万円)の補助が受けられます。
毎月の電気代を抑えられる
太陽光発電は、自宅で発電した電力を日常生活で使えることが最大のメリットです。特に、冷暖房や家電の使用が多い昼間の時間帯に、電力会社からの買電量を抑えられるため、月々の電気代を安定して削減できます。
さらに、蓄電池と組み合わせることで、夜間や停電時でも自家発電した電気を使うことが可能になります。電力単価の高騰が続く中、自宅で電気を「つくって使う」仕組みは、家計の固定費を抑える有効な手段といえるでしょう。
熊谷市で太陽光発電を導入するデメリット

太陽光発電は魅力的な設備ですが、設置には初期費用や管理の手間がかかることも事実です。導入後に後悔しないためにも、デメリットや注意点をあらかじめ理解しておくことが大切です。
補助金は現金で受け取れない
熊谷市の補助金は、銀行口座への振り込みではなく、「クマPAY」という地域限定の電子マネーで支給されます。クマPAYを使うには、LINEアプリで「クマぶら」に登録し、カード番号や電話番号の入力が必要です。
スマートフォンやLINEの操作に慣れていない人にとっては、登録や設定が手間に感じられることがあります。
使える場所が限られる可能性がある
クマPAYは、熊谷市内の加盟店でしか使えません。地元のスーパーや飲食店では使えますが、大手家電量販店やネット通販では使えないことがあります。
「どこで使えるのか」を調べたり、使うためにお店を選んだりする必要があり、不便に感じる人もいるでしょう。
施工業者によって費用やサポートに差がある
太陽光発電の設置費用は、業者によって大きく差があります。同じような設備でも、見積もり額が10万円以上違うことも珍しくありません。
また、工事の品質やアフターサポートの内容も業者によってばらつきがあります。中には、設置後の相談や修理対応が不十分な業者もあるため、事前に比較検討せずに契約すると、後悔につながることもあります。
補助金制度を最大限に活用するためにも、複数の業者から見積もりを取り、最適なプランを比較検討することが大切です。
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熊谷市の太陽光発電補助金まとめ

熊谷市では、太陽光発電や蓄電池の導入に対し補助金を交付する「再生可能エネルギー・省エネルギー設備設置費補助金」を実施しています。
- 太陽光発電:2万円/kW(上限10万円)
- 蓄電池:設置価格×5%(上限5万円)
太陽光発電と蓄電池をセットで導入した場合、最大15万円の補助金を受けることが可能です。しかし現金での受け取りはできず、「クマPAY」という地域限定の電子マネーで支給されます。
また熊谷市の補助金に加えて、埼玉県の補助金(最大45万円)や国の補助金(最大60万円)も併用できます。
太陽光発電の導入費用は、設置する設備や業者によって大きく異なります。まずは複数社から見積もりを取り寄せて、費用や条件を比較してみることから始めましょう。

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